FCPX(v10.0):テープへの書き出し
FCPX自体にはテープへの書き出し機能は含まれないようです。また、FireWire経由でのキャプチャーも単なる録画に等しいものになっています。
AJAがリリースしているKONA Xドライバ(2011.6.22現在、Beta)のドキュメント「Working with Final Cut Pro X and AJA(PDF)」によると、AJAではKONA Xに含まれる「VTR Xchange 5」で従来のログと取り込み、そしてテープへの書き出しを行う方針になっているようですね。FCPXに読み込む際、ムービーファイルにログされたメタ情報を(強化されたキーワード機能の一環として)インポートできるようです。マスタリングはまず一本化ムービーに書き出して、それをテープに出力。
要するに、業務/放送VTRを使用する場合は他社の提供する外部アプリでキャプチャーして、取り込んだファイルをFCPXにインポート。テープにマスタリングする際は一旦ムービーにしてから外部アプリでテープに書き出す、ということで本体にはiMovieレベルのデバイスハンドリング以上は持たない様子。
FireWire経由でHDVテープへの書き出しも、マニュアル(ヘルプ)を見る限りこれに関する記述は見あたりません。
FCPX (v10.0):コーデック関連情報
ファイナルカットプロXの、コーデックに関する内容を(確認した範囲で)まとめました。
■追加コンポーネントのダウンロード
FCPX(10.0)はデフォルトの状態ではFinal Cut Studioで扱えていたコーデックをQuickTimeには入れないため、そのままではFCSと同じようには素材をハンドリングできないようです(未確認ですが、予めFinal Cut Studioが入っていればFCSが入れたQuickTimeコンポーネントがあるので問題ない?)。インストールしたら「Final Cut Pro」メニューから「追加コンテンツをダウンロード」を選びます。
AJAからFCP X対応のドライバを配布
AJA社から、いくつかの製品のFinal Cut Pro X対応ドライバが配布されています。
http://www.aja.com/support/index.php
FCPX(v10.0):初期段階で確認したこと
初めて触ってみた段階で気づいたところや確認したことをまとめてみました。
#随時追加予定です。
(2011.6.25-12:30追記)
■起動関係
・Final Cut Studioが入っている環境にFCP Xをインストールすると、FCSの一連のアプリケーションは新しく作成される「Final Cut Studio」フォルダにまとめられ、今まで通り使用できる。
・Final Cut Pro Xを起動中にFCP 7を立ち上げようとするとFCP Xを終了するように促され、同時起動はできない
FCP X、Motion5、Compressor 4
今回のアップデートで、Final Cut Studioスイートは廃止され、
・Final Cut Pro X
・Motion 5
・Compressor 4
の3本立てとなりました。
それぞれFCP X=35,000円、Motion 5/Compressor 4=各5,800円となっています。
なお、今現在(2011.6.21/22:10)アップルストアではFinal Cut Studioのパッケージが購入可能になっていますので、とりあえず出だしではダウンロード販売のみのようですね。
今後パッケージ販売があるか、気になるところです。
Final Cut Pro Xがリリースされました
Final Cut Pro Xがリリースされました。
http://www.apple.com/jp/finalcutpro/
Mac App Storeにて35,000円でダウンロード購入可能です。
FCPXのお得な入手方法(期間限定)
さて、まもなくリリースされる予定のFinal Cut Pro Xですが、これを書いている時点ではまだアップルからの公式情報は何も更新されていません。
ですが、判明している2点の情報によって、最大でだいたい4,000円くらいお得に入手できる方法が使えることがわかっています。
まず価格ですが、US価格で299ドルということ。現時点で日本円にしておよそ24,000円弱ですから、日本での価格もこれとそう大きくは違わないかと思われます。
そして、店頭でのパッケージ販売があるかはわかりませんが、Mac OS X 10.6.6以降で利用できるMac App Storeでのダウンロード販売が行われるということ。
#Apertureのようにパッケージ販売も平行するかもしれませんね。
つまり、Mac App Storeで購入できる=iTunesカードが使えるということで、間接的ではありますが、サークルKサンクスやセブンイレブンで不定期に行われるiTunesカードの割引キャンペーンを利用すれば会員限定やポイント還元ながら(nanacoで5,000円のカードを5枚買うとすると)800ポイント×5で4000ポイントが付与されるというわけです
#購入上限や割引率、5,000円カードの適用を考えるとnanacoがベストかと思われます。
楽曲やiPhoneアプリなどと同様にプロアプリもこんな買い方ができるようになったんですね。
各社のiTunesカードのキャンペーン期間中に限られますが検討してみてはいかがでしょうか。
<2011.6.18現在行われているキャンペーン>
◆セブンイレブン
「nanacoボーナスポイント」
2011年6月6日〜2011年7月8日
1,500円→200ポイント
3,000円→400ポイント
3,000円→800ポイント
◆サークルKサンクス
「カルワザクーポンでiTunes cardがおトク!」
2011年6月6日〜2011年6月29日
1,500円→1,300円
3,000円→2,600円
また、ネットオークションで入手という手も使えますね。ともかくiTunesカードが使えるというのが今回のポイントです。
AppleInsider:Images claim to show Apple’s Motion 5, Final Cut Pro X
AppleInsiderにて、Motion 5のスクリーンショットがリークされていますね。