Leopard+FCS2動作状況
Mac OS 10.5(Leopard)をインストールし、FCS 2をセットアップしてみました。
■インストールした環境は次の通り。
Mac Pro 2.66 Quad
RAM 4GB
内蔵HDD
RadeonX1900
■インストール方法
インストール方法は、OSはHDDフォーマットの後クリーンインストール、その他いずれのアプリケーションもインストーラーからクリーンインストールしています。
※蛇足ですが、後々の原因不明の不具合や動作の不安定化などのことを考えると、Tigerへの上書きインストールは避けるべきです。クリーンインストールせずに起きた不具合について「Leopardはダメ」という結論ももちろんナンセンスでしょう。
■インストール及び動作を確認している主なアプリケーション
- Final Cut Studio 2
- Shake 4
- Adobe CS3 WEB PREMIUM
- TOAST 7 TITANIUM
- Jedit X
- Snapz Pro X
- File Maker Pro 6
- Office 2004
- Rocket RAID 231xドライバ
上記のアプリケーションは、一通り起動及び基本動作に問題はないようです。
(出てまもないOSですし、当然ながら長期の実践使用はしていないのでご了承ください)
2007.10.29-13:30補足: TOAST 7 TitaniumについてはRixioから情報が出ています 。
また、その他のサードパーティー製品についても、当サイトの情報はあくまで個人レベルの独自の内容ですので、詳しくは各社のMac OS 10.5 Leopard対応情報をご確認ください。
■FCS2について
動作に関しては、いずれのアプリケーションも基本的に動作しています。
※起動、編集、フィルタ類の適用、レンダリングをしました。キャプチャー及びテープへの出力は試していません。
●フォントとBorisの問題
FCP6に関して、サードパーティー製のフォントのうち、特定のものが入っているとBoris Title 3Dがエラーを起こしてFCP6が落ちます。
Leopardのデフォルトの状態では問題ありません。
問題のフォントが入っていると、Borisのオプションパネルをクリックした際に、編集ウィンドウが出ずにFCPごと終了し、「Final Cut Proは予期せず終了しました。Title 3Dプラグインが原因と思われます」という趣旨のメッセージが表示されます。
また、どのフォントがNGなのかはわかりませんが、フォントを追加でインストールしてBorisが起動しない場合は、とりあえずシステムフォルダのライブラリのFontsフォルダから不要そうなものをはずして試してみてください。
※まずフォントファイルの種類が「OpenType Font」だけを残してFCPを起動し、Borisを起動してみます。うまく起動するようなら追加のフォントを足していき、起動をテストしてみてください。
※フォントを追加する予定がある場合、Leopardのインストール直後にデフォルトのフォントファイルにラベルを付けておいたりして、デフォルトのものと追加のフォントを判別できるようにしておくとよいと思います。
●プラグインについて
サードパーティーのプラグインは、「FXScript DVE’s by CGM」と「Joe’s Filters 」の動作を確認しています。
その他については手元にないため未検証です。
●キャプチャーカードについて
手元にないため未検証です。
●パフォーマンス
エンコードなどの処理は、OS 10.4(Tiger)に比べて若干遅いようです。
>管理人計測:
1分のHDV1080i60クリップに「ストロボ」フィルターをかけてレンダリング
Leopard=5’53”
Tiger=5’33”
>FCPUGに寄せられた情報(masaboyさん):
インストール前後をコンプレッサー3でテスト。
720X480(24fps/30秒/711MB)の非圧縮AVIをDVD高画質90分で、音声、映像をあわせてエンコードをしてみました。
G52.5GDual(メモリー8G)
TigerG5→55秒
LepoardG5→60秒
#アプリがLeopardに最適化されていないのか、Leopardの問題なのかは不明です。
少し使ってみての印象では、(MPEG関連しか試していませんが)FCS2の処理速度が遅い部分はTigerに対して数秒なので、OSのその他の機能(Finderやダイアログ類など)の使い勝手の向上で効率化される部分と相殺される程度だと思います。