FCS2:ドキュメントフォルダ
Final Cut Pro 6, Soundtrack Pro 2, Motion 3, Color, DVD Studio Proの各アプリケーションはドキュメントフォルダを自動作成します。
各アプリケーションで一度作業をすると、デフォルトではMacintosh HD/ユーザ/xxxx/書類/の中に”xxxx Documents”フォルダが作成され、キャプチャーファイルや自動保存プロジェクトなど必要なファイルの保存先に指定されます。
それぞれのフォルダには
・Final Cut Pro=キャプチャー、レンダリング、自動保存、キャッシュ類
・Soundtrack Pro=レコーディングファイル、編集したメディアの作業ファイル
・Motion=プロジェクトの自動保存とオプティカルフローの解析キャッシュ
・Color=デフォルトのプロジェクト、メディア、レンダリングファイルの保存場所
・DVD Studio Pro=(未調査)
が保存されます。
なお、一般的にはFinal Cut Proの場合は作業ディスクの設定や変更はワークフローの一部としてよく行われますが、その他のアプリケーションのDocumentsフォルダにも容量が大きくHDDの速度が再生などにも影響するようなレンダリングファイルやMotionのオプティカルフローキャッシュなどが保存されますので、気付かずに作業を続けるとMacintosh HDの容量を圧迫してシステムが不安定になったり、レンダリング後の再生が安定しないなどトラブルの原因となる可能性が高くなります。
これらもシステムボリューム(Macintosh HD)以外の、できれば物理的に別の(作業用の任意の)大容量・高速ドライブ(外付けや、Mac Proなら内蔵の増設HDDなど)に変更したほうがよいでしょう。
変更するには、元のxxxx Documentsフォルダを変更先にコピーしておき、アプリケーションの環境設定を開いて指定場所を変更するとよいでしょう。
またはまったく任意の名前のフォルダも指定できますので、使い方に合わせて設定します。
例)Motionの環境設定
FCP6:ビデオスコープの改善
FCP6ではビデオスコープに機能が追加されています。
Final Cut Pro 6のビデオスコープでは、スケールと信号それぞれのブライトネス(実機の波形モニタのSCALE / INTENSITY)調整機能が追加されており、微細なレベルやピークの視認性向上、及び好みに合わせた見やすいセッティングが行えます。
・目盛りのブライトネス(SCALE)
・信号のブライトネス(INTENSITY)
Compressor 3:FLV書き出し
Compressor 3からのFLV書き出しには従来通り別途アドオンが必要なようです。
Compressor 3でFLV書き出しを行うには、Adobe Flashに付属のAdobe Flash Video EncoderのインストールまたはTelestreamのEpisodeに同梱されるEpisode Plugin for Compressorのインストール(いずれも有償)が必要です。
なお、Episodeの購入ページ によれば
・スタンダード(52,663円)
・スタンダード+Flash 8(65,996円)
・プロ(119,325円)
・プロ+Flash 8(132,658円)
※いずれもダウンロード版/価格は2007.7.5現在
となっています。
Episode (Desktop)自体はCompressorと同様のスタンドアロンアプリケーションで、Proバージョンではバッチも行えるようです。付属のPlugin をインストールすると、CompressorからEpisodeのインターフェイスを呼び出してセッティングを行うようになっています。
一方、Adobe Flash CS3をインストールするとQuickTimeのFLVコンポーネントが追加されるので、Compressor 3や特定のアプリケーションを介さずに各アプリケーションのQuickTime Pro(FCSがインストールされていると自動的にQT Proライセンスになる)書き出しオプションからFLVを選択できます。
価格はアドビストア で
・Adobe Flash CS3 Professional(88,000円)
・(またはCS3シリーズのFlashを含むパッケージに同梱)
となっています。
なお、FLV書き出しにどのアドオンを導入するかの参考情報として、Episodeにはスタンダード/プロのいずれにもWMVの書き出しが標準で含まれます。
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※こちらの記事はオフィシャルページに基づいており、発表直後はTelestreamの記述が無かったために当サイトでは標準対応したものと捉えていたと思われます。内容には誤解のないよう努めておりますが、現在オフィシャルページにTelestreamの記述が明示されているため、この件は本記事を以て補足とさせていただきます。
FCP6:外部ビデオのモニタ
FCP6の新機能として、シーケンスと異なるビデオの外部機器への出力が追加されています。
(FCP6ヘルプの「新機能」より引用)
外部ビデオのモニタ 外部ビデオインターフェイスの設定がシーケンスの設定と一致しなくても、出力できるようになりました。これには以下のような例が考えられます:・DV またはHDVシーケンスを他社製インターフェイスを使って SDI 信号で出力する ・非圧縮のNTSCまたはPALのシーケンスをDVFireWire で出力する ・HDV シーケンスをDVFireWire で出力する シーケンスと出力の形式には、和合性のあるフレームレートを使用する必要があります。たとえ ば、フレームレートが60、30、または24fps のシーケンスは30fps の機器に出力できますが、25 または50fpsの機器には出力できません。また、出力機器がシーケンス設定と一致しない場 合は、追加のリアルタイム処理が必要です。これは、すでに大きなリアルタイム処理能力を必要 とするセグメントを再生するには、レンダリングが必要になる場合があることを意味します。 |
