Motion 5:5.0.1アップデート

Motion 5.0.1がリリースされました。
Mac App Storeからアップデートできます。

以下引用:

バージョン5.0.1の新機能
このアップデートにより、全体的な安定性とパフォーマンスが向上します。今を含みます:

  • デュアルディスプレイに対応します
  • マルチチャンネルオーディオの読み込みと再生に関する問題を修正します
  • キーフレームをマイナス時間で移動するときの安定性の問題を解決します
  • “インスペクタ”を開いているときにテキストが間違って配置される問題を修正します
  • 文字を調整したときに文字間のカーニングが正しく適用されるようになります
  • “ドラフトモード”でタイトルに空のストリングを入力するときの安定性の問題を解決します

このアップデートは、すべてのMotion 5ユーザにお勧めします。

FCP X:10.0.1アップデート

Final Cut Pro Xの最初のアップデート(10.0.1)がリリースされました。

Final Cut Pro X Software Update

アップデートはMac App Storeからインストールできます。

以下引用:

バージョン10.0.1の新機能
このアップデートにより、全体的な安定性とパフォーマンスが向上し、以下の機能が追加されます。

  • ロール機能を使用して、オーディオおよびビデオのステムを1つのマルチトラックQuickTimeムービーまたは個別のファイルとして書き出せます
  • 他社製のワークフローに対応するために、XMLの読み込みと書き出しができます
  • 編集者間の共同作業を向上させるために、プロジェクトやイベントをXsan上に置くことができます
  • プロジェクトにカスタムの開始タイムコードを設定できます
  • 接続クリップに1回の操作でトランジションを追加できます
  • OS X Lionでフルスクリーン表示を有効にできます
  • GPUアクセラレーションをオンにした書き出しにより、配信速度を向上できます

このアップデートは、すべてのFinal Cut Pro X ユーザにお勧めします

Mac App Store:購入ステータスの誤作動

OS X 10.6.7から追加された、FCP X/Motion 5/Compressor 4の唯一の購入窓口となっているMac App Store。

このMac App Storeで、アップデートやインストールなどのステータス(ボタンの表示)が不自然な場合に考えられるケースを書いてみます。


Mac App Storeでは、システム内の「アプリケーション」フォルダに該当するアプリケーションがインストールされているかどうか、また、そのバージョンをチェックして、未インストールなら購入やインストール、アップデート可能ならアップデートといったステータスになります。

もしインストール済みでありながら再びダウンロードしたい場合は、再ダウンロードも可能です。

しかし、入れたはずなのにまたダウンロードできるようになっていたり、逆に入れてないはずなのに「インストール済み」など、Mac App Storeのステータスがどうもおかしいといった場合は、次の原因が考えられます。

端的にいえば、マシンに複数のシステムHDDが混在していないか?ということです。

Macは旧来より複数のシステムから起動に使うものを選べ、Mac OS 9からは標準で「起動ディスク」設定から次回起動するシステムを選べるようになっています。

Mac OS Xでも起動ディスクの選択は標準になっていて、業務であれば有事(納品間際にまさかの起動不能、とか)の際の安定環境を控えておいたり、特にSnow LeopardからLionへの移行やFCP 7環境を残しつつFCP Xもさわり始めるといったシチュエーションでは、複数のシステムHDDやパーティションがマウントされている状況はそう珍しくもないかと思います。

私のマシンもLionと2つの目的別Snow Leopardのシステムが接続されていて、必要に応じて切り替えています。systemsetup_Screen001

しかし、このような状況では、Mac App Storeは今どのシステムから起動しているのかを正しく判断できないようです。

■Mac App Storeの誤作動
状況:次のHDDがマウントされている
・Lionのシステム=FCP X 10.0.1、Motion 5.0.1、Compressor 4.0.1
・Snow Leopardのシステム=FCP X 10、Motion 5、Compressor 4

FCP X関連を最新版にアップ済みのLionで起動してMac App Storeを開いてみると、それぞれのアプリは「アップデート」のステータスになっています。

起動中のLionシステムではこれらはすでにアップデート済みなので「インストール済み」になっていないとおかしく、この時点で誤作動です。

が、結果が気になったので試しにMotionのアップデートボタンを押してみました。

App Store_Screen001

すると、特にエラー表示もなくダウンロードを開始しました。

つまり、Mac App Storeは「確かに存在するMotion 5を5.0.1にアップデートしている」わけで、案の定FCP X関連をアップデートしていないSnow Leopardのドライブ内のアプリケーションフォルダを観察していたら、こっちがアップデートされちゃいました。

Finder_Screen002

systemsetup_Screen001-caption

■対処方法
このような場合は、ディスクユーティリティ(アプリケーション/ユーティリティ内)で不要なシステムパーティションをマウント解除するか、可能であれば物理的にHDDを外してMac App Storeを開くと正常に動作しますので、複数システムを使い分けていてどうもApp Storeが正しく動かないといった方はお試しください。

FCP X:GPU書き出しテスト

FCP X 10.0.1では書き出しの際にGPUを利用するようになったとのこと。

そこで、簡単な比較をしてみました。


・同じマシン
・同じプロジェクト
・同じ設定
で、書き出しを比較しました。

※なお、OSはFCP X 10.0=Snow Leopard 10.6.7 (64bitカーネル)、FCP X 10.0.1=LionですのでOSの差が排除し切れていないことをご了承ください。

※特に関連する設定はないようですので、10.0.1では書き出し時に常時GPUが活用されるものと思われます。

1.それぞれの環境で同じプロジェクトを開きます。
Final Cut Pro_Screen013

#10.0.1ではプロジェクトのアップデートが必要で、アップしたら10.0では開けなくなりますので、事前に10.0.1用にコピーしておきます。

続きを読む

FCP X:共有のデフォルト設定が変更?

