●FCP3-日本語版発売時期決定
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年12月6日に公開した記事を転載したものです>
以下プレスリリースより。早ければMacworld Tokyoより前に手に入りそうですね。
【Final Cut Pro 3価格と販売について】
Final Cut Pro 3は1月下旬よりアップルのオンラインストア、Apple Store(ア ップルストア、www.apple.com/japanstore)、およびアップルの正規販売代理店 を通じて98,000円(メーカー希望小売価格、税別)で販売開始予定です。 Final Cut Pro 3 アカデミック版は、37,800円(Apple Storeプライス、税別 )で、 2月上旬より、Apple Store(アップルストア、www.apple.com/japanstore)で 販売開始予定です。
【Final Cut Pro 3アップグレードパッケージの価格と販売について】
Final Cut Proをご利用のユーザの皆様には、アップグレードパッケージを提供 いたします。アップグレードパッケージは2月上旬より、アップルのオンライン ストア、Apple Storeィ(アップルストア、www.apple.com/japanstore)、および アップルの正規販売代理店を通じて29,800円で販売開始予定です。 アップグレードパッケージのアカデミック版は、Apple Store(アップルストア、 www.apple.com/japanstore)において、24,800円(Apple Storeプライス、税別) で販売開始予定です。
【Final Cut Pro 3アップグレードプログラムについて】
2001年11月4日(日)から2002年1月31日(木)の期間にFinal Cut Pro 2、 Final Cut Pro 2アップグレードパッケージ、アカデミック版、およびアカデミ ック版アップグレードパッケージをご購入いただいたお客様には、6,000円(送 料込み、税別)で、アップルソフトアップグレードセンターからFinal Cut Pro 3アップグレードパッケージを提供いたします。詳しい情報はアップルのWebサイ ト(www.apple.co.jp/finalcutpro)でご覧いただけます。
あれ?アップグレード高くなってないですか??
Final Cut Pro 2のときは
Date: Wed, 10 Oct 2001 10:36:03 +0900 (JST)
Subject: アップルからのお知らせ( 10/10 ) Final Cut Pro 2 へのアップグレードについて、他
● Final Cut Pro 2へのアップグレードについて
Final Cut Pro 2 アップグレードパッケージ版
24,800円 (メーカー希望小売価格、税別)
Final Cut Pro 2 アップグレードパッケージアカデミック版
18,800円 (Apple Storeプライス、税別)
だったのに!…
●Final Cut Pro 3
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年12月5日に公開した記事を転載したものです>
LA時間の12/4、米アップルコンピュータ社から、Final Cut Proの新バージョンが発表になりました。バージョンは3.0。
FinalCutPro Unofficialがスタートしたのがバージョン2.0日本語版の発売日、6月8日。試行錯誤をしながら気まぐれにやってまいりましたが、(間に0.02のマイナーアップがあったとはいえ)はや半年ぶりのニューバージョンは、端数ではなく1.0のメジャーアップデートでした!
まずはMac OS X(10.1.1)に対応したことが大きな点で、そのほか発表によれば、オフライン画質ながらソフトウェアによるリアルタイムエフェクトプレビュー(DV画質を得るにはオフラインRTをした後再キャプチャーする必要がある。名前の通 りオフライン用途みたいです)をはじめ、待望のナレーション(音声)レコーディング、波形モニタやカラーコレクションの強化といった、プロ向けの実用機能が充実したようです(まだ詳しく読んでません)。
これでひとつの大型ソフトのMac OS X対応が果たされたわけですが、for OS 9/X合わせ、3.0の実力の程はいかに?!皆さんのリクエストはどこまで反映しているのか??そしてテキストジェネレーターの運命は?!!(笑)
FinalCutPro牛捕獲
○ブタ、ウサギ、そして「牛」ですか!?
