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「Final Cut Studio」カテゴリー、Quick Indexのリンクを修正しました。
FCS(2009):システム条件
Final Cut Studio (2009)は、Intel MacおよびMac OS X 10.5.6以降のみ対応です。
Final Cut Studioシステム条件
http://www.apple.com/jp/finalcutstudio/specs/すべてのFinal Cut Studioアプリケーションをインストールするための条件
- Intel プロセッサを搭載したMac
- 1GBの実装メモリ(圧縮HD、非圧縮SDを処理する場合は2GBの実装メモリ。非圧縮HDを処理する場合は4GBの実装メモリ。)
- ATIまたはNVIDIAグラフィックプロセッサ ( グラフィックプロセッサ搭載のIntelプロセッサでの動作はサポートされていません。)
- 128MBのVRAM
- 解像度1280×800以上のディスプレイ
- Mac OS X 10.5.6以降
- QuickTime 7.6以降
- DVDドライブ(アプリケーションのインストールに必要)
- すべてのアプリケーション(Final Cut Pro、Color、DVD Studio Pro、Soundtrack Pro、Motion、Cinema Tools、Compressor、Apple Qmaster)をインストールするには4GB以上のディスクスペースが必要
- オプションのコンテンツをインストールするには、さらに46GB以上が必要
- DVD Studio Proのコンテンツのインストールに9GB
- Motionのテンプレートのインストールに7GB
- オーディオコンテンツのインストールに22GB
- LiveFontのインストールに8GB
各アプリケーションのシステム要件
Soundtrack Pro
- マルチチャネルオーディオコンテンツの5.1chサラウンド監視:6つ以上の出力を備えたオーディオインターフェイス
- マルチトラック録音:複数の入力を備えたオーディオインターフェイス
Color
- 1680×1050以上の解像度を持つディスプレイ、デュアルディスプレイを推奨
- 4Kファイル、DPXのレンダリングの実行には、512MB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必要
- 32ビットレンダリングの実行には、128MB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必要
- 3ボタンマウス
DVD Studio Pro
- 完成したプロジェクトをディスクに書き出すには、Apple SuperDriveなどのDVDドライブが必要
- 完成したプロジェクトを2層DVDに書き出すには、2層記録対応のレコーダーと2層DVDが必要
- コピープロテクション、デュアルレイヤー機能が組み込まれた3Dプロジェクトをリプリケータに転送するには、DLTドライブ、外部ドライブ、インターネットによるプロジェクトのディスクイメージの転送が必要
Blu-ray固有の条件
- Blu-rayディスクを作成するには、Blu-rayドライブが必要
※アップル社の製品ページより引用
※この情報は2009.7.25現在のものです。
FCS (2009):インストール場所の注意
FCS (2009)をインストールする場所についての注意事項です。
http://support.apple.com/kb/TS2866?viewlocale=ja_JP
Final Cut Studio (2009):Mac OS X 起動ボリュームのルートレベルにはコンテンツをインストールしない現象
Final Cut Studio コンテンツをインストールするカスタムの保存場所として Mac OS X 起動ボリュームのルートレベルを選択すると、コンテンツがデフォルトの場所または別の場所のいずれかにインストールされて、予期しない動作が起こる可能性があります。
対象製品
Final Cut Studio (2009)
解決方法
Final Cut Studio コンテンツのカスタムのインストール場所として、Mac OS X 起動ボリュームのルートレベルは選択しないようにします。
※アップル社のサポートページより引用
※この内容は2009.7.25現在のものです。
FCS (2009):アップグレード時の注意
アップルのサポートページに、旧バージョンからアップグレードインストールを行なう場合の注意事項が出ています。
http://support.apple.com/kb/HT3674?viewlocale=ja_JP
Final Cut Studio (2009):アップグレード中にコンテンツをインストールする概要
