Hardware

Mac Pro (2)

内部-HDDベイ
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今回のMac Proのケースは外見は基本的にPowerMac G5のマイナーチェンジという路線で、比較しても細かい違い程度しかありません。 しかし、内部は「これ以上ないのでは」という実に巧みな設計、というか「デザイン」になっています。

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拡張性に乏しかったG5と打って変わって、発表でも触れられていたように特にビデオ用途をメインに考えて作られており、SATAのHDDを4台内蔵することが出来ます。システムに一台、その他をワークというのが無難なところだと思いますが、システムを外付けにして4台をストライピングすることも可能。なお、特にRAIDコントローラーはないのでOS対応になります。
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専用のHDDマウンタ。標準構成では付属のHDDは一台ですが、マウンタはダミーも含めて4台分付属します。
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それぞれに番号が振られています。
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HDDを装着するとこのような状態。
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本体側はSATAと電源の端子が待ち受けており、
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天井のガイドに沿って差し込むとケーブルレスでHDDと接合されます。なので、抜く時もマウンタを引っ張るだけ。
エレガント。

Mac Pro (1)

パッケージ
Mac Proです。
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フツーのパソコンを買ってきただけだとパッケージなんて(エコ的に工夫でもされてない限り)見るべきところもないのでサクッと紹介程度なんでしょうけど、ブランド品のごときこのパッケージはそれなりにご紹介する価値がありそうなので、パッケージからいきます。

タワータイプのMacとしては、今回からパッケージが縦長に、奥行きは薄くなりました。そのワケは…
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とその前に、箱を開けるとキーボードとともに黒い箱に書かれた例の文字が目に飛び込んできます。
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箱とキーボードの下に、ケーブル類がコンパクトに収められています。
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キーボードの載ったスチロールトレイはフタ代わりになっていて、取出すと、本体が頭を覗かせます。
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そして縦長のわけ…本体をすっぽり抜き出すことが出来る仕様になっているのでした。これ、よく考えられてます。今までは、いわゆる巨大ピザボックス型の横置きで2分割の一旦片側の大きなスチロールを外し(ここにキーボードなどの同根物が収まっていた)、本体を起こして「いよっ」と箱から取り出していた(と思う)のですが、それから比べると3分割で小さいフタを外すだけで本体が抜き出せるのでかなり作業もスマートです。
※この方式はPowerMac G5後期からとのご指摘をいただきましたので、追記しておきます。
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そして同梱物の箱。
MacBook Proからだったでしょうか、箱を開けると”Designed by Apple California”の文字が目に入ってくるのが最近のMacのパッケージ。
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化粧箱というよりは化粧品くらい入ってそうなこの箱はスライド式になっており、
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システムソフトやドキュメント類とマウスがシンメトリーに入っていて、なおかつマウスケーブルは厚紙で目隠しされています。
そこまでこだわるか。
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中味はシステムディスクと、
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マニュアル、保証書関係。(とお約束の林檎シール)
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マニュアルは英語表記ですが、ページ数が増えたようでそれなりの冊子になっています。
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Mac Pro (5)

 

内部-5インチベイ
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開けるまではさらっと流そうと思っていた5インチベイ。
実はここが一番予想外(の美しさ?)でした。

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美観を保つカバーも兼ねる5インチベイのキャリアも、引っ張ると抜けます。
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機能面ではあまり意味がないようなこのカーブをつけるあたりが、また大英帝国勲章デザイナーのこだわりを感じるわけです。(ちなみにこのくらい引き出すと、男性諸氏の中にはミサイルポッドのようなメカっぽいものものを連想される方も多いと思います。恐らくそういう遊び心っぽい要素は意図的かと。)
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こちらはIDEと電源ケーブルで接続ですが、
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半鏡面の電源ユニットや、
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マザーボードから延びたそのケーブルが、見事にまとめられています。(床には光沢が美しいガイドピンが。)
opt6ここを開けてみて、工芸品かよっ。と思わず見とれてしまいました。ここまでせんでもいいだろう^^;という部分をここまで仕上げるとは。 (写真では伝わりづらいかもしれませんが、実際見てみると見事です。この写真だけを見て「パソコン内部の写真以外には見えない」と言い切れるかどうか、ってとこでしょうか。)

※天井には温度センサー?

