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Topics
2002.4
4/29
 

NABレポート〜元気なアップル、FCP、そしてShake〜
先日はるさんからメールいただきました。

はじめまして、いつも楽しみに読ませていただいております。

 先日開催されたNAB2002でSHAKEが実際OSX上で動いてるデモを見てきました。いま日本で公開されているロードオブザリングのシーンを題材にデモンストレーションが行われていたのですが、使用制限があったのか1シーンのデモの繰り返しでした。残念ながら私は英語に堪能でなくつっこんだことは聞けずじまいだったのですがクラッシュすることもなく動いていたのは事実です。楽しみな製品です。

 FCPはNAB会場のいたるところでデモンストレーションが行われていてソニーやパナソニックのブースでも見られました。アップルのブースもとても大きく全て合わせるとおそらくソニーに次ぐ大きさだったと思います。アップルの放送市場にかける意気込みを感じました

 そのほかAvid―DSの新バージョン6.0βのプライベートデモ(こちらは日本語)をしていただいたのですが驚いたことに編集画面がメディアコンポーザーそっくりに変更されていました。ハードの性能が上がったためリアルタイムDVEも増え同Avid社のシンフォニーの位置づけが微妙になってきた感じです。

会場で動いてるってことは、もうGM(ゴールデンマスター)なんでしょうね(^_^)。

IT/ハイテク関連の展示会は年々規模が縮小される傾向にりますが、アップルはプロフェッショナル市場に力入ってますよね。そう思ってMacworld/Tokyoの一抹の寂しさも気にしてませんでしたが(^_^)、レポートいただけて安心しました。

またコンシューマー市場でもiMacの牽引力でシェアが拡大したそうですし、不況の中ではやっぱりブランド力があるMacは強いようです(^_^)。

私も「Avid Symphonyの位置づけって?」と感じる部分、それと「DSって(もともとはSOFTIMAGEシリーズのものだったし)Avid製品の中でちょっと浮いてるな」という感じが当初はありましたので( DVD Studio Proが(買収直後の焼き直し状態の現在)アップルっぽくないのと同じだと思いますが…)、Media Composerに近くなったってのは製品の再編なのかもしれませんね。

いずれにしても、Avidの軸足がWindowsに移って久しいので、映像の分野でAvidに頼るわけにもいかないアップルとしては、Shakeも獲得して競争力を付けていくことでしょう。夏頃にはOS X対応のAvid Express DV v3が出ますから、FCPも次のバージョンで応戦体制を準備していることと思います。

ありがとうございました(^_^)。


TDKのDVD-Rが安い!
最近TDK社のDVD-R(for General)ディスクが安いですね。他社のディスクは大体1枚あたり900円前後なんですが、TDKのメディアは7〜800円台ですし、ここ数日、ヨドバシカメラでTDK DVD-R47PWX5A [DVD-Rプリンタ対応 4.7G 5枚入]を店頭価格3,400円(税別)くらいで購入してます(この価格は期間限定かな?)。アップルのメディアが安い(5枚組3,200円)と思ってましたが、こちらはホワイトレーベルのプリンタブルですし、秋葉原まで買いに行っていたのが店舗数の多いヨドバシカメラなどの量販店でも購入できるようになったのはありがたいです。さらに、量販店ならポイント還元がありますしね。ライトワンスの強みで、もっとCD-R並に買いやすくなってくれることを期待します。

テロップ(Boris Calligraphy)の使い方
lennofさんから、テロップ入れについてご質問いただきました。

FCP3で新たに加わったスクロールテキストで
名前の上に肩書きを小さい文字でいれたいのですが
やりかたが解りません。
同様に書体も行によって変えたいのですが
解らないのでどなたかお教えいただけませんか?

FCP3から加わった機能ということで、恐らくBoris Calligraphy (Title 3D/Title Crawl)のことだと思いますが、以前ご紹介したときはトップページ(ここ)からしかリンクしてなかったですね。失礼しました。2月の1日にBoris Calligraphyのページをご紹介しておりますので、参考にしていただければと思います。

#ちなみに、Boris Calligraphyの日本語マニュアルはFCPインストールCDの中に入ってますので、一度目を通してみてください。

< FCP3 Install/Upgrade CD>/Extras/Boris Calligraphy Docs/BorisCalligraphy.pdf

4/28
 
Tips-DVD-RAMでDVD-Video素材づくり
DVD-RAMレコーダーをMPEG2エンコーダーに使用してしまいましょう。
4/24
 
Shakeのデモ
昨日、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン社にお邪魔して、Shakeのデモを見せていただきました。
4/22
 
○<アップル>映画テレビ技術・Digital Production 2002に出展
今年の「映画テレビ技術・Digital Production 2002」は、5/15〜5/17、東京ビッグサイトです。アップルは最大規模のブース出展を行うそうです。要チェックですね。

