●Final
Cut Pro 4/DVD Studio Pro 2/Shake 3発表
NAB2003にてFinal
Cut Pro 4, DVD
Studio Pro 2, Shake
3という3製品同時のメジャーバージョンアップの発表となりました。かなりの力の入れようです。3つ同時とは思わなかったなぁ。
個人的にはFCP4は(これから詳しく検証してゆくので)ともかくとして、DVD
Studio Pro 2がどんなことになっているのかが非常に気になってたりします。
ざっと見たところ、以前買収したSpruce
Technology社のDVD MaestoroとFCPのインターフェースをうまく取り入れて、「刷新された」って感じで第一印象は大変よいです。
タイムラインベースのトラックエディターなどはまさにMaestoroベースですし、FCPの代表的なインターフェースである編集オーバーレイも採用されているなど、(FCP,
Shakeは順当な進化かと思われますので)DSPこそ今回の目玉かとも感じられます。期待できそうな予感がしますね!(線を引っ張ってリンクが張れるかどうか、個人的には非常に気にはなるのですが。)
また、特筆すべきはCompressorツールで、説明によれば
Compressor works as a stand-alone product or as an integrated
encoding option that you can use from within Final Cut Pro 4 or
DVD Studio Pro 2, so you can choose the workflow that best suits
your style. For example you can launch it directly from the export
menu within Final Cut Pro 4.
ワークフローに合わせてDSPでもFCPからも、そして単体でも利用できる、ダイナミックプレビューやバッチCleanerの一部まで統合されたような総合圧縮インターフェースになっています。ドロップレットの作成も可能なんですね。
MPEG2の2-pass VBRや強制I-frameも可能になったようで、ようやくいっぱしのMPEG2エンコード環境が整ったといった感じもしますし、どこまで細かいパラメータが調整できるのか、また画質やエンコード速度は実際のところどうなのかわかりませんが、少なくともいままでのおまけエンコーダーよりは雲泥の差です。
#ところでSpruceはハードウェアエンコーダーも持っていたのですが、これはどうなったんだろう…?あと、日本電子計算株式会社は初期にMaestoroの代理店だった会社です。まだページ残ってるんですね(^^;)。
とりあえずはこんなところで、FCP4については追々詳しく見ていくことにしたいと思います。 |