FCP X:基本シナリオはトランジションの背景処理がおかしい

※2011.7.26-23:15改訂。初出時から内容を加筆修正してあります
また、こちらと併せてお読みください。

Final Cut Pro X(10.0)には、「基本シナリオ」と「シナリオ」があり、「基本シナリオ」にはトランジションの背景処理に関する問題があります。


基本シナリオ内で作業している場合、フルスクリーンのクリップを扱っている分には問題ありませんが、FCP Xでトランジションの前後のカットをクロップする場合、背景は黒でないと成立しません。

この実験は簡単です。

基本シナリオ内で、クリップAとBそれぞれをクロップしたとします。
そして、背景(基本シナリオの下)に別の絵(図では水色の部分)を配置します。

Final Cut Pro318

Final Cut Pro322

そして、AとBにクロスディゾルブをかけてみます。

Final Cut Pro324

すると、トランジションの間だけ、クロップされた部分が黒になってしまいます。

Final Cut Pro319

時間軸で並べるとこうなります。

1.トランジション前
Final Cut Pro318-1

2.トランジション開始
Final Cut Pro319-1

3.トランジション中
Final Cut Pro320

4.トランジション最終フレーム
Final Cut Pro321

5.トランジション後
Final Cut Pro322

ダッシュボードのTCをご覧いただくとわかりますが、図1と2、4と5は隣り合ったフレームで、つまりトランジションの間だけ唐突に背景が黒になります。

別のトランジションだと、「クロップされた部分が黒くなる」ということがよくわかります。

・キューブ
Final Cut Pro300

・スウィング
Final Cut Pro301

・そして特に挙動がおかしいのが「スワップ」。
反射など複雑な処理をしているため、単純にクロップされた部分でもない部分が黒になってしまいます。
Final Cut Pro303

#ちなみにクロップ無しの場合
Final Cut Pro304

この問題を回避するには、「基本シナリオ以外のシナリオでトランジションさせる」という方法を取ります。

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