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-FCP Unofficial Review-

Final Cut Pro3(E)-4
2002.1.6更新

どこよりも早いFCP3(E)レビュー!(4)

Color Corrector

新年最初のFCP3(E)レビューはカラーコレクターです。
 

Color Corrector 3-way

Color Correctorフィルタを適用すると、フィルタタブに通常通り追加されます。
   

通常のフィルタと同じく、パラメータによる設定が行えます。
 

ここで新フィルタと共にFCPのインターフェースに大きく機能の追加が行われたのが[Visual]ボタンです。
 

[Visual]ビューインターフェースでは、視覚的に作業が行えます。左上の[Numeric]ボタンで数値パラメータ表示と切り替えを行います。
  

基本的な使い方は、色補正したい画面の<Blacks>・<Mids>・<Whites>をスポイトツールでピックアップするだけです。その後各パラメーターで微調整を行います。<Mids>は基本的に肌色を選択します。
 

若干赤みがかった画像を補正してみます。
 

この場合<Whites>だけでほぼ正常な色になりました。もちろんどんな画像も一発で補正できるわけではありませんので、場合に応じて調整を行います。波形(後日レビュー)も常に表示しておけますので、より正確な追い込みも可能です。
 

Color Corrector

カラーコレクター。3-wayと同様にVisual Viewインターフェースになっています。
 
このフィルターは、3-wayとは全く異なった用途に使用します。これは特定の色だけを補正することが出来ますので、図では"CineWave"の青いロゴの色を変えてみます。

スポイトツールで範囲を指定して…
 

Hueを回転させると選択範囲の色だけを変更することが出来ます。
 

Common Function
FCPではウィンドウズームが可能ですので、拡大して細部の調整も可能です。
 
他のカットにも同じパラメータを適用する場合、ハンドルでエフェクト属性をドラッグします。また、このウィンドウ上からボタンで属性コピーも行えます。図の左右の数字の付いた矢印は、それぞ「れ1カット後(前)のカットにコピー」「2カット後(前)のカットにコピー」です。
 
 
Auto Contrastで簡易的に最適化が行えるほか、適用範囲の微調整も視覚的に行うことが可能です(スポイトツールは、この調整をある程度自動で行ってくれるわけですが、微調整はここで行います)。右のボタン類は、スポイト、ビューの切り替え(適用前・後、アルファ表示)、アルファ反転。FCPのスポイトツールは[Shift]キーを押しながら適用色を追加できますので、一度で採りきれない場合は近似値を追加していきます。
 

以上簡単にご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
DV素材ではあまり画質が良くないので機能を持て余してしまうこともあるかもしれませんが、非圧縮素材など高画質なフォーマットでは力を発揮してくれるのではないかと思います。

※まとまった時間が取れ次第、順次追加していきます。

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