書籍「Final Cut Pro 実践講座」
毎月寄稿させて頂いているビデオサロン誌でお馴染みの玄光社より、2010年10月29日から斎賀和彦/高田昌裕両氏の共著「Final Cut Pro 実践講座」が発売されています。
Final Cut Pro関連の書籍は様々な著者の方から多数発売されており、いずれ書籍のご紹介コーナーを作ろうかとも思っていますが、本書に関しては著者のお一人でビデ オサロン本誌でも執筆されている斎賀さんから直接(mixiの日記で)発売を教えて頂いたので、敢えてご紹介させて頂きます。
本書は玄光社MOOK/速読・速解シリーズとして、A4変形の大判サイズで見やすく、また内容的にもこれから使い始める方が一通りの事をできるまでの内容がわかりやすく網羅されています。
入手はAmazonが確実で、私のところにも本日届きましたが、手に取った実感としてはやはり誌面が広く、図版やキャプションの見やすさやページごとのボリュームが十分という点は教科書としてもベストではないかと思います。
EOSをはじめとするファイルベース素材の扱いも基礎から応用まで、またMotion、Soundtrackなどとの連携も押さえてあり、作例素材も含めてオールカラーで見応えも十分。
これから始める方やスタッフに覚えてもらう必要のある現場などにはもちろん、自己流で使っておられる現役エディターの方にも<今更聞けない>基礎を再確認する一書として最適なのではないでしょうか。
Final Cut Pro 7.0.3
アップル社・Final Cut Pro リリースノートより
Final Cut Pro 7.0.3 のリリース情報については、以下の通りです。
- Sony の XDCAM HD422 720p24/p25/p30 とのリアルタイム再生の互換性が追加されています。
- Sony の NXCAM MPEG2 SD フォーマットに対応した「切り出しと転送」が追加されています。
- 「control + G」キーを押すと、再生ヘッドの下のタイムラインで正しくギャップを閉じるようになりました。
- 下記のとおり、クローズドキャプション .scc ファイルおよび「テープ/ビデオにプリント」の複数の問題が修正されています。・AJA Io HD への出力がクローズドキャプションデータを保持するようになりました。・同じシーケンスを何度も出力すると、ユーザは異なる .scc ファイルを選択できるようになりました。
・「テープ/ビデオにプリント」が特定の種類の .scc データおよび Snow Leopard でハングしなくなりました。
- LPCM オーディオのある AVCHD の読み込み速度が、ほかの種類の AVCHD の読み込みと同じようになりました。
- SD の AVCHD のサムネール画像が正しい 4:3 のアスペクト比になりました。
- テキストと他社製アプリケーションで作業を行うときに、XML 書き出しが改行を維持するようになりました。
- 複数のメモリの断片化の問題が解決されています。
- ローカライズされたバージョンの Final Cut Pro で、1080i60/1080i50 FireWire 基本簡易セットアップを使っている HDV デバイスが認識されるようになりました。
- 「切り出しと転送」が、同じ SD カードに記録されている複数のフォーマットの取り込みに対応しています。
- テープソースからキャプチャする際に Final Cut Pro から誤ってテープトラブルが報告されなくなりました。
Final Cut Pro 7.0.2
アップル社・Final Cut Pro リリースノートより
Final Cut Pro 7.0.2 のリリース情報については、以下の通りです。
- サポートされるファイルを iTunes からドラッグアンドドロップできます。
- Firestore FS100 レコーダーに P2 メディアを録画すると「この形式のプレビューはサポートされていません」というメッセージが表示される問題が修正されています。
- 要素数が 80 個を超えるスパンクリップを P2 カードから取り込む際の問題が修正されています。
- GeForce 9400M グラフィックカード搭載の Mac システムで、AVCHD を ProRes へトランスコードする際のパフォーマンスに関する問題が修正されています。
- Mac OS X v10.6 Snow Leopard で、一部の他社製フィルターを使うと Final Cut Pro が突然終了する問題が修正されています。
- マルチカムクリップ上のマーカーは、シーケンスに編集する際に保持されるようになりました。
- 共有機能でメディアを書き出す場合も、「切り出しと転送」機能は無効になりません。
- AJA Ki Pro で作成した ProRes メディアをメディアマネージャでコピーできるようになりました。
- 「速度を変更」機能に関する修正については以下の通りです:
- 機能をより正確に表すため、「速度を変更」インターフェイスの「長さ」という用語が「スムージング」に置き換えられました。
- 速度キーフレームは別の速度キーフレームにスナップしなくなりました。これにより、タイムラインでの速度変更ウインドウへのドラッグ操作がしやすくなっています。
- 「シーケンスをリップル」を有効にした状態で、リバースの速度変更を削除すると、クリップの長さが半分になる問題が修正されています。
- 「共有」機能の詳しいアップデート情報については、「Compressor リリースノート」を参照してください。
Final Cut Pro 7.0.1
アップル社・Final Cut Pro リリースノートより
Final Cut Pro 7.0.1 のリリース情報については、以下の通りです。
- AJA IO HD を使って混合フォーマットのシーケンスを再生すると Final Cut Pro 7.0 が終了してしまうことがあるという問題を解決。
- 新しい「速度を変更」ダイアログを使って「開始」および「終了」速度ランプを同じクリップ上に追加し、「シーケンスをリップル」設定を選択しない場合の問題を解決。この設定の組み合わせにより、クリップが短時間、逆再生してしまいます。
- 「開始」および「終了」の両方が有効でなかった場合、「速度を変更」ダイアログから「継続時間」数値入力ボックスを使って速度ランプの長さを変更できないという問題を解決。Final Cut Pro 7.0.1 では、カーブの種類を 1 つ選択することで速度ランプの長さを変更できます。
- MacBook Pro の 2 番目のディスプレイとして Cinema Display を使用すると、Digital Cinema Desktop プレビューで画像の下部が切り取られるという問題を解決。
- 「ギャップを閉じる」コマンドを使用すると発生する問題を解決。「シーケンスマーカーをリップル」機能を正しく使用するには、再生ヘッドがギャップの最初のフレームにある必要がありました。再生ヘッドは、ギャップの中央からでもシーケンスマーカーを正しくリップルできるようになりました。
- フレームサイズ 2048 x 1080 および 2048 x 1556 のビデオコンテンツに色のずれが生じるという問題を解決しました。
- 「.aif」拡張子を Voice Over Tool を使って作成されたオーディオファイルに追加。
- インターレースされたビデオ上で Boris Title Generator を使ったロール/クロールタイトルのジッタを解決。
- フリーズフレームをシーケンスの最初のショットとして編集した場合、そのフリーズフレームの後に 2 番目のショットを編集すると、シーケンス名が 2 番目のショットに合わせて変わってしまうという問題を解決。
バージョン情報追加
「FInal Cut Pro→バージョン/アップデート」に7.0.1〜7.0.3のリリースノートの内容を追加しました。