FCP X 10.0と10.0.1の変更点として、明記はされていませんが、「共有」の際の書き出し設定において一部のデフォルトが変更になっている模様。

確認できる限りにおいてですが、たとえば「共有/Appleデバイス」でiPadを選び、詳細設定を開くと、
・10.0=高品質(マルチパス)
・10.0.1=高速(1回)
となっています。

変更して書き出しても、次回はデフォルトに戻る(要確認)ようですし、詳細ボタンで展開しないと見えない部分ですが、品質と書き出し時間に関わる結構大事な部分なので、書き出しの際は要チェックポイントかと思います。

Final-Cut-ProScreenSnapz001

加賀ソルネット:Final Cut Pro Xセミナー

加賀ソルネット社主催のセミナー情報です。(詳細・お問い合せは下記主催者情報を参照ください)

加賀ソルネット株式会社は2011年8月25日、26日の2日間、アップルジャパン株式会社、AJA Video Systems、ブラックマジックデザイン株式会社協力のもと 、 Final Cut Pro Xセミナーを開催致します。
業務用ファイルベースワークフローの最新動向を是非ご覧ください。

 

FCP X:トランジションに背景を置く際の注意

FCP Xでクロップや縮小、不透明度を下げるなどしたクリップをトランジションさせる場合、背景に任意の素材を配置するには注意が必要です。


■基本シナリオは使用しない

こちらで触れているとおり、基本シナリオ上でトランジションを適用した場合、トランジションの箇所だけ下のレイヤーが表示されません。

トランジション中にも正常に背景を透過させるには、基本シナリオ以外のシナリオでクリップA/Bをトランジションさせる必要があります。

・フルスクリーンでない、なおかつトランジションさせたいクリップが基本シナリオにある場合は、対象のクリップを基本シナリオからリフトします。
Final Cut Pro327

続きを読む

FCP X:基本シナリオはトランジションの背景処理がおかしい

※2011.7.26-23:15改訂。初出時から内容を加筆修正してあります
また、こちらと併せてお読みください。

Final Cut Pro X(10.0)には、「基本シナリオ」と「シナリオ」があり、「基本シナリオ」にはトランジションの背景処理に関する問題があります。


基本シナリオ内で作業している場合、フルスクリーンのクリップを扱っている分には問題ありませんが、FCP Xでトランジションの前後のカットをクロップする場合、背景は黒でないと成立しません。

この実験は簡単です。

基本シナリオ内で、クリップAとBそれぞれをクロップしたとします。
そして、背景(基本シナリオの下)に別の絵(図では水色の部分)を配置します。

Final Cut Pro318

続きを読む

アップル:Final Cut Pro フィードバック

アップル社にて、Final Cut Proへのフィードバック(要望や改善、バグ報告など)を受け付けています。

http://www.apple.com/jp/feedback/finalcutpro.html

サイト左上にも「FCP X Feedback」リンクボタンを付けました。

※先日私もこの問題を報告しました。

日本では、価格改定に関してのFCP Xの返金対応は無し

先週のiTunes / App Storeの為替レート見直しによる価格改定について、ストア内でも異例の高額商品であるFCP Xに対してなんらかの(具体的には、返金等)措置がとられるかどうか日本のiTunesストアに問い合わせてみました。

結果は特に対応は行わないとのことです。


問い合わせはこちらのフォームからで、内容は「今回の価格改定で発生した差額について、何らかの対応はありますか?」という趣旨のものです。

※「FCP Xが気に入らないのでお金返して」というものではなく、あくまで価格改定にまつわるもの。

これに対して、アップルから以下の回答が返ってきました。

——以下、要所のみ転載——
今回、アプリケーションの価格改定後の差額についてのお問い合わせをいただきました。この件に関しましてご迷惑をおかけして申し訳ございません。

お問い合わせいただいた「Final Cut Pro」と「Motion」に対する払い戻しを検討いたしましたが、iTunes StoreおよびMac App Storeの販売規約の返金規定に基づき、払い戻しはできかねますのでご了承ください。ご要望にお応えできず誠に申し訳ございません。

この返金ポリシーは、アップルの返金ポリシーとも一致しており、著作権保護されたマテリアルを守るために規定されておりますので、ご理解いただけますようお願い申しあげます。

また、商品の価格はいつでも変更することがあり、値下げもしくは販売促進価格の場合でも価格保護または返金を行っておりません。
今回の件につきましてお客様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、ご理解とご協力をいただけましたら幸いです。

今後ともiTunes Store/Mac App Storeをどうぞよろしくお願いいたします。

iTunes StoreおよびMac App Storeの販売規約の詳細は以下のページをご参照ください:
http://www.apple.com/legal/itunes/jp/sales.html
—–ここまで—–

なお、数名の方から同様の返事があったことを確認していますので、統一見解なのでしょう。(もしこれと異なる事例があったら、それはそれで問題です)

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