旧バージョンの Final Cut Studio からアップグレードする場合は、以下の点に注意してください。
対象製品
Final Cut Studio (2009)
デフォルトのコンテンツ保存先
Final Cut Studio のコンテンツは、デフォルトで設定されたフォルダにインストールされます。コンテンツの保存先がカスタマイズされている場合
旧バージョンの Final Cut Studio のインストール時にコンテンツの保存先をカスタマイズした場合は、新バージョンの Final Cut Studio コンテンツをインストールすると、以下のいずれかが実行されます。■旧バージョンの Final Cut Studio のインストール時にカスタマイズした保存先を入力した場合:
Final Cut Studio インストーラは、コンテンツを認識し、現在の場所に保持します。同時に、新規コンテンツ項目が追加され、旧項目がアップデートされ、オブソリート項目が削除されます。■新たな保存先をカスタマイズした場合、またはデフォルトの保存先を使う場合:
Final Cut Studio インストーラは、インストール済みのコンテンツが存在しないとみなし、すべてのコンテンツが新たにカスタマイズされた保存先 (指定されている場合) またはデフォルトの保存先にインストールされます。この場合、旧コンテンツと新コンテンツが 2 カ所に分散されるため、ハードディスク容量が必要以上に消費されることになります。Soundtrack Pro コンテンツの処理
選択したデフォルトの保存先または以前カスタマイズした保存先に、AIFF 形式の Soundtrack Pro オーディオコンテンツが含まれている場合、コンテンツはハードディスクに残され、CAF 形式のサラウンドオーディオコンテンツのみがインストールされます。追加情報
重要:Final Cut Studio Content ディスクに収録されているオーディオコンテンツは、Core Audio Format (CAF) の Apple Loops ファイル形式です。アップルのロスレス圧縮により、これらのファイルは高品質を維持しながら、軽容量でハードディスクに保存できます。旧バージョンの Apple Loops ファイルは AIFF 形式です。この情報は、ソフトウェアに同梱の『ソフトウェアのインストール』冊子またはFinal Cut Studio Install ディスクでも確認できます。
※アップル社サポートページより引用
※この内容は2009.7.25現在のものです。
FCS (2009):パッケージ内容
Final Cut Studio (2009)アップグレード版を、アップルストア銀座で店頭購入しました。
※量販店では、ヨドバシアキバに電話確認したところ「入荷の予定はあるがまだ入っておらず、8月上旬になる可能性がある」とのことでした。実際の入荷は店舗に確認が必要ですが、「秋葉原」「ヨドバシカメラ」という条件の店舗ではこのような状況です。
では、パッケージを見てみましょう。
今回は紙のマニュアル群は同梱されず、箱が思いっきり小さくなりました。
手前が今回リリースされたFinal Cut Studio
カバーを外すと中箱があり、更に冊子の箱とディスクの箱が出てきます。
内容物は、
■冊子
・インストールガイド「Final Cut Studio ソフトウェアのインストール」
・FCP7チュートリアル「Final Cut Proを使ってみる」
・使用許諾契約
・AppleCareサービス&サポートガイド
■ディスク
・Final Cut Studio Install DVD (Version 3.0)
・DVD Studio Pro Content (Version 2.0)
・Motion Content 1 (Version 3.0)
・Motion Content 2 (Version 3.0)
・Audio Content 1 (Version 3.0)
・Audio Content 2 (Version 3.0)
・Audio Content 3 (Version 3.0)
(計7枚、DVD Studio Pro ContentのみFCS2と同じもの)
です。
操作に関する紙媒体は、「Final Cut Proを使ってみる」のみ。
これには各部の名称から取り込み、基礎的な編集までを「解説」「演習」といったかたちで解説しており、大きさ的にも手元に置いて読めるサイズなので、多くのユーザーにとって座右の書になりそうです。
なお、従来通りフルマニュアルはアプリケーションの「ヘルプ」からPDFのものを呼び出すことができるため、印刷したものは割愛されたと思われます。このあたりのコストダウンが値下げされたことに関係するのでしょうか。
※印刷されたマニュアルが存在するのかどうかはわかりませんので、欲しい方はアップル社に問い合わせてみて下さい。
Final Cut Studio (2009)