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年10月24日に公開した記事を転載したものです>
普段使っているメーラーはEudora Proなんですが、昔(フリーのUedora-J)から、Eudoraはダイアログなどの表現にMacテイストいっぱいの遊び心がありました。 (こういうテイスト)
中でも、最近の新着メールのお知らせウィンドウは(一部で)なかなか物議を醸すもので、私がMacを使い始めた頃のEudora-Jのニワトリも不思議な感じがしましたが、(Eudora Pro 2,3はなんだったかもう忘れちゃいましたが)4.2〜は「メールおじさん(名前は不明)」なる奇妙なおじさんが登場してました。
で、今回Eudora5にバージョンアップしたら、ブタですか?? ちなみにメールが来てないときはウサギが出てきて、今回も意表を突かれました。(通 知はOFFにもできるんですけど、私は入れてます)
#ちなみに、Windows版(今回からハイブリッドライセンスでお得)は味も素っ気もない文字だけのウィンドウで、Eudoraなのに(?)面 白くも何ともありません。ウィンドウの動きも変で使いにくい。
まあ、Eudoraのどこが私の場合気に入ってるのかっていうと、新着メールが一目瞭然だからなんですね。
メールボックスが20くらいあって、パーソナリティー(アカウント)も6つくらいあって、それをフィルタで振り分けてるわけですから、主流の3ウィンドウ(ツリー、リスト、プレビューウィンドウ)で常にひとつのリストが見えてて未読と既読の判別 、だけじゃ、今来たメールがどれなのかなんて、一目でわかるもんじゃないですよね。(ここは皆さんいろいろなソフトや工夫で補ってらっしゃることと思いますが。)
その点Mac版のEudoraって、設定しておくと、新着メールがあったボックスだけ自動でそれぞれウィンドウとして 開いてくれるんで、読まないメールはそのままウィンドウ(ボックス)閉じちゃうし、読みたいメールがあったらウィンドウの上か下(ソートによる)にくるから、一目で分かるってわけです。(定番のプレビューウィンドウを開いて使うこともできますが。)
しかも、Outlook(/Express)を使って文字だけなのにHTMLメールを送って顰蹙を買うとか、自動プレビューで自動的にウィルスに感染して他人様にまでばら撒いちゃうとか、なんていう流行とは全く無縁なわけですね。(そもそもMacだし。)
好みやメールの使い方は人それぞれで、私も他の有名どころのメーラーもいくつか(ARENAとか)試してみたんですが、それぞれ一長一短で、乗り換えるほどの魅力が私にはこれといって見あたりませんでしたので、今に至るわけです。OS Xに標準の「Mail」も中途半端で、HTMLメール閲覧用にしか使ってません。(早くEudoraもCarbon化しないかな。)
前置きが非常に長くなりましたが、ブタでのけぞっているところに「牛」の情報をいただいたので、佐藤さんのMac.una Matata !! 「2001.10.22 撮影な日々 」に対抗して(笑)私も動物をテーマに書いてみたのでした。しかも「牛」はちゃんと(^_^;)FCPネタです。
——以下引用——
私、ある企業の社内向けWBT(ウェブベースドトレーニング)ビデオを作っています。
ビデオの長さが2時間を超えるのも珍しくなく、FCPにて編集をしてQuickTimeに書き出しとなると8〜10時間を超えるので金曜日の帰る間際にエンコードスタートし月曜日の朝確認することなどが多いいのですが、その朝画面 を見るとなんと右下のほうに牛がいるではないですか!
なにやらもりもり草を食べながら喋っているんです。英語はわからないのでなにを言ってるのかはわからないんですが、なにやら文句?を独り言のように喋ってます(マンガのふきだしのようにでます)。
マウスなどをまったく動かさずにFCPを起動したまま何日か置くと出るようです。 知ってましたか?
当初ウイルスかと思いいろんなものでチェックしたのですがどれも引っかからず、なにか悪さをした痕跡もないものです。ほかのソフトを起動したまま何日かほっておくこともありますがそのときはまったく出ません。FCPのみです。
FCPはVer.2です。最近アップデート(2.0.2に)しましたがそれからは試してませんので分かりませんがFCP2のパッケージをそのままインストール(RTMacも)しただけだと思います。
これは私の環境だけの話でしょうか? このような情報確認されていますか? ちなみにマウスなどを動かすと牛がびっくり!して右の方へ走って消えてしまいます(笑)。
よろしければ確認して下さい。かなり時間かかりますけど、、、、。
——引用終わり——
皆さんの中に、この牛に遭遇した方はおられますか?
