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-Final Cut Pro 2-

ログと取り込み-ログする

2001.9.4更新


「ログと取り込み」
素材取り込みの流れ
├素材の準備
├取り込みの設定
IN点/OUT点の設定
ログする
<ログ入力のオプション>
取り込み(キャプチャー)
 ├クリップ
 ├今すぐ
 └バッチ

素材を取り込むには、「ファイル>ログと取り込み...」を開きます。

「ログ」は、取り込む素材の範囲、名前等の情報をブラウザに記録していく作業のことです。多数の素材を効率よく取り込んで編集するために、FinalCutProの取り込み機能は数あるノンリニアソフトの中でも充実した機能を備えています。

また、パネルが効率よくまとまっており、ログ/キャプチャーウィンドウ内で必要な設定を行うことができます。

「ログと取り込み」ウィンドウ


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■IN点/OUT点の設定
▼VTRコントロール
接続されたデバイス(カメラ、VTRデッキ等)をコントロールするパネル。

▼デバイスのステータス
接続されたデバイスが操作可能かどうか、状態が表示されます。
▼継続時間(プレビューウィンドウ左上)
IN点からOUT点までの継続時間を表示します。
▼再生ヘッドの位 置(プレビューウィンドウ右上)
現在再生している箇所のタイムを表示します。
▼IN点の設定(プレビューウィンドウ左下)
左から
・IN点まで: 入力されたIN点のタイムまでテープを キューアップします。
・IN点のタイムコード
・IN点をマーク(マークイン): 現在のタイムコードをIN点として登録します。
※キーボードの"i"を押してもマークインすることができます。
▼OUT点の設定(プレビューウィンドウ右下)
左から
・OUT点をマーク(マークアウト): 現在のタイムコードをOUT点として登録します。
・OUT点のタイムコード
・OUT点まで:入力されたOUT点までテープをキューアップします。
※キーボードの"o"を押してもマークインすることができます。
▼タイムコードの調整 ※全てのTCウィンドウに共通 します。

・IN点に直接数字を入力しても構いません。"01020000"と入力してEnterを押すと、"01:02:00:00"と入ります。


・入力されたタイムコードに対して"+12"や"-0515"と打ち込んでEnterを押すと、直接タイムコードの増減ができます。


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■ログする
プレビューウィンドウでIN、OUT点を設定した範囲について、情報を設定して保存します。これは「クリップキャプチャー」と「バッチキャプチャー」の時に使用されます。
●ログビン ログクリップ(キャプチャーする素材)が保存される、ブラウザ上のターゲットビン。
● リール テープの巻名。素材が複数のテープに渡る場合、ログの段階で各素材がどのテープに収録されているのかを合わせて記録することで、一括してキャプチャーする時にテープの入れ替えで対処することができる。
●名前 素材に付けられる名前。
●説明 クリップの説明を入力。
●シーン クリップのシーンを入力。
●ショット/テイク ショットやテイクの内容を入力。
●ログの注釈 ログクリップのメモ。
●OKにする 一種のフラグで、カットの識別に利用。
●マーカー ログの段階で、カット中にマーカーを設定できます。

▼ログの入力
IN/OUTを設定したら、以下の項目の中から必要な情報を入力します。
リール
・テープが複数ある場合、テープ毎に異なるリール名を付けることによって、テープを判別 します。また、一本のテープ上にタイムコードの途切れがある場合、ひとつの連続区間毎にリール名を変えます。
名前
・「名前」は直接入力ではなく、 名前・説明・シーンの各情報が合成されてファイル名になります

連動入力
・各スペースの右のチェックボックスをオンにしておくと、その欄の内容が名前に入力されます。
→{名前_説明_ショット/テイク}

スレート(連番支援)
・スレート(カチンコ)ボタンを押すと、それぞれの内容に連番が振られます。
→{名前_1}{名前_2}…
マーカー
・後で使用したい箇所にマーカーを振ることができます。IN/OUT(と必要であればマーカー名)を入力したら、<マーカーの設定>を押します。マーカーを削除するには、登録されたマーカーを選択して"delete"キーを押します。
最低限リール名、名前が入っていればOKですので、後は管理上必要な項目があれば埋めていきます。

▼クリップの設定

↑RTMac使用時の画面
ターゲットトラックの保存
※共通
・オーディオのみ
・ ビデオのみ
・ オーディオ+ビデオ
と、オーディオは
・ステレオペア
・ L+R
・ Lのみ
・ Rのみ
・ モノミックス
といった取り込みたいトラックを、クリップ毎にログできます。

キャリブレーションの保存
※DVキャプチャー以外
・RTMacのアナログ入力、及びMotion-JPEGや非圧縮などの上位フォーマットで「クリップの設定」が有効な場合、ビデオキャリブレーション(画質調整)/オーディオゲイン(音量 )の設定をクリップ毎にログできます。

DVキャプチャーではテープの情報をそのままコピーするので、この設定はできません。

これらのこの設定はバッチキャプチャーの時に「ログクリップの設定を使う」チェックボックスで有効/無効の切り替えができます。

▼ログクリップ


ログクリップ
・必要な情報を入力したら、<ログクリップ>ボタンを押すと、ブラウザにオフラインクリップとして登録されます。
※ログビン
・クリップログは、ブラウザ上で「ログ用ビンとして設定」されたビンに保存されてゆきます。ログビンに指定されたビンは、ブラウザ上にスレート(カチンコ)マークがつきます。デフォルトではブラウザ全体がログビンとなります。(はじめは「名前」欄にスレートアイコンが付いていますよね。)
■ログ入力時のオプション


プロンプト
・プロンプトにチェックを入れておくと、<ログクリップ>ボタンを押したときに入力ポップアップウィンドウが開きます。


・名前を入力せずにログクリップボタンを押すと、エラーメッセージが出ます。
 → 
OKにする
・「OKにする」チェックを入れると、リスト上で判別しやすくなります。

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