FCP X:シナリオと複合クリップの考察
Final Cut Pro Xでは、タイムラインの考え方が大きく変わりました。
そして、この部分こそが「革命的なビデオ編集」の中核の部分であり、従来と異なる・戸惑う部分であり、それ故ここを理解しないと先に進まない(=理解すれば、かえって便利に感じられる、かもしれない)部分であるかと思います。
そこで、この部分の挙動を探ってみました。
FCP Xでは、積極的にクリップをグループ化していくというのが根底の思想のようです。
そして、グループ化の方法は大きく分けてふたつあるようです。
■シナリオ
まずは、一般的なノンリニアソフトでいうところの(こんな言い回しをすることになるとは…)「トラック」に相当する「シナリオ」。
これは横方向にクリップを並べていく器で、シナリオやクリップも含めて縦方向に積んでいくとレイヤーとして振る舞います。