私も週末確認してみようかと思ってます(笑)。
○千崎達也さんの1/5圧縮 on theweb が10/1に更新されてます。
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年10月4日に公開した記事を転載したものです>
「コンピュータ物づくり話」、興味深く読ませていただきました。確かに、編集マンが編集機を叩いて、手を放した瞬間からべーカムがキューアップして、タリーがついてつないだ画がレコーダーモニターに出るまでの「間」、みたいなのってありますよね。いろんな機材が連動して、人も機械も編集に参加してる感じと、一カットつなぐのにかかる時間が長いから、しっかりオフラインで組み立てて、「基本的にこの編集で行くぞ」みたいな、「遡ってなおせない」緊張感が、リニア編集にはありますよね。長尺で頭の方をなおすとなると「おいおい1H行って来いだよ〜」みたいな(笑)。GPIでなく手動で叩いてのテロップ入れなんてのも、リニア編集ならではで。白完作って、それを出しにしてテロップ入れ、という「テロップは後から入れるもの」という流れも、どこからでも直せるノンリニアにはないものです。(ノンリニアでEDLや白完作って編集所で完パケることは多いかもしれませんが、その場合は本編はリニア編集の世界に移っていくわけで…)そうやってつくる編集は、完成したときの達成感も確かに違う気がします。個人的には適材適所でいいと思いますし、何がいいとか悪いわけではないですが…
しかし一方で、リッチコンテンツ/ブロードバンド時代には、ちょっとした事務所に何台か編集PC(下手するとVAIOとか)を置いて、ちょちょっとDVで撮ってきた素材を、やっとメールが打てるようになったくらいのバイトくんに編集させて(あ、実際やってらっしゃる方、お気を悪くしないでくださいね)、バッチでエンコードしてブロードバンド回線で納品、なんてことをするにはノンリニアマシンは最適なのでしょう。その日の撮って出しのイベントレポートや既存映像の尺調/テロップ入れくらいで高い編集所を使うわけにもいかないですしね。ノンリニアによるコストダウンは大きいでしょう。
それと、リニアではあり得なかった映像というのもここ数年で溢れかえるようになり、それはそれで独自に発展しています。
個人やSOHOにおいては、パソコンとDVカメラや素材さえあればビデオ編集環境が構築できるっていうところが、iMovieを皮切りとするパーソナルノンリニアブームのポイントだと思うのですが、そういう人たちにはパソコンの編集しか経験がないわけで、ノンリニアも全く違和感のないものでもあります。私も紙面 のレイアウトはパソコンでやるものだと思ってるDTP世代で(^_^;)、逆に言うとDTPやDTVで間口が広がったともいえるわけですが、 そうすると、パソコンなんてない時代から長年映像制作に携わってこられた方のご意見というのはますます貴重になっていくことでしょう。得るものと失われるものは何についてもあるわけですが、「言われてみると確かにそうだよな〜」と思いつつ読ませていただきました。
そんな私も、ちょっと方向は違いますがパソコンが編集に取り入れられて変わったな、と感じてるのが、テロップのフォントです。制作会社さんがテロップ屋さんに発注して焼いてもらってくる紙テロップは、(私は社内テロッパー(笑)現役時代、ドキュメンタリーや報道なんかが担当の中心だったので)ゴナやナールといった書体が一般 的だったのですが、「パソコンでウチでもテロップが打てますよ〜」と言ってみると、写 研社のゴナやナール(勝手にリンクさせていただいてます)で発注をいただくわけです。しかし、写 研社はパソコン用にフォントを出してませんから、似たような書体を用意しなくてはなりません。ところが、ゴナと似ているモリサワ社の新ゴフォント(一悶着ありましたね)は印刷用のPostScriptだし、テロッパーソフトで読めるTrueTypeでなおかつ安くてライセンス的にも敷居の低いダイナラブ社のダイナフォントの「平成」書体(平成ゴシックや平成明朝)を使っていました。ちょうどゴナDBが平成ゴシックW5あたりですね。Dナールは丸ゴシックMとか…
