Final Cut Pro Xでは、ダッシュボードで再生ヘッドの移動やクリップの長さの変更などが行えます。
FCP Xは、積極的にマウスを使うような設計になっています。クリップやトランジションなどの継続時間を数値入力で正確に行いたい場合、もちろんキーボードショートカットや右クリック(Control + クリック)でのコンテキストメニューから「継続時間を変更」を選んでもよいですが、特にマウス派のユーザーはダッシュボードを使うと便利です。
■たとえば、タイムライン上で再生ヘッドを正確に移動させるには…
ダッシュボードをクリックして、「+」または「-」とタイムコードを入力してEnterを押します。
■クリップの継続時間を変更するには…
1.目的のクリップを選択して、
2.ダッシュボードをダブルクリックすると、継続時間が表示されます。
3.希望の継続時間をキーボードから入力します。
※「時時:分分:秒秒:フレームフレーム」のタイムコード形式。図の場合「05秒00フレーム」に変更
4.Enterを押すと継続時間が変更されます。
■バックグラウンドタスクを確認する
ダッシュボードをクリックしない状態では、左側に「バックグラウンドプロセス」ボタン(円形のメーター)が表示されています。
これはバックグラウンドタスクの処理状態を示すインジケータで、クリックするとバックグラウンドタスクウィンドウが表示されます。