DTV/ハードウェア/Shuttle Pro
[戻る][HOME]

-FCP Unofficial Review-
編集コントローラ

Shuttle PRO
2002.6.12更新

■contour ShuttlePROとは?
ジョグダイヤル/シャトルリングを備えた、USB接続のコントローラーのひとつで、coutour社の製品です。日本ではフォーカルポイント社が扱っています。業務用のビデオデッキや編集機、ある程度高価な民生用のビデオデッキやDVDプレーヤなどはビデオ操作に便利なジョグ/シャトルを備えていますが、マウスとキーボードだけのノンリニア編集でジョグ/シャトルでのコントロールを実現するデバイスのひとつが、Shuttle PROです。


02/6/12

ContourDesign ShuttlePRO 最新ドライバはこちら
ContourDesign社のUSBジョグコントロールデバイス「ShuttlePRO」の最新ドライバがここからダウンロードできます。対応状況は現在下の表のようになっております。なお、New Installationページには各種登録用のフォームがありますが、スキップしてダウンロードすることも可能です(^_^;)。また、New Installationページに行くかUpdateに進むかは登録フォームの有無の違いだけのようです。

Mac OS Ver.
ShuttlePRO drivers and software application settings
10.1 or later
8.6 to 9.2.2
#表中のリンクはダイレクトにダウンロードページに行きます。

なお、フォーカルポイント社のサポートページによりますと、旧ドライバでオリジナル設定を作成している場合、最新のapplication settingsをインストールするときに削除されてしまうので、インストール前にオリジナル設定をエクスポートしておき、新ドライバを入れてから読み込んでください。

02/3/28

ShuttlePROドライバについて
・MacOS X(10.1.3)環境では、ShuttlePROに限らず一切のジョグコントローラーに若干不具合が出ます。MacOS X環境においてもすでにベータ版のドライバが公開されており(ShuttlePRO ドライバー 1.0b9 (E) <for OS 10.1> )、認識&使用が出来ておりましたが、MacOS X.1.3環境下ではOS 9ほどレスポンスが良くなく、ジョグ操作に対してオーバーランします。これは一説にはMacOS X.1.3のバグ(キーボードイベントの扱いに変更があった際の影響)ではないか、という話がどこからともなく(笑)聞こえてきておりますので、仮にそうであればFCPやコントローラー(ShuttlePRO以外も含む)のドライバではなくOS Xアップデートでの改善が期待(というか要望)されますね。

02/1/12
FCP3の新仕様
このページでご紹介している通り、Shuttle Proのようなコントローラーを使用した場合、FCP1.xではジョグを回したりすると回した分の処理が終わるまで次の動作が行われない、という事態が発生していました。つまり、適当にくるくるっと回してて急に逆転させたとき(ビデオ編集ではごく普通の操作)、人間の手は多く回しすぎている(キー入力的には左右の矢印キーを無数に連打している状況)ので、FCPはその命令を全て実行しようとするため、途中でキャンセルして逆回転させてようとしても受け付けてくれずに手を離してもズルズル回りっぱなしになってどうしようもなくなってしまってました。

で、FCP2からは極秘に(笑)"Jog/Shuttle Support"機能が実装され、出された命令(キーイベントバッファ)よりもジョグコントローラーの入力を優先させることでレスポンスを向上させていたわけですが、今までこれには"Jog Enhance"等のイネーブラ(これはドライバでなく"Jog/Shuttle Support"機能を呼び覚ますPlug-inファイル)が必要でした。

そして今回のFCP3では、for9/for XともにJog Enhance等のイネーブラは必要なくなり、OSが認識さえしていればそのままレスポンスの良い操作を行えるようになっております。ですから、for OS9版ではFCP3のインストール段階でクイックレスポンスが得られ、for OS Xでは今回のドライバによってOS XがShuttle Proを認識してくれるようになったので、そのままfor OS 9と同じ使い勝手が得られるようになっている、というわけです。

