Compressor 3.5:簡易ながらBlu-rayに対応
Final Cut Studio (2009)ではDVD Studio Proのバージョンアップがなく、オーサリングツールでのBlu-rayディスク作成はできませんが、Compressor 3.5からBlu-ray対応のH.264ファイルの書き出しと、テンプレート及びFinal Cut Pro 7のチャプターマーカーを利用した簡易なBlu-rayディスクの作成が可能になっています。
※画像はこちらの解説ビデオより
※Final Cut Studioの名称表記をFinal Cut Studio (2009)に修正しました。2009.7.24
Compressor 3:FLV書き出し
Compressor 3からのFLV書き出しには従来通り別途アドオンが必要なようです。
Compressor 3でFLV書き出しを行うには、Adobe Flashに付属のAdobe Flash Video EncoderのインストールまたはTelestreamのEpisodeに同梱されるEpisode Plugin for Compressorのインストール(いずれも有償)が必要です。
なお、Episodeの購入ページ によれば
・スタンダード(52,663円)
・スタンダード+Flash 8(65,996円)
・プロ(119,325円)
・プロ+Flash 8(132,658円)
※いずれもダウンロード版/価格は2007.7.5現在
となっています。
Episode (Desktop)自体はCompressorと同様のスタンドアロンアプリケーションで、Proバージョンではバッチも行えるようです。付属のPlugin をインストールすると、CompressorからEpisodeのインターフェイスを呼び出してセッティングを行うようになっています。
一方、Adobe Flash CS3をインストールするとQuickTimeのFLVコンポーネントが追加されるので、Compressor 3や特定のアプリケーションを介さずに各アプリケーションのQuickTime Pro(FCSがインストールされていると自動的にQT Proライセンスになる)書き出しオプションからFLVを選択できます。
価格はアドビストア で
・Adobe Flash CS3 Professional(88,000円)
・(またはCS3シリーズのFlashを含むパッケージに同梱)
となっています。
なお、FLV書き出しにどのアドオンを導入するかの参考情報として、Episodeにはスタンダード/プロのいずれにもWMVの書き出しが標準で含まれます。
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※こちらの記事はオフィシャルページに基づいており、発表直後はTelestreamの記述が無かったために当サイトでは標準対応したものと捉えていたと思われます。内容には誤解のないよう努めておりますが、現在オフィシャルページにTelestreamの記述が明示されているため、この件は本記事を以て補足とさせていただきます。
Compressor 3.0.1アップデート
ソフトウェアアップデート経由。
Compressor 3.0.1 には以下のいくつかのアップデートが含まれています:性能の改善 安定性の改善 アップル製デバイスに対する互換性のアップデートの提供このアップデートは、Compressor 3.0 をお使いのすべてのユーザにお勧めします。 このアップデートに関する詳しい情報については、次を参照してください:リリースノート |
Compressor 3(発表概要)
Compressor 3(コンプレッサー3)の新機能を、オフィシャルページをもとに見てみます。
Compressor 3の主な改善・変更点は次の点です。
・FLVの書き出しに対応 *
・処理速度が3倍向上
・コピー/ペースト対応やプレビューのリアルタイム化を含む、よりわかりやすいインターフェースへの刷新
・Shakeの持つアーキテクチャーであるオプティカルフロー処理の採用によって、インターレース処理やリバーステレシネを含むフォーマット変換等の精度が向上。特にスローなど今までフレームブレンディングで対応してきた処理に大きな効果
・Auto Clusterオプションなど、分散レンダリングの使い勝手が向上
・ワークフローチェインによるエンコードプロセスのアレンジ
その他、
・オーディオフィルターの搭載
・空き時間を有効に使えるエンコード予約
・Podcastなどに有効なメタデータの付加
・バッチモニターの統合
・クロップやアスペクトレシオの変換等、マルチエンコードの設定のアシスト
などがあるようです。
*2007.7.5更新
1.0(2003.8.23)
■Final Cut Pro 4/DVD Studio Pro 2にバンドル
<Final Cut Pro 4.0データシートより>
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Compressor
● 高性能なエンコーディングエンジン
● 2パスVBR(Variable Bit Rate)エンコーディング
● 先進的な動き予測
● Final Cut Pro 4のタイムラインの編集結果からメディアを
直接エンコーディング
● Iフレーム挿入で互換性を向上
● QuickTime対応
● MPEG-4をサポート
● 次世代のオーディオストリーミングメディア
● 分割画面によるエンコーディング前後の比較
● 高画質なイメージ処理
● 商用クラスのプリセット設定が付属
● エンコーディングの自動化
● グループ化されたプリセット設定でバッチ処理をすばやく
準備
Compressor
バッチ処理でエンコーディングを自動化。
● MPEG-2、MPEG-4、QuickTimeフォーマットでの高性能エンコーディングをバッチ処理で自動化。
● 動き予測と2パスVBRエンコーディングで、高画質なMPEG-2ストリームを効率的に生成。
● Final Cut Pro 4内部から利用することで、デジタルメディアの編集から仕上げまでのワークフローを一元化。
● フィルタ設定の変更結果をその場でダイナミックにプレビューし、エンコーディング結果を事前にすばやく正確に確認。
● 業界標準のMPEG-4およびAACでエンコーディングしたコンテンツは、さまざまな機器に向けてストリーミング可能。
● ドロップレットに対するドラッグ&ドロップ操作で、エンコーディング処理を自動化。
● 商用クラスのプリセット設定を選んで、すばやくMPEGおよびQuickTimeフォーマットのファイルを生成。エンコーディングごとの設定は不要。
● ドラッグ&ドロップ操作で、1つのソースファイルに複数の設定を適用可能(異なるフォーマットで同時にエンコーディング可能)。
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※内容は当時のものです。
※アップル社の一般配布資料より