●DVD Studio Pro 日本語版マニュアルを見て

<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年7月14日に公開した記事を転載したものです>

MacDTV.com(サイト/ML)に情報が挙がってましたので、早速私もDVDStudioProの日本語版マニュアルをダウンロードしてみました。ざっと見たところ、想像通 り、ユーザーにはDVD規格になるべく触れさせないようになっているみたいですね。DVDStudioProに限らず、シナリスト以外のメジャーオーサリングソフトは大抵こういうコンセプトのようです。先日アップルが買収したSpruceのMaestoroファミリーしかり、SonicのCreatorもDSPに近いノリですよね、確か。しかし、思うに、突っ込んだことをしようとしたときや、規格書と照らし合わせたとき、規格書に書いてあることがオーサリングソフト上ではどのようになっているのかがわかりにくいんじゃないかと勘ぐってしまいます。MacOSの場合はクローズで一切中身に触れなくても一からアップルが組んでいることとその上で動くアプリケーションでフォローしてくれるのでのでいいのだと思いますが、DVDの場合、元々決まった規格があり、それに従わなければいけないので、アプリケーション側では逆に規格をストレートに想像できるほうが、入りにくいけど入ったらコントロールしやすいんじゃないかと感じます。 ていうか、GUI的に、デザインはアップルだけど、中身はアップル的じゃない気もしてるんですが(もともとASTARTEの考え方がMac的じゃないと思う)、たとえば、Graphicl Viewでコンポーネントがそれぞれリンクされてるの見たら、線を引っ張ってつなげられてこそWYSIWYGだと思うんですけど、ふたを開けたらポップアップメニュー主体なところとか…あれで膨大な数の素材を複雑にリンクさせるような物をつくるとしたら… #松下の「オール手打ち」も逆の意味で効率は良くないですが(笑)。

まあシナリストもひどいもんで、日本語マニュアルが未だに無く、はじめはさっぱりわからなくて頻繁にサポートに電話する(サポート=マニュアル)ので、サポート無くしては成り立たないんですけど、果 たしてアップルのサポートはいかに!? そのサポートページもちょっと不安を感じますが、
<TIL:31342>DVD Studio Pro: CMF と DDP フォーマットの概要
に「最も一般的なフォーマット」と書いてあるCMFは、少なくとも日本のDVDプレス工場では(今現在) まだサポートされておらず、PioneerからS201でのサポートもまだ日本では発表になってません。「過去の物」みたいに書いてあるDDP2.0でのDLT納品が標準です。CMFはDVD-R for Authoring用のフォーマットで、for Generalとの差別化をこれで確立するんだと聞いてますけど、TILで書いてあるような一般 化はまだされてません。こういった部分で、果たしてどうなのか、と不安がよぎるわけです。なにもサポートにまで現実離れした誇大な表現はどうかと思います(^_^;)。アップルに電話しても同じこと言われるようなら、当てになりませんよね。少なくとも翻訳のTILと違って日本のサポートですし、日本の制作現場にあったサポートが期待できる物なのか??(ちなみに、FCP2.0のマニュアル<p1366>にも「MPEG3がある」なんて平気で書いてたりしますし(笑))

本格的なDVDオーサリングが信じられない価格で出来るようになった事実は歓迎しますが、あくまで道具ですから、制作効率やわかりやすさを基準にした意見もあっていいんじゃないかと思って、マニュアルを見た印象を書いてみました。使う機会があったらまた感想も変わってくるかもしれませんけど(@_@)。

※DVD Studio Pro1.0の話題です。また、現在シナリストは日本語マニュアルが提供されています。
2006.2.14

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