MacDTV.com-ShuttlePROをご紹介します
設定や詳しいことは、こちらをご覧下さい。
で、ジョグコントローラーでは懲りてる(笑)ので買うつもりはなかったんですが、RTMacのオマケでもらいまして、使ってみたら今のシステムではかなり使えるので、ここでは私の使い方や感想なんかをちょっとご紹介したいと思います。

その他の編集コントローラこのページのトップへ

■環境、プラグイン
G4/733(QuickSilver)+FinalCutPro2+RTMacに加え、これを入れるとサクサク動く!というのが JogEnhance plug-in。

販売元のフォーカルポイント社恩田社長によりますと、
「 USBキーボードイベントを見に行くのをShuttle Pro優先にする機能でキーボードイベントバッファーよりUSB Shuttle Proバッファーを優先するプラグイン」(同社RTMacBBSより)

というもので、

フォーカルポイント社のトップページ"NEW(07/25/2001 発信)"からダウンロードできます(2001.8.24現在)。そこの説明には
「Jog Enhance : Contour Shuttle ProをFinal Cut Pro で利用する場合、キーボードキャッシュやその他のUSBイベント以前にShuttle Proイベント(次に何をするかの命令)を実行する事を可能にする。Finacl Cut Pro PlugIn フォルダーに入れてください。」

と書いてあり、実際入れてみると、入れないときの重たさがウソのように、ジョグのダイヤルクリックに忠実に反応します。入れないときはMacDTV.com-ShuttlePROをご紹介しますで佐藤さんが書かれているように「Shutlleを正再生に回していて急に逆再生させる、といった操作をさせると、しばらく正再生したあとあわてて逆再生する、といった間が空いて」しまうのですが、一度入れると「ついShuttlePROに手が行ってしまう」ようになります。

FCPのキーボードショートカットを割付けているので、FCPの仕様に沿って、割付キーによっては日本語入力時には反応しないのですが、ジョグは左右のカーソルキーを割り当てるので日本語入力時にも効きます。この日本語入力の時の動作が、入れないときの重さです。テロップなどで日本語入力モードにしたままShuttlePROを操作すると、ShuttlePROのイベント発行は優先されずにしばらく勝手に再生された後止まるので、かなりイライラさせられますが、それだけ英語入力モードで正当に使ったときの軽快さは差があります。目からウロコですので、まだのユーザー方は是非お試し下さい。迷っているというか期待していない方は、安心して購入に踏み切れます(とはいっても自己判断で(笑))

このページのトップへ

■使用状況
では、私の使用状況です。

位置はキーボード横。マウスは机よりも低い位 置に置いてあり、位置的に干渉することはありません。
ネームランドで、キートップのラベルを簡単につくってみました。貼らないと覚えらんないんで(笑)。
プリセットのアサインからは変えたオリジナルの割当になっています(試行錯誤中)。

<左上から>
・Ins =インサート(挿入)
・Ins[tr]=インサート
  (トランジション付き)
・ow=オーバーライト(上書き)
・ow[tr]= オーバーライト
  (トランジション付き)
・in=in点
・pred=前の編集点へ
・■=スペースキー
・nxed=次の編集点へ
・out=out点
ノンリニアソフトはウィンドウの切り替えが頻繁に必要なので、この手のコントローラーにはマウスに持ち替えなくてもいいようにJOY STICKみたいなものが必須だと感じていましたが、幸いFCPにはウィンドウ切り替え(表示/非表示)のショートカットがあるので、 親指で押せるボタンに割り当てました。 これでかなり使い勝手が良くなります
こんなポジションで使います。縦長なので、パームレストの部分が大きくて非常によろしいです。常に手を乗せてて基本操作ができるので、カットで繋いでいく段階ではかなりマウスに触る回数が減ります。
このページのトップへ

[HOME]

2001-2003 (c)FinalCutPro Unofficial.,allrights reserved.