5.1(2006.3.30)

Final Cut Pro 5.0.4から5.1へのアップデートにより、0.1の差のようですが細かい修正が入っており、PowerPCユーザーでも該当する問題で困っている場合はアップデートする価値がありそうです。


==以下アップル社配布「Final Cut Pro 5に関する最新情報」より抜粋==
http://manuals.info.apple.com/ja/Final_Cut_Pro_5.0_lbn_j.pdf (PDF)


Final Cut Pro 5.1 に関する最新情報
「Final Cut Pro」のこのバージョンは、PowerPCベースとIntelベースの両方のMacintoshコンピュータでネイティブに動作するように設計されています。

「Final Cut Pro 5.1」をインストールする

「Final Cut Pro 5.1」では新しいユニバーサルアプリケーションフォーマットが使用されているため、アプリケーション全体をインストールする必要があります(既存のFinal Cut Pro 5 アプリケーションをアップデートする場合とは異なります)。詳細については、「ソフトウェアのインストール」を参照してください。

Panasonic P2 メディアから読み込む際に重複フレームを削除する
「Panasonic P2 の読み込み」ウインドウの新しいオプションを使って、映像を取り込み先ディスクへ転送しているときに重複フレームを削除することができます。このオプションの利点は、転送するQuickTime ファイルに必要なディスク容量が比較的少なくて済むことです。また、そのファイルをネイティブのフレームレートで編集できることです。

P2 メディアの
フォーマット
ビデオカメラの
録画モード
元の
データレート
取り込み先ディスクの
フォーマット
取り込み先ディスクの
データレート
720p60 24p 100
Mbps
720p24 100
Mbps
720p60 30p 100
Mbps
720p30 100
Mbps
480i60 24p(アドバンスド
プルダウン)
25
Mbps
480p24 20
Mbps
1080i60 24p(アドバンスド
プルダウン)
100
Mbps
1080p24 80
Mbps

DVCPRO HD フレームレート・コンバータ・プラグイン
DVCPRO HD フレームレート・コンバータ・プラグインが、Final Cut Studio 5.1 インストールディスクの「Extras」フォルダに追加されました。このプラグインによって、720p60DVCPRO HD のさまざまなフレームレートの映像ショットを処理できます。このプラグインのインストールガイドとマニュアルは、上記のフォルダ内にあります。

Canon HDV XL-H1 のサポート
「Final Cut Pro5.1」では、「切り出しと取り込み」や「ビデオにプリント」など、「Final Cut Pro」のほとんどの操作がCanon HDV XL-H1ビデオカメラに対応できるようになりました。

Canon HDV XL-H1 ビデオカメラで取り込みや出力ができるように「Final Cut Pro」を設定するには:

1 FireWire ケーブルの一端をコンピュータのFireWire ポートに接続し、もう一端をビデオカメラのFireWireポートに接続します。
2 「Final Cut Pro」>「簡易セットアップ」と選択します。
3 「簡易セットアップ」ダイアログで「すべてを表示」チェックボックスを選択します。
4 Canon HDV XL-H1 の映像に対応する簡易セットアップの種類を選択します:
・HDV-1080i50 FireWire Basic
・HDV-1080i60 FireWire Basic

Canon HDV XL-H1 のセットアップ
Canon HDV XL-H1 ビデオカメラを「Final Cut Pro」と組み合わせて使用するときには、次の点に注意してください:

・ビデオカメラで4 チャンネルのオーディオが録音できる場合でも、「Final Cut Pro」に取り込まれるのは最初の2 つのオーディオチャンネルだけです。(他社製のHD-SDIビデオインターフェイスを追加することで、4 チャンネルの取り込みが可能になります。)
・「DV開始/終了の検出」が正しく動作するように、映像を録画する前にCanon HDV XL-H1ビデオカメラの時計を設定してください。(ビデオカメラを使い始める前に1 回行うだけで済みます。)
・Canon HDV XL-H1 ビデオカメラで「フリーラン」オプションが選択されていると、「切り出しと取り込み」ウインドウが操作できなくなることがあります。この設定はビデオカメラで変更することができます。「MENU」ボタンを押して、「信号設定」>「タイムコード」>「カウントアップ方式」>「レックラン」と選択してください。

HDV映像で「ビデオにプリント」を使う
「Final Cut Pro 5.0.4」以前のバージョンでは、「ビデオにプリント」の処理中に「再試行」の警告メッセージが表示された後は、HDVシーケンスからオーディオが出力されませんでした。この問題は解決されました。

HDVの取り込み中にビデオをプレビューする
「Final Cut Pro 5.1」では、720p HDVの取り込みを10 分以上続けるとコンピュータ画面に表示されるプレビュービデオの画質が劣化するという問題が解決されました。

タイムラインでの早送り再生の問題が解決
「Final Cut Pro 5.1」では、早送り/巻き戻し再生中にマウスを動かすと外部モニタのキャンバスとビデオ映像が止まってしまうという問題が解決されました。