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戻す時は、キャリアの溝とガイドピンを合わせて押し込みます。

MacBook Pro対応 SATAアダプタ

複数の販売店で、FirmTek社のMacBook Pro向けのExpressCard/34スロット用SATAインターフェースアダプタSeriTek/2SM2-Eが販売されています。

特にFireWire800ポート不採用の15インチモデルへの高速HDDインターフェースとしてeSATA対応の外付けケースを使用できるようになります。

※起動不可、ポートマルチプライヤ、マルチレーン、RAIDコントローラーなし。
※BootCampでのWindows XPから利用可能

キットカット
秋葉館

(2006.7.4現在)

DeckLink HD:訂正

3/22に公開しましたKONA3(その2)の文中で、DeckLink HDではHDVのライブモニター出力が出来ない趣旨の内容を書きましたが、2005.7.12リリースのFCP5+ドライバVer.5で可能になっておりますので、訂正致します。

AJA KONA3(その2)

※製品発表会レポート
KONA3製品概要(その1)(その2)

■コントロールパネル

KONAのコントロールパネルは上下に分割された分かりやすい構成で、上段には左から右に現在の信号の流れがグラフィカルに表示され、下段で項目ごとに詳細を設定していく形になっています。

 


項目(KONA3)は

Inputs (Video / Audio) ビデオはSDI 1と2、オーディオはAES/EBUかEmbeded(1-8ch or 9-16ch)かの選択
Format SDI 1と2それぞれの入力ビデオフォーマットの設定。アップ/ダウンコンバートの際の処理設定もここで行う
Digital Video Out SDI出力の設定。Primary / Secondary / Video+Key / Dual Linkの入出力マッピング
Analog Video Output アナログビデオ出力の設定。Composite, Y/C, Component各種。また、どの入力を出力するかの選択
Control Default OutputとPlayback Timing。Default OutputではMacintosh Desktop / Input Passthrough / Black / Test Pattern / Hold Last Applicationの切り替え、Test Patternの内容選択。Playback TimingではGenlockの同期対象の選択と垂直/水平同期の微調整
Downstream Keyer ハードウェアベースで出力に任意のグラフィックをオーバーレイできるDSKの設定。グラフィックファイルの選択や合成方法、不透明度などの調整
Setup Video SetupとAudio Setup。Video Setupではアナログのいわゆるセットアップ(0IRE/7.5IRE)、オーディオはCore AudioによりMacOS X自体のオーディオ入力がKONAに影響するのを防ぐ”Lock Input Audio Gain To Unity”のON/OFFと、K3-BOX使用時のアナログオーディオモニターの出力基準の選択
Codec Options Video Outでは静止状態の出力をフレームにするかフィールドにするかの選択によってインターレース素材を停止させたときブレないようにできる。24-30fps Conversionはプルダウンの設定。YUV-RGB Conversionではカラースペースとガンマを自動もしくは任意で設定変更が行える
RP-188 Timecode SDI Embededのタイムコードに関する項目。InputではRP-188TC及びU-bitにEmbededされたVaricam TCのモニタリングが行える。現状FCP5ではいずれもTCとして扱えないので、将来的な機能。OutputではQTファイルをハンドリングするユーティリティーでQTムービーに含まれるTCを出力するか、またオフセットやTCオーバーレイをさせるかの設定
Info ハードウェアやドライバ類の構成など、サポートのためのレポート情報がテキストで一覧表示される

となっており、放送業務で必要な設定が一通り行えるようになっているほか、信号の状態によってリアルタイムに表示が変化する上段のフローチャートと下段のパラメータのどちらからでも相互にクリックベースで操作が可能になっています。

■リアルタイムコンバージョン

その1)でも触れましたが、アップ/ダウンコンバート及びスケーリングをKONAが行うため、KONA2および3ではHDV編集にも大きなアドバンテージがあります。

通常一般的なFireWireまたはDeckLink HD*ベースでHDV編集を行う場合は編集中のモニタリングはあくまでCinema DesktopによるPCモニターでのプレビューに留まりますが、KONAではSDIに出力が可能となるため、放送用HDモニターで作業を行うことも可能となります。

