●アップグレード時の注意点
<この記事は旧Fina Cut Pro Unofficialにて2002年2月9日に公開した記事を転載したものです。>
アップグレード版は、毎度のことながら少々インストールが面倒になってます。いくつか注意点を挙げてみます。
1・<for OS 9>インストールには以前のバージョンがインストールされていること。
2・<for OS 9>Mac OS 9.2.1 アップデート、Mac OS 9.2.2 アップデートが同梱されます。
3・<for OS X>Mac OS X 10.1.1以降のアップデータは同梱されません。
4・<for OS X>「少なくとも一度は起動しなければならない」Classicは、FCPがインストールされたシステムでなければならない
1…FCP2の時と変わらず、旧バージョンが実際にインストールされている必要があります。つまりクリーンインストール時には、ゆーざーによってはFCP1.2.xからせこせこインストールする必要があります。いい加減、Photoshopなどのように旧バージョンのCD-ROMだけで認証終わらないものですかね?今バージョンからCD自体の複製もできなくなってることですし(!)、オリジナル率の高い次回からは(^_^;)ぜひ簡便にお願いしたいものです。
2…MacOS 9.1であれば、FCP3のディスクのアップデータでアップデートできます 。
3…パッケージに入っている紙面「Mac OS 9.2.2またはMac OS v10.1.1へのアップグレード」にアップデート方法が書いてありますが、MacOS 10.1ユーザーはちょっと大変です。特にISDNやPHSでモバイルされてる方には拷問に近いものがあるでしょう(^_^;)。そうです、<ソフトウェアアップデート>で必要ファイルをダウンロードしなければならないのです。せめて”MacOSXUpdate10.1.1″だけでもブロードバンド環境でダウンロードしておかないと、OS X版を入れる気がなくなります(^_^;)。
4…アップデータCDに入っている「アップグレードについて」の中に「 Classic 環境を少なくとも一回は起動させてください。このステップは、Mac OS X の環境下で、アップグレードプログラムが Classic 環境のシステムフォルダを参照するのに必要なシステムの諸項目を設定するのに必要です。」 とありますが、何のためにClassicの起動が必要かを考えればお分かりかとも思いますが、このとき起動するClassicはFCPがインストールされているシステムである必要があります。つまり、例えばFCPの稼働しているシステムとは別に、MacOS XのパーティションにClassic専用のシステムがあったとしても、そこにFinal Cut Pro User IDなどの認証ファイルがなければアップデート(for OS Xのインストール)はされません。これらのファイルをClassicにコピーしたらどうかは試していませんが、アップデート時の一度だけですから、FCP2/FCP3 for OS9がインストールされた(稼働していた)システムを指定して起動させた方がよいと思います。
#この情報は当時のものです。