DTV/レビュー/FinalCutPro4.0(E)
[戻る][HOME] [発表資料詳細レビュー] [ピックアップその2] [レンダリング画質]

-FCP Unofficial Review-

Final Cut Pro4(E)
-ピックアップその1-

2003.7.16更新

セットアップスクラッチディスクのチェック設定の細分化自動レンダリングカスタムタイムコード詳細な情報表示マルチチャンネルオーディオ出力トラックの削除
どこよりも早い発表資料詳細レビュー
お待たせいたしました、もう間もなく日本語版も出ると思いますが、一足先に英語版を見てみましょう。今回はざっと気になる点をピックアップしてみました。


セットアップ

初めて起動する時に表示されるセットアップ画面。はじめはDVファミリーの基本的なものだけですが、、、

Show All(全て表示)のチェックを入れると、使用可能な膨大なセットアップが選択できるようになります。HDのオフラインとか8bit/10bit非圧縮なんかも入ってますね。

このページのトップへ

スクラッチディスクのチェック

一旦設定したスクラッチディスクがマウントされていないと、起動時に警告が出てその後の対処を選べるようになりました。

このページのトップへ

設定の細分化


設定メニューの細分化が進みました。
ユーザー毎の設定、全体の設定、簡易セットアップ、オーディオ/ビデオ設定 と分かれています。

このページのトップへ

自動レンダリング


これ、かなりヒットだと思うのですが、時間が経つと勝手にレンダリング開始してくれるっていう(マルチタスクのOS Xならではの?)機能で、操作をやめてから何分後にレンダリングを開始するかを設定しておくと、放っておけば勝手にレンダリングを始めてくれます。ちなみにこれは、開いているシーケンス全てか、手前のシーケンスだけか、手前以外の開いているシーケンスに適用するかを変更可能です。

で、はじめは「こんなもん使うのかな」と思っていたのですが、編集中はRTExtreme機能で(機種によっては荒い画像ながらも)FireWIre経由でエフェクトの確認とか結構できるのであえてレンダリングさせずに作業が進んでしまいます。で、開いたままちょっと買い物に行くとか、気分転換にWEBブラウジングをするとか、LiveTypeでタイトルづくりにはまってしまうとか、SoundTrackで遊んでしまうとか、ってケースは案外あるもので、思い出したようにFCPに戻ると

ってメッセージが出て、レンダリングが終わっているってわけです。
これ、 全く意識していないと、何回も経験するたび思わず「ニヤっ」としてしまいます。

このページのトップへ

カスタムタイムコード


やっと採用された待望の機能のひとつがTC打ち直しです。

この機能、おおもとのQTファイル自体のTCを書き換えますので、そのファイルを使用する他のアプリにも影響します。

試しにFCP3で読み込んだファイルをFCP4でも読み込んでTCを打ち直してFCP3に戻ると、そのクリップは一旦オフラインになり、再接続すると変更後のTCが表示されました。

ある意味結構危険な機能でもあるようですから、キャプチャーされたオリジナルのTCを活かしながら別のTCを使用するために、通常はAux TCを使用したほうがよさそうです。

なお、TCの表示切り替えはビューアのTC表示をControl+Clickして行います。

この変更はシーケンス全体に適用されるようで、つまりAux TC1なら全てのクリップはそのシーケンス上ではAux TC1をベースに扱われるようです。また、オリジナルTCしか持っていないファイルは オリジナルのままですので、あるクリップだけ打ち直したTCを使用した(オリジナルTCとAux TC 1または2との)混在は可能です。

なお、ビューアで切り替えたTCがEDLにもフィルタのTimecode Printフィルタ(のTCGモード)にも反映されます。



このページのトップへ

詳細な情報表示


ブラウザやタイムライン上で項目のプロパティを見ると、詳細な一覧表示が見られるようになりました。

このページのトップへ

マルチチャンネルオーディオ出力


オーディオもやっとマルチチャンネルに対応したため、出力デバイスの設定項目に追加されています。KONAやCineWave、その他MacOS X対応のオーディオデバイスで多チャンネルオーディオが扱えるようになったということですね。

このページのトップへ

トラックの削除

あと便利なのが「トラックの削除」で、使われていないトラックを一括削除できます。

このページのトップへ

 

[戻る][HOME]

2001-2003 (c)FinalCutPro Unofficial.,allrights reserved.