FinalCutExpress/1.0Review-01
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-Final Cut Exprss-

FCE1.0レビュー
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2003.2.2更新

続いてFCE1.0の最大の目玉?ともいうべき機能をご紹介します。(画面は英語版です)

■iMovie3

今回は'03/2/1にデビュー*したiMovie3に登場願います。
* (2.2現在はソフトウェアアップデート経由)

iMovie3で適当に遊んでみました。

テロップを入れ、トランジションも設定してみます。
編集が終わったら保存して閉じます。

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■iMovie3のプロジェクトを読み込む

そしてFCEを立ち上げたら、「開く」でおもむろにiMovie3のプロジェクトを選んでみます。

すると、「不明なファイル」と拒否されるのかと思いきや、
なんと"名称未設定"プロジェクトとして開きました(^_^)

※クリップ名が文字化けしているのは、FCEが英語版だからです。
iMovie上では「クリップ○○」という名前でした。

iMovieのネイティブムービーはDVストリームなので全編オーディオレンダリングが必要ですが、しかしテロップやフィルターは適用されたまま、またカットの並びもiMovie3の編集結果がそのまま再現されています。

カットをビューアで開いてみると、iMovie3で分割した部分が使用箇所として選ばれており、分割前の箇所もそのまま残っている(クリップがIN/OUT点を保持してインポートされる)ことが分かります。
トランジションは削除され、カット編集の状態で展開されました。

しかし、フィルタやテロップの適用されたクリップは、ダブルクリックしてビューアで開いてもそれぞれのエフェクトの再編集はできません

どういうことになっているのか、クリップのプロパティを見てみることに。

iMovie3上にただ置いただけのクリップは、テープのタイムコード情報を持っていました。

それに対して、フィルタをかけたクリップはタイムコード情報を持っていません。

このプロジェクトの、iMovie3で使われた素材を見てみると、取込まれたクリップと一緒に
レンダリングファイルも並んでいることが分かります。

つまり、FCEにiMovie3のプロジェクトをインポートすると、

    • トランジションは削除される
    • フィルタをかけないクリップはオリジナルが読み込まれ、IN/OUTも保持される
    • フィルタをかけたクリップは、その部分のレンダリングファイルが読み込まれる

ということのようです。

というわけで、まんまiMovieユーザーの方のステップアップを想定しているわけですね。
フィルタ処理はiMovieとFCEでは全く別でしょうから、後からFCEで再編集できないのも致し方ないこと。それよりはフィルタやテロップなどの再現を優先したって所で、カットはiMovie上の使いどころだけでなく素材全体として扱われているし、読み込みの仕方は妥当な線かと思います。

ともあれ、iMovieでつくった作品が活かせる(今までのiMovieの作品も、iMovie3で開ければそのままiMovie3で保存すれば良いはず...未検証)だけでなく、iMovieに慣れている場合、FCEを使い始めてからも、最初はiMovieで編集しつつ、徐々にFCEに慣れていくこともできますね。

つづく

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