しかし、平成書体とゴナ/新ゴ系で決定的に違うところがありまして、ゴナ系は和文2バイト書体と英数書体の天地(高さ)が同じなのに対して、平成系は半角英数(1バイト)の高さが低いんです。ワイドショーや夕方のニュースなんかでは、平気で平成フォントをまんま使っているのをよく見るようになりまして、(最近どこでもパソコンで打ってるな〜と思うと同時に)私これが気になっちゃって、ある種のこだわりからか、時間がある限り英数部分の級数とベースラインを変えてひたすら文字列の高さを均等にしてました(笑)。ニィス社のJTCウィンシリーズなんかは英数と2バイトの高さが均一なのでたまに使ってましたが、ちょっとポップ書体系の要素が入ってて、汎用性には欠けます。探してみると、天地の高さが均等で汎用性のあるゴシックや明朝のTrueTypeフォントって、無いんですよね。
とまあDTPやDTVの普及でいい面も悪い面もありつつ文化の変遷があるわけですが、新技術が日進月歩で登場し、各業界も生き残りに必死だと思います。大手印刷屋さんは早くからデジタルコンテンツを取り入れてきましたが、写植屋さんがめっきりなくなったようにテロップ屋さんもなくなるのかと思えば、テロップ屋さんはいまではDVD用の字幕ファイルを作ってくれるんですね…。
○DVリアルタイムシステムの今
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年9月17日に公開した記事を転載したものです>
先行しているWindowsベースのリアルタイム環境ですが、Matrox社のリアルタイムシステム、RT2500のカタログをもらってきました。宣伝文句をちょっと並べても、
・1,000種類以上の2D、3Dエフェクト、トランジションが全てリアルタイム処理
・ページカール、オーガニックワイプ、パーティクル、ディストーション、3Dタイルもリアルタイム
・Premiereが持っている60以上のトランジションもリアルタイム
う〜ん。
・MPEG-2 IBPクリップをリアルタイムでキャプチャ、DVD制作時のヤリクリ利用に便利
って、MPEGは仕方ないとして、RTMacも効果は増やせる仕組みだと聞いてるんですけど…Matroxさん、待ってま〜す(^_^;)。
同じくC-Cube社のDVチップを積んだPinnacle社のDV500は、RT2000との比較があります。
(しかしPinnacle社の日本での対応って、あんまりいい評判聞きませんね。複数から同じようなことを聞きます。うちは代理店経由難で実感無いんですけど、実際どうなんでしょ?)
一方、カノープス社のDVStormRTシリーズは「スケーラブルテクノロジー」という方法を採用しています。これは、専用のハードを持たず、コーデックやCPUのパフォーマンスを活かすことで処理を実現しており、マシンスペックによってRTの幅が広がるというもの。ソフトで機能アップをしていけるのも、ありかもしれませんね。専用ハードでは避けられない陳腐化も避けられる、と書いてあります。これがCPUに応じた効果 のリストなんですが、12〜3万円くらいのマシンで全部の効果が(Premiereからも)リアルタイム処理できるとなると、値頃感いっぱいですね。実際の使い勝手等は触ってないのでなんとも言えませんが…
でも、こういう選択肢があるのもいいと思います。
カノープスさん、FCP対応ってのはいかがなものでしょうか?
さて、秋葉原を歩いているとこんなことも書きたくなってしまう今日この頃ですが、果 たしてRTMacの次の進展は、DVRT環境の進展は、いつ、いかなるものか???