なお、FireWireでのHDVシーケンスおよびProRes422シーケンスのDV出力については、画質やフレームレートはプレビューレベルのもの(そのままマスタリングできるレベルではない)ようです。
また、SD非圧縮8bitシーケンスをDV出力してみたところ、サブコピー程度には(場合によってはマスターとしても)申し分ない出力を行う模様。
このことから、特にHDに関してはHD→SDのダウンコンバートをFireWire経由で高度に行うものではない(とりあえず動く映像を出力できるようになった)ようです。
※Mac Pro 2.66→FireWire→DSR-11でテスト。
※画質評価はあくまでユーザー毎の主観によりますので、参考までに。
Final Cut Pro 6: “Media Manager File Trim” issue
Mac OS 10.4.9でFCP6のメディアマネージャ機能を使用するとエラーメッセージが表示されるようです。
Final Cut Pro 6: “Media Manager File Trim” issue resolved by Mac OS X 10.4.10 Update
Issue or symptom If you are using Final Cut Pro 6 with Mac OS X 10.4.9, you might encounter an issue when using Media Manager in which operations unexpectedly result in a message that states “Media Manager File Trim Failed”. Products affected Final Cut Pro 6 Download and install the Mac OS X 10.4.10 Update, or later. |
※US環境での情報です。
Soundtrack Pro 2.0.1アップデート
ソフトウェアアップデート経由。
Soundtrack Pro 2.0.1 には以下のいくつかのアップデートが含まれています:安定性の改善 性能の改善 Delay Designer サラウンドエフェクトプラグイン このソフトウェアは、Soundtrack Pro 2.0 をお使いのすべてのユーザにお勧めします。 このアップデートに関する詳しい情報については、次を参照してください:リリースノート |
FCS2のインストールは25分以上待つ
Final Cut Studio 2のパッケージに入っている「Final Cut Studio 2コンテンツのインストールについて」という書類に、次の点に関する注意が書いてあります。
本文には各ディスクのインストールに10〜20分かかる事が説明されており、その後に「重要」として以下の内容が記載されています。
重要:インストールが失敗したと判断してインストーラーを閉じる前に、少なくとも25分間はディスクコンテンツのコピーを続行してください。 |
関連記事(Tech Info):Final Cut Pro 2: インストールの進行状況が 100% のままになる
Audio Content 2,3ディスクを認識しない
特定の光学ドライブでFinal Cut Studio 2の「Audio Content 2」「Audio Content 3」ディスクを認識しない現象が発生しています。
これは管理人の環境の話ですので他の環境でどうかは未検証ですが、参考に書きます。
症状が発生しているドライブ:LG電子 GSA-H10N (2006年5月製および10月製の2台で発生)
症状:Audio Content 2およびAudio Content 3を認識/マウントしない
検証環境:Mac Pro 2.66 QuadおよびPowerMac G5 1.8Dual
経過:
Mac ProにGSA-H10Nを載せた環境でFinal Cut Studio 2のインストール作業を開始。しかしAudio Content 2ディスクを挿入したところ認識せず。他のFinal Cut Studio 2構成ディスクは認識します。
ドライブの劣化または個体の問題かと考え、製造年月日の異なる同型のドライブに換装したが、同じく認識しません。
また、同じドライブをG5に載せて試したところ、やはり認識しませんでした。
よって、ドライブの個体差ではなく両ディスクとGSA-H10Nモデルとの間の問題であると考えられます。
なお、この検証では全てのAudio Content2, 3ディスクで起こるかどうか(ディスク自体の個体差やプレスロットの問題の可能性)はわかっていません。
追記:Mac Proの純正Super Driveでは認識しました。2007.7.1
Motion 3.0.1アップデート
ソフトウェアアップデート経由。
Motion 3.0.1 では安定性が改善されると共に、PowerPC ベースおよび Intel ベースの両方の Macintosh コンピュータで Motion 3.0 を使用した場合に発生することがあったパフォーマンスの問題が解決されました。 このソフトウェア・アップデートは、Motion 3.0 をお使いのすべてのユーザにお勧めします。このアップデートには、以下に関する修正が含まれます:
32 ビット浮動小数プロジェクト このアップデートに関する詳細については、 以下を参照してください:リリースノート |
Final Cut Pro 6.0.1アップデート
既報 ですが改めて掲載します。
Final Cut Pro 6.0.1 には以下のいくつかのアップデートが含まれています:安定性の改善 「切り出しと転送」インターフェイスでの AVCHD 形式のサポート 「Motion」および他社製アプリケーションに対する FXPlug の強化 マスターテンプレートサポートの改善 非 HFS ファイルシステム(ネットワークおよび Xsan ボリューム、FAT32 ボリュームなど)でのロングファイルネーム(33 文字〜255 文字)に関する問題の解決 このソフトウェア・アップデートは、Final Cut Pro 6.0 をお使いのすべてのユーザにお勧めします。 このアップデートに関する詳しい情報については、次を参照してください:リリースノート |