また、テープに書き出す際も「ビデオにプリント」等の通常書き出しでは一旦エフェクト部分の処理及びカット部分のGOPを整えるため部分エンコードの工程が加わりますが、タイムラインがHD-SDI出力されるKONAであればタイムラインの再生品質を際高画質に、コマ落ち検出をONにして再生させればHD-SDI経由で(通常のレンダリングのみで)そのままHD-SDIデッキに収録を行うことも可能となります。

■ハードウェアライブインターナルキーヤー

2系統のSDIそれぞれにフォアとキーを出力できるほか、ハードウェアベースのいわゆるDSKとしても機能するため、入力に対してアルファつきのQTムービーや静止画をキーイングできるほか、Core Video経由でソフトによっては外部ビデオをKONAにでき、MotionなどのRGBAベースのアプリであればアルファ付きで出力されるため、これも入力ソースにリアルタイムに合成することができるなど、結構アイディア次第で使えそうです。(FCPなどアプリ側でGPIトリガーに対応してくれればさらに面白そうなんですけどね。)

■ユーティリティー

KONAと併せてAJAでは使い勝手の良いユーティリティーも提供しています。

  • システムの整合性をチェックする”AJA KONA Conflict Checker”
  • HDDのパフォーマンスチェックを行う”AJA KONA System Test”
  • スタンドアローンのキャプチャーソフト”AJA VTR Xchange”
  • KONA出力用のQTムービープレーヤ”AJA KONA TV”(HDVは非対応)
  • フォーマットと尺によってストレージ容量を計算する”AJA Data Rate Calculator”
また、Mac/WindowsそれぞれにKONA CODECも提供されているので、他の環境への受け渡しも問題なく行えます。

http://www.aja.com/support_kona.html

■取扱店

http://www.aja-jp.com/content/blogcategory/9/13/

以上、ざっと概要というかポイントを挙げて見ましたが、内容を見れば相対的な価格はかなり安いといえると思います。絶対的な価格はDeckLink HDの数倍はするので、用途によって棲み分けが出来ると思いますが、コンバータやジェネレーターなど他に代用できる機器がないような環境であれば一台はあるとかなり安心かと思われます。

*DeckLink v5.0ドライバでHDV Bridgeをサポート
(完)

インターフェイス別速度

USB1.1 12Mbps 1.5MB/s
USB2.0 480Mbps 60MB/s
FireWire(IEEE1394a) 400Mbps 50M/s
FireWire 800(IEEE1394b) 800Mbps 100M/s
SCSI-1 45Mbps 5MB/s
SCSI-2 (Fast) 80Mbps 10MB/s
SCSI-3 (Ultra)
ATA33 264Mbos 33MB/s
ATA66 528Mbps 66MB/s

AJA KONA3(その1)

※製品発表会レポート
KONA3製品概要(その1)(その2

■KONA3システム要件
http://www.aja-jp.com/content/view/177/54/■価格
KONA3価格:501,900円(税込)
K3-Box価格:50,400円(税込)

■PCI-X/PCI-Expressの関係

PCI-X
PCI-Xpress
KONA2 HD/SD/DualLink KONA3 HD/SD/DualLink
KONA LH HD/SD/Analog KONA LHe HD/SD/Analog
KONA LS SD/Analog KONA LSe SD/Analog

■Macとの親和性

KONAはアップルとの共同開発ということで、例えばCore Video / Core AudioやPCI-Expressへの対応など、Mac OS X 10.4(Tiger)や最新のQuad G5とシステムレベルでのインテグレーションがなされています。

これにより、FCPのみではなく、Core VideoやCore Audioを利用するアプリケーションに対してKONAがI/Oとして機能することになり、後付けのキャプチャーボードというよりは、純正Macへの機能追加という感覚かもしれません。

■KONA 2/3/LH/LHe共通機能

AJA VideoSystems社にはD-2 VTRとコンポーネントSDIシステムとのインテグレートなどでお馴染みの放送用コンバーターメーカーという背景がありますが、それを十分に活かして、 KONA2/3ではアップ/ダウンコンバート、LH/LHeではダウンコンバートをハードウェアで行います。これは単品のミニコンバーターと同等の能力があるとのこと。

