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-FCP Unofficial Review-

Final Cut Pro4(E)
-ピックアップその2-

2003.7.24更新

ギャング再生タイムラインパッチパネルオーディオコントロールタイムライン上でのオートセレクト
ウィンドウ面責の多彩な変更ボタンバー
どこよりも早い発表資料詳細レビュー
引き続き変更ポイントからピックアップしてみました。。
ギャング再生

業務系ノンリニアでは馴染みの深い、ギャング再生をサポート。

簡単に言えば、ヘッドをスクラブ(再生ではない)するときビューアとキャンバスが連動するようになったということで、FCP4ではFollow/Open/Gangの3種類のモードがあります。


Follow:シーケンス上のクリップをビューアに表示させた場合、キャンバスにはシーケンスに並べられたカットが編集通りに表示される一方、ビューアには選択したクリップが、再生ヘッドの移動量だけ表示されます。つまり、シーケンスで使われている部分はビューア/キャンバス共に同じ内容が連動して表示され、それ以外の個所はビューア上では「使いどころ以外」の部分がヘッドに連動して表示されるため、シーケンスに則して使いどころ以外の部分を確認できます。



Open:キャンバスとビューアの映像が完全に同期する(ビューアが常にキャンバスにマッチフレームされる)モードです。ビューアには順次使われているカットの使われている部分が呼び出されて連動します。



Gang:選択したクリップのビューアでの任意の位置とシーケンス上の任意の位置にそれぞれヘッドを置いてそこから同期再生させるモードで、例えばシーケンス上のある区間が別のカットに置き換えられるかどうかを簡単に確認することが出来ます。

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タイムラインパッチパネル

編集時のターゲットトラックの設定を行うインターフェースが変更になりました。

各トラックには分割されたボタンのような物が置かれています。 左側には、ビューア上のクリップのV/A構成に従ってボタンが現れます。図はオーディオのみのクリップをビューアに展開したことを表します。 ビデオをV3に、オーディオ(ch1/ch2)をA3/A4に配置したい場合は図のようにします。 V/Aを含むクリップのうち、ビデオのみを配置したい場合はオーディオパッチをクリックして接続を切り離します。

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オーディオコントロール


オーディオコントロールもやっと標準的なレベルまで来た感じですね。

タイムラインを拡張すると、オーディオコントロールが現れます。
ミュート
ソロ


そしてオーディオミキサー。レベルやパンなどの自動記録が出来る、ごく一般的なミキサーです。ステレオペアでは2ch分、1+1chでは各フェーダーが独立して動きますが、グルーピングなどは(おそらく)できない気配です。

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タイムライン上でのオートセレクト


IN/OUT範囲が全トラックに渡って自動選択される機能が付きました。

タイムライン上でIN/OUT点を設定すると、その範囲が取りあえず選択されます。 例えばこの状態でリップル削除を行うと、選択範囲が削除されて間が詰まります。 自動選択されるトラックは、各トラックについているボタンを押すことで任意に選ぶことが出来ます。

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ウィンドウ面積の多彩な変更

各ウィンドウ間の大きさを簡単に変更できるようになっています。

 
ウィンドウの境目をドラッグすると、全ウィンドウが連動し面積を変えることが出来ます。
なので、編集中にキーフレーム等を調整したい場合、簡単にビューアを広げてキーフレームタイムラインを広めに表示させることが出来ます。

シーケンスの高さを広げたい場合も、同様に境界をドラッグします。とにかく隣り合ったウィンドウの境界をドラッグすると連動して各ウィンドウの面積を変えることが出来るので、非常に便利です。

また、各トラックの高さを個別に変えることも可能になりました。

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ボタンバー


各ウィンドウには好きな機能のショートカットボタンを自由に配置することが出来ます。





はじめは各ウィンドウの右上に、コーヒー豆のような物体が置かれているだけですが…


ほとんどの機能が網羅されたボタンリストを呼び出して、、、


コーヒー豆にドラッグすると、


任意の機能を並べたボタンバーとなります。 ドラッグすると移動や削除も簡単に行えます。

機能満載の業務系のノンリニアのなかにはとにかく初めからたくさんボタンが並んでいるものがありますが、個人的には最初から「これでもか」ってくらいボタンを並べられても(しかも大抵絵の内容から機能を判別できない!)かえって取っつきにくく、初めは無くてあとから好きなように追加できるアプローチのほうが自然で好感が持てます。(まあFCP4のアイコンの柄もそんなに分かりやすいものとは思いませんが(^^;)、自分で把握しながら置いていくこととマウスを近づければ機能が表示されるので、微妙なところでいいセンいってるって感じですね。非常に便利です。)

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