マルチチャンネルオーディオが含まれるマルチクリップでアングルを切り替える
3つ以上のオーディオクリップ項目を含むマルチクリップを切り替えたり、カットしたりするとき、いくつかのトラックを選んで一度に切り替えると、予期しない結果が生じることがあります(4つのオーディオクリップ項目を含むマルチクリップでトラックA1とA2を切り替える場合など)。

「Final Cut Pro 5.1」では、再生を停止し、マルチクリップを選択してからアングルを切り替えたりカットしたりすることによって、アングルを正しく切り替えることができます。

マルチチャンネルオーディオを含むマルチクリップで複数のオーディオチャンネルを選んで切り替えたりカットしたりするには:

1 3つ以上のオーディオクリップ項目を含むマルチクリップを編集してシーケンスに追加します。
2 「表示」>「マルチクリップの有効なトラック」>「オーディオ」と選択して、カットまたは切り替えの対象となるオーディオチャンネルを選択します。
たとえば、オーディオ項目1、2だけを切り替えて、オーディオ項目3、4 はそのままにしたい場合には、「表示」>「マルチクリップの有効なトラック」>「オーディオ」>「A1 +A2」と選択します。
3 シーケンスを再生します。
4 以下のいずれかの操作で、個別のカットまたは切り替えをそれぞれ行います:
・所定のキーボードショートカットを押して、マルチクリップのオーディオ項目を切り替えるかカットします。
・ボタンバーのボタンをクリックして、マルチクリップオーディオ項目を切り替えるかカットします。

カットした、または切り替えたオーディオクリップ項目は、シーケンスに追加した元のマルチクリップとのリンクが解除されています。これらのオーディオクリップ項目は、関連が解除され、オーディオチャンネルが2 つだけ含まれた1 つのマルチクリップとなります。引き続き新しいマルチクリップの切り替えやカットを行うには、先に対象のマルチクリップを選択します。そうしないと、番号の数が最も大きいビデオトラックにあるマルチクリップ(つまり元のマルチックリップ)で切り替えが続行されます。

5 再生を停止します。
6 「タイムライン」で新しいマルチクリップを選択します。
7 編集する位置に再生ヘッドを移動します。
8 以下のいずれかの操作を行います:
・所定のキーボードショートカットを押して、マルチクリップのオーディオ項目を切り替えるかカットします。
・ボタンバーのボタンをクリックして、マルチクリップオーディオ項目を切り替えるかカットします。

「パラメータのペースト」を使ってサブクリップの内容をペーストする

「Final Cut Pro 5.0」以降では、サブクリップをコピーし、「パラメータのペースト」ダイアログの「内容」チェックボックスを選択して「パラメータのペースト」コマンドを使用した場合、ペーストされたメディアが、(ソースクリップでサブクリップの境界として指定された)サブクリップの先頭ではなく、常にソースクリップのメディアの開始点(メディアファイルの先頭)から開始していました。

「Final Cut Pro 5.1」では、この問題が解決されました。「内容」チェックボックスを選択して「パラメータのペースト」コマンドを実行した場合は、サブクリップの境界が使用されるようになりました。

「メディアマネージャ」を使って不要なメディアを削除する
「Final Cut Pro 5.1」では、「メディアマネージャ」の不要なメディアを削除するオプションに関して、いくつかの問題が解決されました:
・速度が変化するクリップの使用:「オフラインに作成する」を選択して不要なメディアを削除するオプションを選択した場合、シーケンスの編集個所同士の間でギャップが発生しなくなりました。
・マルチクリップの処理:「コピー」または「再圧縮する」を選択して不要なメディアを削除するオプションを選択した場合、マルチクリップのアングル1 からメディアが正しく削除されるようになりました。
・負の速度でのクリップの処理:「コピー」または「オフラインに作成する」を選択して不要なメディアを削除するオプションを選択した場合、メディアのオーディオが短縮されなくなりました。
・オフラインクリップの処理:不要なメディアを削除するオプションを選択した場合、新しいプロジェクトでオフラインクリップのトリムが解除されなくなりました。その結果、元のメディアファイルの継続時間を再度取り込む必要がなくなりました。

静止画で「縮小/拡大」と「モーションブラー」を同時に使う
「Final Cut Pro 5.1」では、「縮小/拡大」と「モーションブラー」パラメータを静止画で同時に使用すると非圧縮の10 ビットシーケンスに表示上のアーティファクトが生じるという問題が解決されました。

メディアファイルを自動的に再接続する
「Final Cut Pro」の以前のリリースでは、クリップのメディアファイルが変更された時刻や、クリップがオフラインになった時刻が検出されていました。ただし、「エディタで開く」コマンドを使ってクリップのメディアファイルを変更したときだけは例外でした。その場合は、外部のエディタアプリケーションから「Final Cut Pro」に戻ると、自動的にクリップのメディアファイルが再接続されるようになっていました。

