○Media100i Version8 for OS X

<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2002年1月11日に公開した記事を転載したものです>

古くからMacベースでプロユーザーに親しまれてきた米Media100社の老舗ノンリニアソフト(FCPの先輩)Media100iのVersion8が、完全にMac OS XのAquaインターフェース準拠に刷新されて登場しました。

昨年は長期にわたってEditDV/CineStream(MacDTVタスクフォースサイトのみついやすひろさんのStudio Orcaで最新版レビュー中)を放置(?)した(^_^;)後のDiscreet社への売却などなにかとバタバタしていた感のあるMedia100社ですが、今後はMedia100iシリーズに注力されていくようですね。

インターフェース的にはClassicと互換性のあるFCPとは正反対の、細部まで積極的にAquaに合わせたデザインとなっており、こういうアプローチもあるんだなぁ、と案外感心してたり。(まあ今の段階でのOS Xの強要でもある訳なので、諸刃の剣ともいえますが…)

お値段のほうは
Media 100 i/le w/DV: $2,995.00 (約40万円/2002.1.11現在)
Media 100 i/lx:    $5,995.00 (約80万円/2002.1.11現在)

となっております。FCPに続き、 Unixベースのノンリニア環境もMac OS Xによって格段に手が出しやすくなってきましたね。

Media100は以前からオーディオミキサーがいいなぁ、と思っておりましたので、Premiere6でも同じく採用されたフェーダーモジュールインターフェースをぜひともFCPにも採用して欲しいと思ってたりします。

また、Media100iはWindows版(iFinish)もPremiere同様にありますので、FCP単体での競争力という観点から見れば、いずれは(素人考えではCocoaベースにでもなれば移植も楽になるのではないかと思いますので)Windows版の登場も期待したいな、と思ってます。

今は、 Mac版しかないという部分で現在Premiereをおすすめすることもありますので、Macに乗り換えを狙ってMac版しか出さない、ということでなければ、開発リソースさえ確保できれば(^_^;)いけると思うんですが…

Media100社は2004年3月、イスラエル・Optibase社に買収されました
※2006年3月現在の取扱はNGC社です。

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