○AutodeskがMedia 100のソフトウェア製品群を買収
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年9月1日に公開した記事を転載したものです>
MacDTV ML/掲示板でもみついやすひろさんからポストが上がってますが、EditDV(CineStream)がまた売られていったようですね(^_^;)。Radius>DigitalOrigin>Media100>Autodeskと都合4社目となるわけですが、今度はハリウッドやCMでもおなじみのdiscreet部門の製品となるようですので、どう化けるか大変興味があります。editの弟分としてリニューアルなんかされると、名前も”edit DV”で丁度いいし(笑)FCPキラーと目されたりして面白そうなんですが、どちらかというとCleanerなどのストリーミング系の技術取得が主なようですね。DV製品の強化も期待したいところです。EditDVも含め、どうしてもMac系の(特にビデオやグラフィックなどのニッチな)製品は、よっぽど成功しないと、波瀾万丈な運命をたどるのは市場原理からいって仕方ないのかも。まあ今度は行ったところが行ったところなので、思わぬ 展開に期待したいと思います。
#オートデスク社
●DVD Studio Pro 日本語版マニュアルを見て
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年7月14日に公開した記事を転載したものです>
MacDTV.com(サイト/ML)に情報が挙がってましたので、早速私もDVDStudioProの日本語版マニュアルをダウンロードしてみました。ざっと見たところ、想像通 り、ユーザーにはDVD規格になるべく触れさせないようになっているみたいですね。DVDStudioProに限らず、シナリスト以外のメジャーオーサリングソフトは大抵こういうコンセプトのようです。先日アップルが買収したSpruceのMaestoroファミリーしかり、SonicのCreatorもDSPに近いノリですよね、確か。しかし、思うに、突っ込んだことをしようとしたときや、規格書と照らし合わせたとき、規格書に書いてあることがオーサリングソフト上ではどのようになっているのかがわかりにくいんじゃないかと勘ぐってしまいます。MacOSの場合はクローズで一切中身に触れなくても一からアップルが組んでいることとその上で動くアプリケーションでフォローしてくれるのでのでいいのだと思いますが、DVDの場合、元々決まった規格があり、それに従わなければいけないので、アプリケーション側では逆に規格をストレートに想像できるほうが、入りにくいけど入ったらコントロールしやすいんじゃないかと感じます。 ていうか、GUI的に、デザインはアップルだけど、中身はアップル的じゃない気もしてるんですが(もともとASTARTEの考え方がMac的じゃないと思う)、たとえば、Graphicl Viewでコンポーネントがそれぞれリンクされてるの見たら、線を引っ張ってつなげられてこそWYSIWYGだと思うんですけど、ふたを開けたらポップアップメニュー主体なところとか…あれで膨大な数の素材を複雑にリンクさせるような物をつくるとしたら… #松下の「オール手打ち」も逆の意味で効率は良くないですが(笑)。
まあシナリストもひどいもんで、日本語マニュアルが未だに無く、はじめはさっぱりわからなくて頻繁にサポートに電話する(サポート=マニュアル)ので、サポート無くしては成り立たないんですけど、果 たしてアップルのサポートはいかに!? そのサポートページもちょっと不安を感じますが、
<TIL:31342>DVD Studio Pro: CMF と DDP フォーマットの概要
に「最も一般的なフォーマット」と書いてあるCMFは、少なくとも日本のDVDプレス工場では(今現在) まだサポートされておらず、PioneerからS201でのサポートもまだ日本では発表になってません。「過去の物」みたいに書いてあるDDP2.0でのDLT納品が標準です。CMFはDVD-R for Authoring用のフォーマットで、for Generalとの差別化をこれで確立するんだと聞いてますけど、TILで書いてあるような一般 化はまだされてません。こういった部分で、果たしてどうなのか、と不安がよぎるわけです。なにもサポートにまで現実離れした誇大な表現はどうかと思います(^_^;)。アップルに電話しても同じこと言われるようなら、当てになりませんよね。少なくとも翻訳のTILと違って日本のサポートですし、日本の制作現場にあったサポートが期待できる物なのか??(ちなみに、FCP2.0のマニュアル<p1366>にも「MPEG3がある」なんて平気で書いてたりしますし(笑))