「Final Cut Pro 5.1」では、「エディタで開く」コマンドを使わない場合でも、変更したメディアファイルが常に再接続されるように設定できます。つまり、ほかのアプリケーションでメディアファイルを変更する場合でも、「Final Cut Pro」に戻ったときにクリップがオフラインにならないということです。

変更したメディアファイルが常に再接続されるように「Final Cut Pro」を設定するには:
1 「Final Cut Pro」>「ユーザ環境設定」と選択します。
2 「編集」タブをクリックします。
3 「外部で変更されたファイルを常に再接続」オプションを選択します。

警告:このオプションを選択するときは、とりわけ共同で編集作業をするためにメディアドライブを共有しているような共有環境(Xsan 環境など)では、注意が必要です。ほかのアプリケーションでメディアファイルが修正された場合、クリップが再接続されても「Final Cut Pro」から通知を受けることはありません。たとえば、ほかのだれかが「SoundtrackPro」でメディアファイルの継続時間を変更したとしても、 そのことについて「Final Cut Pro」で警告が表示されることはありません。「エディタで開く」コマンドを使った場合のみクリップが再接続されるように設定したい場合は、「外部で変更 されたファイルを常に再接続」オプションの選択を解除してください。

Wacom タブレット使用時のシャトルコントロールの問題
「Final Cut Pro 5.1」では、Wacomタブレット使用時に「ビューア」と「キャンバス」のシャトルコントロールが機能しないという問題が解決されました。

「次のマーカーまで再生」と「現在のマーカーを再生」の問題が解決
「Final Cut Pro 5.1」では、「次のマーカーまで再生」および「現在のマーカーを再生」コマンド(「ツール」>「ボタンリスト」と選択して「トランスポート」の開閉用三角ボタンをクリック)を実行した場合、余計なフレームが大量に再生された後に逆方向に再生され正しいフレームで停止する、という問題が解決されました。

XMLファイルの読み込みの問題を解決
「Final Cut Pro 5.1」では、「Final Cut Pro5.0」以降のバージョンでXML ファイル、テレシネログ(FLEx ファイル)、およびAvid Log Exchange(ALE)ファイルを読み込むときに起こる問題が解決されました。

「自動保存」および「自動レンダリング」の警告メッセージの問題が解決

「Final Cut Pro 5.1」では、「自動保存」、「自動レンダリング」、および「ドロップフレーム」の警告メッセージのダイアログの表示に関するパフォーマンスと信頼性の問題が解決されました。

他社製ビデオプラグインのサポート
「Final Cut Pro 5.1」をIntel ベースのMacintosh コンピュータで使用した場合は、Adobe After Effects プラグインがサポートされません。

参考:「Boris Calligraphy」は「Final Cut Pro 5.1」用にアップデートされており、PowerPC ベースとIntel ベースの両方のMacintosh コンピュータでサポートされています。

「Final Cut Pro 5.1」のプロジェクトフォーマット
「Final Cut Pro 5.1」のプロジェクトフォーマットがアップデートされたため、以前のバージョンの「Final Cut Pro」では「Final Cut Pro 5.1」のプロジェクトを開くことができません。

Final Cut Pro マニュアルの訂正
以下に、「Final Cut Pro 5」に付属のマニュアルについて訂正および更新された内容を記載します。

ネットワークサーバから「Final Cut Pro」の設定とプラグインをロードする
「Final Cut Pro 5 ユーザーズマニュアル」(Volume4、304、311、313 ページ)および「新機能」のマニュアルで、ネットワークサーバから「Final Cut Pro」の設定を読み込む機能に関する記述に誤りがありました。

「Final Cut Pro」を開くごとに、2 つのローカルディレクトリから簡易セットアップ、プラグイン、ウインドウとキーボードのレイアウト、ボタンバーなどの設定が検出されます。「Final Cut Pro」でチェックされるローカルディレクトリは次の通りです:
・/ ユーザ/ ユーザ名/ ライブラリ/Preferences/Final Cut Pro User Data/
・/ ライブラリ/Application Support/Final Cut Pro System Settings/

さらに「Final Cut Pro」では、/[ネットワーク名]/ライブラリ/ApplicationSupport/Final Cut ProSystemSupport/ から追加の設定およびプラグインを検出することも可能です。このディレクトリは、次の場合にアクセスできます:

・「Mac OS X Server」ソフトウェアを使用して、コンピュータがサーバに接続されている。
・システムの管理者によりローカルネットワーク内でのアカウントが正しく構成され、コンピュータから/[ネットワーク名]/ライブラリ/Application Support/Final Cut Pro System Support/ のディレクトリにアクセスできる。

ローカルネットワーク内でのアカウントの設定についての詳細は、システムの管理者に尋ねるか、「Mac OS X Server」ソフトウェアに付属のマニュアルを参照してください。

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(c)アップルコンピュータ株式会社

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