また、KONA2/3及びKONA LH/LHeではDVCPRO HD(1280x1080i , 960x720p)及びHDV(1440x1080i)クリップのフルHDサイズへのスケーリングを同じくハードウェアで行えるという部分がアドバンテージになっており、DVCPRO HD及びHDVネイティブのシーケンスをKONAで1920×1080のフルスケールHDに伸長しながら2系統のHD-SDIに同時出力が行えます。

これはCPU負荷を軽減させるため、(ソフトウェアスケーリングタイプのボードに比べて)編集作業のレスポンス及び安定性が良い(感覚的な話ですので実際には自身で確認してみることをお奨めしますが)ほか、エフェクトや同時起動のアプリなどへの対応にも余裕が出来ることを意味し、更にDynamicRTのアクセラレーションもKONAで行うため、RTのストリーム数が増えるということでもあります。

■KONA 2/3共通機能

KONA2/3については、コンバート機能はEEスルーでも機能するため、Mac+KONA2/3で複数のミニコンバーターと同等以上の機能の利用が可能。

単純に定価ベースでいっても、
・ダウンコンバーター(HD10MD3)=320,000円
・DAコンバーター(D10CEA)=161,000円
・ADコンバーター(D10AD)=144,000円
・(アップコンバーター:該当製品無し?)

・計625,000円+α

となるわけで、対するKONAは、マルチインターフェイス+アナログオーディオ出力のためにK3-BOXを加えたとしても55,2300円で、これに加えてコンバーター部分だけでも(後述する)KONAコントロールパネルで詳細かつわかりやすくコントロール出来るという、ミニコンバーターにはないメリットを享受できるわけです。

つまり、例えば遊んでいるG5でもあれば、FCSやストレージを加えなくとも、マルチコンバーターとしてKONA2/3を導入するという選択肢もアリということですね。

(つづく)

据え置きHDVデッキ HVR-M25J/HVR-M15J発表

ソニー社から、据え置きHDVデッキ「HVR-M25J」「HVR-M15J」が発表になりました。

サイズはDVCAMデッキのDSR-45/11クラスのコンパクトなもので、HDV 1080i60/DVCAM/DVへの対応や、クロップ/スクィーズ/レターボックスの選択が行えるマルチダウンコンバートなど、デッキとしての基本的なスペックは業務用HDVデッキのHVR-M10J(生産完了)/カメラのHVR-Z1J / HVR-A1Jと共通。



http://www.sony.jp/products/Professional/index/information/20060302.html
http://www.sony.jp/products/Professional/c_c/hdv/HVR-M25J/index.html

加えてスタンダードサイズのカセットに対応しているため、DVSP276分テープで276分のHDV記録ができるのが大きな特長。また、カラーバーの他に1KHzトーンの出力など独自の機能も搭載。また、M25JではTCGによるプリセットタイムコード、ダウンコンバートの際のエッジクロップの範囲を微調整できる「エッジクロップ調整」も追加されてます。

なお、M25JにはHDMI端子が採用されていますが、HD-SDIはいずれにも搭載されず。HD-SDI出力をするには、当面単体のコンバーター(アストロデザイン社、ミランダ社、アイ・ビー・イー社)、もしくはHDVストリームに対応したHD-SDIボード(KONA3など)を使用することになりそうですね。

両機種とも2006年5月下旬発売予定。

また、2006年7月発売予定のXDCAM HDと、i.Link(HDV) 経由で1080iの相互コピーが可能になるとのこと。

Rosettaでは動かない、あたりの話

1/14付のMac24「【Macworld Expo 2006 Vol.6】Intel Macに迫る! アップル製品担当者インタビュー」で、バイナリトランスレータ”Rosetta”ではFCPなどのプロ用アプリは動かない背景などについて語られています。


MacOS 9版のFCPはClasicでも動きませんでしたが、やはりハードウェアと密接に関わっている分、RT処理やI/Oなど諸々のタイミング関係などの部分でネイティブバイナリーでないと動かせないのは変わりないってことですね。

2017年4月
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