…今回は大量まとめ更新(^_^;)↓
○アップル、Mac
OS Xに対応したShake 2.5を発表
と、9/2,3にアップルセミナールームで開催されたお披露目会「プロフェッショナルビデオセミナー」の簡単なレポートです。
私は9/3に参加しましたがほぼ満席で、前日も目一杯の参加者だったそうです。
全体では3部構成で、はじめに各種展示会でもおなじみのマーケティングの古村氏からFCP3についての概要紹介、次にApple本社のShakeのワールドワイドプロダクトマネージャー、Jean
Luc Bouchard氏が通訳を通してデモを行い、最後にFCPを中心としたハイエンドプロダクトの紹介で、イメージワン社の松井氏によるCineWaveでのHDソリューション、及びフォーカルポイント社の岩崎氏による、早くもJaguarに対応しているKONA
SDの10bit非圧縮ソリューションの紹介というものでした。
一通りデモを見るところ、Shakeについては従来の機能と大きな差はなく、やはりOS
X版という部分が最大のポイントでしょう。インターフェースもAqua以外の大きな変更点はなさそうです。
デモの前半では海外で実際に放送されているCMの合成手順を通してノードツリーによる合成、カラコレといった機能やとにかく高速なプレビューやレンダリングパフォーマンスを披露、後半は32bit深度まで扱えることによるクォリティの高いグラデーションや色の扱いを紹介していました。
また、プログラミングのできる方ならスクリプトを組んで任意の処理の自動化、パラメータを自動計算させてのマクロエフェクトの自作などが可能で、こうしてつくられたShakeアーティスト達のプラグインがhttp://www.highend2d.comなどから手に入ることのこと。こうした(映画やプロモなどのシーンで必要に迫られてプラグインを開発、それを一般公開、といった)あたりは3Dアプリにも通じる感がありますが、AfterEffectsなどの合成/モーショングラフィックソフトとは方向性や懐の広さは格段に違うわけです。
キャプチャー及び書き出しには別途ソリューションが必要ですが、合成能力的には数Kの解像度のフィルム素材とビデオの混在も問題なく、デスクトップPCベースながら、変な話SD解像度までしか扱えないワークステーション製品(Henry
Infinityなど)よりも安価ながら仕事の範疇は実用ベースで広いのではないかと思いますし、CMや映画などのハイクォリティな合成に十分使えるだけのものがあります。
実用性といえば、同程度の機能・価格とはいえCombustionでは速度面でストレスが溜まるでしょう。Combustionの優位性は、上位システムと共通のインターフェースやセットアップの共用化(や3D空間やパーティクルなど)であって、上位システムあってのあくまでサブシステムの様な気がします。この点、他のシステムとどこまで(トラッキング情報などのデータの)互換性があるか分かりませんが、覚えてしまえば全体のパフォーマンスではShakeを生産性の高いメインシステムとして使えそうです。しかも安いので数セット/数チームの構成もそう難しいことではないでしょう。
また、Windows版は今バージョン限りでなくなるそうです。
第3部では、CIneWaveについてはCineWaveでつくられたオンエアもののHDコンテンツ数点や、それを会場に映しているNTSCのプロジェクターにはCineWaveシステムからHD信号がリアルタイムにダウンコンされている点、24Pの作品では同時に2-3プルダウンも行っている点(これも面白いですよね。使い方が広がりそうです)もフォローで説明があり、KONAではJaguarへの対応と8bitでは階調飛びする様なグラデーションを10bitで奇麗に処理出来ている点、DVファイルを非レンダリングでSDIから出力/SDIからOffline-RTフォーマットでキャプチャーできる(これはすごく便利かも)点、23.98(23.976)に対応した点などの説明がありました。
# 用途というか方向性は、CineWaveはトータルシステムとして、KONAやD-1 Desktopなどのボード類はCG出力用のワークステーション的な使い方なのでしょう。
さて、どこまで認知・ユーザー層が広がるか!?
