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-Final Cut Pro 2-

画面の説明と操作
2001.6.17更新

とりあえず使うにしても、ウィンドウの使い方でつまづく方もいらっしゃるかもしれません。
このインターフェースこそが、FCPの大きな特徴でもありますので、早く慣れてしまいましょう。
(私もこのインターフェースと安定性の故にFCPを使ってるようなものなので…)

■基本概念:
ブラウザに素材やシーケンスを保管、ビューアで素材を「使いたい状態」に調整・加工して、タイムラインに配置します。徹底したドラッグアンドドロップとダブルクリック中心の操作はMacOSの操作に近く、“編集効率”に大きく貢献しています。特に、FCPの基本を理解するポイントは、

1. シーケンス、クリップ(素材)、エフェクトが全てクリップ(素材)と同じように扱え、何でも好きなもの(よく使う設定のエフェクトなど)をブラウザに保存 、 活用できるというところです。よく使うテロップなどは、一度タイムラインに配置した後、ブラウザにドラッグしてやればよいのです。

2.一度タイムラインに配置したものは、ブラウザ上にあるもののコピーであるということ。ここがポイントです。 タイムラインに配置したものの設定は、ブラウザ上の元素材ではなく、タイムライン上のクリップそのものを操作する、

ということです。 また、作業内容によってタブを切り離すことも自由ですので、柔軟に切り替えて使いましょう。

画面
名称
役割・備考
A

ブラウザ

「プロジェクト」タブ
素材、シーケンスなどをここに一括登録します。ビン(フォルダ)をつくってグループ化することも、お決まりのエフェクトなどを登録することも出来ます。 プロジェクト単位でタブ化されますので、複数プロジェクトの同時立ち上げも(メモリの許す限り)可能です。 このタブの関係からもわかる通り、プロジェクトの中にシーケンスが存在し、FCPの保存単位 はプロジェクト単位で扱われます(保存するのは「プロジェクト」です)。
「エフェクト」タブ
ビデオ、オーディオのエフェクトが登録されています。トランジション(場面 転換)、フィルタ、ジェネレータ(発生器=テキストや平面素材などの生成)など。

B

ビューア

いわゆるソースモニター、素材をいじる「まな板」です。素材のIN/OUT点の設定、モーションやフィルタなどのパラメータ設定をします。その素材についてのエフェクトやオーディオのウィンドウがタブにまとまっていて、編集ソフトにありがちな煩雑さを感じさせません。
C

キャンバス

いわゆるレコーダー、編集結果を表示する画面 です。シーケンス単位でタブ化されますので、複数シーケンスの切り替えはここで行えます(タイムラインと連動)。
D

タイムライン

素材を置いていく作業場所です。また、シーケンス単位 でタブ化されますので、ここでシーケンスを切り替えられます(キャンバスウィンドウと連動)。
E

ツールバー

行いたい操作によって持ち変える、ツール群です。
F

オーディオメーター

音声の音量メーターです。FCP2で新設されましたが、これがあるだけで随分「使える」編集ソフトになりました。(Premiereもバージョン6でやっと付いた。音あっての作品だと思うんですけど…)

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