アップルから、Final Cut Studio (2009)が発表されました。
通常版が108,800円、アップグレード版が31,800円で、いずれもアップルストアにて24時間以内の出荷となっていますので、店頭にも間もなく並ぶことでしょう。
なお、アップグレードはFCS(1,2)、Production Suite及びFinal Cut Proの旧バージョン(特に記載がないので、1.2から可能なのかは不明)のユーザーが対象です。
※アカデミック、NFRは対象外
※今回リリースされたものにはバージョン番号がなく、サポートページなどではFinal Cut Studio (2009)と表記していることから、当サイトでも名称の表記を変更しました。2009.7.24
Final Cut Pro 7:新機能、改善ポイント
アップルの製品情報「Final Cut Studioの新機能」などを参考に、Final Cut Pro 7の主立った新機能や改善点をざっと見てみましょう。
●コーデック関連
・ProResコーデックが拡張
http://www.apple.com/jp/finalcutstudio/finalcutpro/apple-prores.html
ProResファミリーに、12bit/4:4:4:4(RGB+アルファチャンネル)に対応した4444と、実用画質内でビットレートを抑えたLT、更に画質を落として粗編集を目的としたProxyの3つが新たに追加。
・Apple ProRes 4444
・Apple ProRes 422(HQ)
・Apple ProRes 422
・Apple ProRes 422(LT)
・Apple ProRes 422(Proxy)
12bit/4:4:4はSony HDCAM SRを上回るスペックながら、HDCAM SRでのHD-SDIデュアルリンクによる10bit/4:4:4収録の際の880Mbpsどころか、アルファチャンネル無しの状態ではHDCAMの4:2:2(440Mbps)を下回る330Mbpsを実現しています。
※4:4:4と4:2:2の違いはこちら。
http://www.sony.jp/products/Professional/c_c/hdcam_sr/whats/feature_05.html
LTは推測ですがLiteのことと思われ、画質と長時間収録(ストレージの有効利用)の両立が求められるスポーツやマルチカムイベントなどに向けたもの。
※収録用途によって、というのは、Ki ProやIo HDなどのProRes対応のキャプチャーデバイスでの使用を想定しているのでしょう。
Proxyは「代理」ですから、最終的に高画質コーデックで置き換える前提でのオフライン編集用(今までのOffline RTと同じ目的)のものです。
※新しいProResファミリーの詳細(PDF、英語):ProRes White Paper – July 2009
・AVC-Intraに対応
2007年に発表された、Panasonicの業務/放送用カメラで採用されている「AVC-Intra」に正式対応。
●作業効率
・iChatシアターに対応
http://www.apple.com/jp/finalcutstudio/finalcutpro/collaboration.html
これは、キャンバス/ビューアの出力先をiChatシアターにすることができるというもので、iChatで作業画面を共有しながらライブでやりとりをできるようにするものです。
TCを表示することもでき、「タイムコードフィルタを適用したムービーを書き出してどこかのサーバーに書き出した圧縮ファイルをアップして、先方にメールで伝えてダウンロードしてもらい…」といった煩雑な遠隔プレビューを一気にシンプルなものにしてくれます。
●入出力関連
・自動転送
P2やXDCAMなどのファイルベースのカメラの素材は、カメラやメディアがMacにマウントされた時点で自動的にキャプチャー用ディスクにコピーされるようで、FCPへの読み込みもバックグラウンドで行なわれるのでその間編集を続行できます。
また、「切り出しと転送」では、いままでクリップごとに手入力していた撮影日やメモなどのメタデータをある程度自動で適用できるようになっています。
・Compressorに拘束されなくなった
・共有ウィンドウでの一括書き出し
シーケンスの書き出し先として、新たに「共有」ウィンドウが追加されました。
iMovie 08ではファイルの書き出しを「共有」と表現していますが、FCPでも同様になったんですね。
で、説明を見る限り、どうもこれはFCPの「バッチ書き出し」をより強化したもので、これを使ってもいいし、今まで通りCompressorを呼び出す方法も継続されるようです。
Compressorはバッチエンコーディングソフトを使ったことがないユーザーにはわかりにくく、敬遠されていた嫌いがありましたが、そのためにFCPからでも簡単にバッチが組めるインターフェースが追加されたんでしょうか?
