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-Final Cut Pro-
FCP Bench 2001-計測結果
2001.7.24更新

カテゴリーC「RTMacでのDV出力レンダリング」

※RTMacのリアルタイムな部分は「編集中のプレビューレンダリング」ですので、編集後にDVデバイスへ出力する際は、別 途効果をかけた部分をレンダリングする必要があります。このベンチでは、実際の出力時にRTMacドライバの効果 は果たして有効なのかどうかを見るために行ったものです。

対応する効果に限ったこととはいえ、編集中のプレビューレンダリングがリアルタイムに行われるということは、FCPの効率的なインターフェースと相まって、より思考を妨げる要素を取り払ってくれるものではありますが、メーカーの広報資料に沿った情報だけでは「レンダリングなしでそのまま完パケができる(DVテープにマスタリングできる)」ような誤解を招く恐れもあります。さらに、そのことを理解した上であっても、専用ボードやドライバーが入ることから、「もしかしたら出力レンダリングも高速化されるのではないか」といった期待、あるいは「高速化されます」というセールストークを聞く可能性もあります。では、実際のところどうなのか、という疑問を検証するべく、「RTMacがOFFの方が速い」というMacDTV.com佐藤やすしさんのご指摘に基づいてベンチ項目に入れました。佐藤やすしさんの結果 を頂いておりますが、まだ結果は随時募集中です(2〜3サンプルくらいは結果をいただければ良いかな、と思っております)ので、RTMacユーザーの皆さんのご参加をお待ちしております。

※随時更新

PMG4/733+RT

Power Mac G4(DigitalAudio)
733MHz
MacOS:J-1 9.1
QuickTime:5.0.1(FCP2.0)
お名前/ハンドルネーム: 佐藤やすしさん
RTMac Off
計測項目 平均 1回目 2回目 (3回目
1.クロスディゾルブ
0'15"
0'14"74
0'14"86
2.カラー補正
2'23"
2'22"48
2'24"39
3.ガウスぼかし
2'10"
2'11"33
2'09"83
4.テキスト合成
2'57"
2'58"21
2'56"55
5.ロールテロップ
2'22"
2'22"56
2'22"08
6.QT-色合い:セピア
1'29"
1'28"54
1'29"08

RTMac ON
計測項目 平均 1回目 2回目  
1.クロスディゾルブ
0'17(+0'02")
0'17"37
0'16"97
 
2.カラー補正
2'59"(+0'36")
2'58"86
2'59"22
 
3.ガウスぼかし
2'38"(+0'28")
2'37"02
2'39"59
 
4.テキスト合成
3'30"(+0'33")
3'30"06
3'30"67
 
5.ロールテロップ
2'46"(+0'24")
2'46"45
2'46"21
6.QT-色合い:セピア
1'42"(+0'13")
1'41"82
1'43"40
<メモリ>  
ディスクキャッシュ: 8160KB
内蔵メモリ: 1500 MB
ビデオメモリ: 16 MB
バックサイド L2 キャッシュ: 1 MB
FCP割当メモリ: 256MB
作業用HDD>  
接続バス: 純正(内蔵ATA/66)
備考: QuickTime 5.0.1 + Final Cut Pro 2 +RTMac 2.0.1Jドライバ:
MacOS 9.1を新規インストールし、(この時点でQT4.1.2J)、QT5.0.2JをすべてインストールMacOS基本で実行(その他の機能拡張は、RTMac関連ファイル以外なし) RTMacカード以外のカードは非装着。HDDは、純正のみ。 つまり、すっぴん+RTMacの環境。
今回のベンチマークテストは、最終レンダリングの評価を行うものなので、「プレビューレンダリングのリアルタイム表示をするためのもの」であるRTMacとは、直接の 関係はないはずです。

ですが、「RTMacは最終レンダリングも高速化する」といったセールストークがされ る場合がありますので、ここを確かめてみましょう。

なお、ベンチマーク評価項目のうち、RT Effectは、 1.クロスディゾルブの全領域 4.テキスト合成のうち、クロスディゾルブ部分以外 が該当します。それ以外のシーンは、RTMac使用時においてもプレビューレンダリン グが必要です。

その結果、 MacDTV.comの[どこよりも早いRTMacレビュー] で示したとおり、いずれの評価項目においても(RT Effectであろうとなかろうと) RTMac Offの方がRTMac On状態よりもレンダリングが速い、 という結果 を再現しました。

ということで、現状では(現行ドライバでは??)RTMacによる最終レンダリングの高 速化は認めらないと判断せざるを得ません

もともと、RTMacは、「プレビューレンダリングのリアルタイム表示をするもの」で あって、最終レンダリングとは直接の関係はないはずです。ですが、「最終レンダリ ングも高速化する」といったセールストークが聴かれる場合がありますので、ご注意 を



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