#また、写真付詳細レポートがMacお宝鑑定団に出ていましたので、リンクしておきます。
○<ホットニュース>デジタルプロジェクターを活用しよう
先月DLP(DLP Cinema)館でSTAR WARSを見てきた話をしましたが、アップルのホットニュースではPowerBookで業務用(小規模用)DLPプロジェクターを使おう!という提案をしていました。ちなみに、DVDプレーヤにDVI端子がつけばホームシアタークラスでもDLP上映ができるって事なんですかね?
○ピクセラからCapty
DVD/VCDが発表に
ピクセラから低価格ながらチャプターやメニューが扱えるDVD/VideoCDオーサリングソフトCapty
DVD/VCDを9/28から販売開始するという発表がありました。
同ソフトではイメージファイルの生成までを行うので、ライティングはROXIO
TOAST 5などのソフトが必要ながら、9/14より販売開始が発表されている同社のCaptyTV/PCIをはじめとするCapty
TVシリーズのほか、番外編でご紹介しているDVDレコーダーのファイルもそのまま素材として利用することができ、低価格・高機能のお手軽系ソフトとして大変楽しみな製品です。
基本機能はiDVD2と同程度に加えてチャプターが扱える、という以外に何がいいかって、それは外部のMPEG-2ファイルと後付けのDVD-Rドライブが使用できるという点です、もちろん。ハイ。
○「Boris GRAFFITI ver2ってどうよ?!」
satoruさんから8/28にメール頂いておりました。ありがとうございます。
Boris GRAFFITI ver2のできる内容がすばらしい。と宣伝を見て買ったがよいが、マニュアルは、英語であった。なんとか勝手に解釈して使ってみようと試みているが、はっきり言って疲れますね。
はっきり言って、「こんなことができる」版が写真などでたくさんあると使いやすいと思います。
このホームページでも扱っていただけるととってもうれしいなと思います。
ときどき、本当に参考になる例が載っているので、毎日「今日はどんなのがあるかな?」と楽しみに見ています。
日本ではイメージワン社の扱っているBoris
GRAFFITI ver2についてですね。 残念ながら私は所有しておらず、詳しくご紹介することが出来ません。
でも、文章は英語ながら、「こんなことができる」QTムービーなら本家のサイトの"Product
Feature Tour"を開いて進んでいくと見ることが出来ますよ。ムービーなので説得力あります(^_^)。
また、お使いの方がおられましたら、スクリーンショットと簡単な説明書き程度で構いません(詳細ならなお有り難いです)ので、レポート頂けると嬉しいです。
○<玄光社>PasoVi 009
8/29から玄光社よりPasoVi
009が発売されています。
今号のFinal Cut Salonは「ウィンドウレイアウト」。これは私がFCPを気に入るきっかけとなったユーザーインターフェースの部分ですので、VAIO/Premiereワールドの皆さまにはぜひ一度ご紹介したいと思っていた部分でした(笑)。お読みになった方はぜひご感想などお聞かせ願えればと思います。
また、「もっとこうしたらどうか」「こんなのもいいんじゃないか」といったご意見、ご要望は次これやろうぜ!投票にお寄せ下さい。なかなか的を得たご要望も集まりつつあります。
ほかにもタイトル(テロップ)などのテクニックはFCPで応用の利くものも紹介されていますので、「Mac関連のページが少ない!」とおっしゃらずに(^_^)参考になさって下さい。
○プレスリリース/イベント情報
*8/29
フォーカルポイントコンピュータ株式会社
23.98fpsをサポートするKONA-SDドライバ2.1をリリース
フォーカルポイントコンピュータ株式会社は、AJA Videoの8/10bit非圧縮SDI
ビデオキャプチャカードのKONA-SDのソフトウェアアップデートKONA-SD 2.1ド
ライバのリリースを発表した。新しいドライバはフォーカルポイントコン
ピュータサポートページにて無償ダウンロードできる。...
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