本格的なDVDオーサリングが信じられない価格で出来るようになった事実は歓迎しますが、あくまで道具ですから、制作効率やわかりやすさを基準にした意見もあっていいんじゃないかと思って、マニュアルを見た印象を書いてみました。使う機会があったらまた感想も変わってくるかもしれませんけど(@_@)。
※DVD Studio Pro1.0の話題です。また、現在シナリストは日本語マニュアルが提供されています。
2006.2.14
●DVDStudioProの役割
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年7月7日に公開した記事を転載したものです>
今週は思わぬトラブルにハマってしまい、実は先週より寝れてなかったりしまして、更新が滞ってます。コンテンツをつくるのですが、完成に至らず断念したりして。何が原因かわからないトラブルってのもたちが悪い、なんて改めて実感してます。DVDなんですが、Scenaristでどうも「素材のサイズとマルチプレックス後のサイズが合わない」というエラーがでて、ディスクの書き込みがうまくいってないらしい、とか、解析したらビデオのビットレートのピークが一部高すぎたり(これはこれで許容範囲だったんですが)、結局AC-3ファイルの一部が壊れてたんですが、そんな試行錯誤でこれを見つけるのに3日くらいかかって、2層ものだから何をやるにもサイズもでかいし時間もかかる!こんなトラブルの時って、気休めでもいいから何かしら情報が欲しいものですよね、やっぱり。ということで、FCP Unofficialでも、さしあたって問題となっていることをピックアップして、解決策の参照用の資料にしようかと思ってます。(まあハマると惑わされてほんとの原因に目がいかなくなることもあるといえばありますが、情報がないよりはましかな、と。)また、高いサポート料払ってでも、夜中でも対応してくれるメーカーサポートも重要ですよね、せっぱ詰まった状況では。DVDの場合はきっちり構造上のエラーを報告してくれるソフトであるかも、それでつくったもの自体が市場に出回るので重要だと思います。私的な感覚ですが、FCPとかDVDStudioProって、こういうサポート(コースも技術力も)がない分安いんだと思います。
(ターゲットが思い切り企業向けのソフトは平気でン百万円単位ですからね。ボリ過ぎって気もしますが、それなりのものや環境をつくるには、結局それなりの投資も必要だという感覚も要ると思います。特に、こなれてなくて投資額や苦労が大きい今のDVDの世界では、まだそのノウハウがお金に変えられる段階なので、企業は極力外に出したがりません。ノンリニアの黎明期もそうだったかもしれませんが、投資も努力もなしでコンシューマーに情報や解決策が手にはいるのは、逆にいうとコンシューマーベースのソフトが広く出回って、ユーザー間の情報交換が進んできた頃なのではないかな、と。そういう意味では、DVDStudioProの功績は大きいと思います。これからのソフト/業界ですよね。)
これらを業務で使う場合、少なくとも店頭ではなくサポートの充実した代理店経由で買って、またスタッフと仲良くなることも重要だと思います。ユーザーコミュニティも、大事ですよね。
●Palmばなし(FCP Unofficial版)
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2001年7月2日に公開した記事を転載したものです>
FCPネタではないのですが、Palm市場が最近元気なので、つい先日、すっかり飽きちゃって(というよりi-mode登場以来の携帯の進化+紙の手帳の組み合わせの方が自分には便利なことに気づいたので)しばらくほったらかしてあった”US Robotics”(から3Com傘下になって、今のPalmComputing社に独立)の”PalmPilot“(万年筆のパイロット社から訴えられて、”Palm” になったんですよね。現役でお使いの方もいらっしゃるのでしょうか?)を引っ張り出して見ると、なんと電池が液漏れ(@_@)!。電池を取り出して端子もきれいにして置いといたら、MacDTV.com でPalm話が出ておりました。なんと(私的に)タイムリーな、と思いながら電池を入れてみると、メモリー1MBだったんですよね、PalmPilotProって。(CLIEは8MBとか?)。このころは日本語OSが無かったので山田達司さんのJ-OSで日本語化&日本語フォントをインストールして使ってました。PalmOSってとってもMacテイストだな〜と思ってたら、案の定Appleをやめたエンジニアがつくったそうで、スペックもメモリ512Kと68KのCPU(Motorola)で初代Macと同じだと聞いて喜んでたりしました。(なんとかMacネタに持っていったぞ。) TC Calcのシリアルもあったりするので、また使ってみようかな。