そして、今までは「Compressorで書き出し」を行なうとCompressorでの処理が終わるまでFCPが拘束されていましたが、バックグラウンド処理に変更され、書き出し中もFCPでの作業を行なえるようになりました。
●インターフェースの改善
・タブの改善
インターフェースで大きく改善された点としては、まずカラー化されたタブが挙げられるでしょう。
FCP6までは、ブラウザ上で複数のプロジェクトやビンをタブ化した場合、どれも一緒くたにされていて、クリックして開いてみる以外には名前で区別するしかありませんでしたが、FCP7ではプロジェクトタブにアイコンが表示される他、タブをカラー化して区別しやすくなっています。
・マーカーの強化
マーカーもカラー化できるようになり、マーカー名で検索したりダイレクトに移動できるなど、マーカーにも機能が追加されています。
・大きなタイムコードウィンドウ
これは、かつて当サイトが「Final Cut Pro Unofficial」という名前だった頃、FCP3が出たあたりに「次これやろうぜ投票」という企画をやってたことがあり、その頃すでに要望に挙げたものでして、なんというか、感慨深いものがあります。Avidユーザーにとっては「何を今更」なんですけどね。
・マルチカムウィンドウ
製品情報に掲載されているマルチカムのウィンドウを見ると、ダッシュボード風の新しいデザインになっているようです。
・セーフゾーンの改善
地味ですが、HDのセーフティ内にSDのセーフティが表示されるそうです。
これにより、地デジとアナログ放送の関係のように、HDだけどテロップ類はSDのエリアに収めるのが容易になります。
●エフェクト関連
・「グローバルトランジション」(複数ポイントへのエフェクトの自動適用)
これは結構要望というか「できないの?」という質問の多かった機能で、選択した編集点またはシーケンス全体に対して一括でトランジションを適用できるようになりました。
・IN/OUTへの一括トランジション
新機能のビデオを見ると、クリップの中央にトランジションをドラッグすれば自動的にIN/OUT点にトランジションが適用されるようです。
・アルファトランジション
ワイプやディゾルブのキーイメージとして、アップルがデザインしたアルファ用のグラフィックを用いて印象的なトランジションを使用することができます。
「関連情報」ページから9種類のアルファトランジション素材が無料ダウンロードできます。
・「速度変更」ツールの改善
いまいちよくわからない、といった声も聞かれた速度変換ツールが改善され、多少?わかりやすくなったようです。タイムライン上でのタイムリマップの改善や、速度変更設定画面へのイーズイン/イーズアウトの追加など。
※このページの画像は、すべてアップル社のサイトまたは機能紹介ビデオのものです。
Compressor 3.5:簡易ながらBlu-rayに対応
Final Cut Studio (2009)ではDVD Studio Proのバージョンアップがなく、オーサリングツールでのBlu-rayディスク作成はできませんが、Compressor 3.5からBlu-ray対応のH.264ファイルの書き出しと、テンプレート及びFinal Cut Pro 7のチャプターマーカーを利用した簡易なBlu-rayディスクの作成が可能になっています。
※画像はこちらの解説ビデオより
※Final Cut Studioの名称表記をFinal Cut Studio (2009)に修正しました。2009.7.24
FCS (2009):店頭販売は7/25から
アップルストア銀座にて確認したところ、入荷は明日(09.7.25)の予定とのことでした。
直営店がこの日なので、他の量販店などもこれに準じて入荷されるのではないかと思います。
FCP UserNight 2009年7月23日:心斎橋
Final Cut Pro User Nightのお知らせ
2009.5.23(木)
アップルストア心斎橋
2Fシアター
『7月23日(木)AppleStore心斎橋店2Fシアター
19:00〜21:00 にて行われる、
FinalCutProユーザーナイトin心斎橋のお題は、
「AJA Ki Pro Across JAPAN Tour 2009 に乗っからせて頂きます!」
の巻です!』
AJA Video Systems 社樣から新たに販売される、
SDIやHDMIで接続可能なカメラから、
ダイレクトにApple ProRes 422で収録できる、
テープレスメディアレコーダー「Ki Pro(キープロ)」
http://www.aja-jp.com/kipro/
の実機を御持ち頂いて、その特長の解説と、
Final Cut Studioと組み合わせた、
シンプルで先進的なワークフローをご提案頂く、
AJA Ki Pro Across JAPAN Tour 2009
http://www.aja-jp.com/kiprotour.html
に乗っからせて頂いて、Ki Proイベント終了後、
質疑応答のお時間を少し頂くことになりました!
撮影時にApple ProRes 422素材を手にすることが出来る、
AppleのHD編集環境としては待望のレコーダーが、
実機で見れるチャンスです!
関西初じゃないでかな?
是非とも皆さん!
この機会を逃すことなく、奮ってご参加ください!
もちろん、
参加自由、当然無料です!
(心斎橋担当:hataboo氏)