<アップル>「NAB 2002」フォトレポート
4/15に出てました。 #1ページだけなんですね。
4/20
 

DVD Studio Proレビュー。
いよいよ満を持して(ないない(^_^;))、DSP本格使用開始しました。

4/19
 

FinalCutProサポートTIL(FinalCutPro)が更新されました。
キーボードショートカットの掲載が中心です。
#用語集のように見出しを付けて一覧にしたほうがいい気もしますが…

一般的なパフォーマンスに関する問題
Help:オーディオ品質の問題
Help:参照ムービーの再生に関する問題
ビデオデバイスの問題
再生中のトラブル
Help:用語集
アナモフィックメディアを表示する/編集する
シーケンス設定をアナモフィックメディアに指定する
アナモフィックメディア専用のレイアウトを使う
アナモフィックメディア用のクリッププロパティを変更する
アナモフィック 16:9 メディアについて
アナモフィック変換とアナモフィックビデオの撮影について
レターボックスについて
移動用のキーボード・ショートカット(クイック操作)
エフェクト用のキーボード・ショートカット
ツールと修飾キー用のキーボード・ショートカット
修飾キーと共にツールを使用するキーボード・ショートカット
マーカー用のキーボード・ショートカット
ビューア、ブラウザ、およびログと取り込みで使えるキーボード・ショートカット
キーを使用したキーボード・ショートカット
編集用のキーボード・ショートカット
ブラウザ用のキーボード・ショートカット
選択、カット、コピー、およびペースト用のキーボード・ショートカット
項目の検索用のキーボード・ショートカット
一般コントロール用のキーボード・ショートカット
移動用のキーボード・ショートカット
ログと取り込み用のキーボード・ショートカット
イン点とアウト点用のキーボード・ショートカット
ビデオ再生用のキーボード・ショートカット
アプリケーションウインドウ用のキーボード・ショートカット
プロジェクトとシーケンス用のキーボード・ショートカット
画面レイアウトと表示用のキーボード・ショートカット
スクロール用のキーボード・ショートカット
タイムライン用のキーボード・ショートカット

4/18
 

DVDのボタンハイライト
DVD-Videoのボタンハイライトは、サブピクチャーを使うのが一般的です。規格としてもサブピクチャーを使うように項目が設けられています。サブピクチャーは字幕と同じくメインピクチャーに対してオーバーレイされるもので、いわば何かしらの図形を表示させるための領域指定の画像です。つまりサブピクチャー上の色が必ずしも表示されるわけではなく、「サブピクチャーのこの色の部分を画面上ではこの色と不透明度で表示させる」という設定を行います。

しかし、DVD Studio Proは、デフォルトでは「画面差し替え方式」を推奨しており、少々疑問というか危惧を感じます。「画面差し替え方式(ワタシが勝手に命名)」とはその名の通り、メインピクチャーのあるボタンがハイライトしていて、選択の移動を行うと、次のボタンがハイライトしているメインピクチャーに「ジャンプ」して選択の移動を表現するわけです。

これのメリットは、アンチエイリアスや色数に制限がないため「綺麗なボタンが表現できる」こととPhotoshopファイルのレイヤー機能が使えることですが、これはあくまで作り手のメリット(綺麗に見せたい欲求とWEBやインタラクティブコンテンツデザインで作り慣れた方式が通用する)であって、この方式でつくられたメニューを使った場合、視聴者にはあまりよい仕様とは言えません。というのは、動作が重くなるからです。オーサリング時にはレイヤーでボタンを選んでやっているものを、最終的に内部でそれぞれの静止画として統合するという結構凝ったことをやってるわけなんですけどね。オーサリングが便利であっても、それはユーザー第一の作品をつくるのに便利である分には構わないですが、作り手に優しい分ユーザーに厳しくなるようではあまり感心しません。

例えば1画面中に10や15のボタンがあった場合、リモコンの十字ボタンを押す度にプレーヤーは次の画像を探しに行きますので、数字が振られでもしていればテンキーでダイレクトに選択も出来はするものの、テンキーのないリモコンや数字の振られていないメニュー画面ではイライラすることこの上ないわけです。最近の動作の速いプレーヤーですらストレスを感じますから、一昔前のプレーヤーではせっかくの綺麗なメニュー画面もイライラの対象にしかならないでしょう。

対してDSPのマニュアルで「標準ハイライト方式」(笑)といわれている方式では、サブピクチャーを使用しますの、でまず4色しか使用できません。そのうち一色は「透明にする部分」の指定に使いますので、発色させられるのは3色。それと、サブピクチャー用の画像上の「ある色」に対して設定を行うため、ジャギーの補間のための中間色であるアンチエイリアスは(指示の色と異なるので)反映されません。しかし、サブピクチャー上のハイライトさせたい図形をボタン矩形で囲むことでボタンナンバー/座標を定義し、「何番のボタンが選ばれているときはそのボタン矩形の中の図形だけ表示させる」という仕組みによって1画面の中での軽快なレスポンスでのハイライトの移動を実現しているわけです。これがDVDビデオ規格で設けられているボタンハイライトです。DSPのマニュアルではモーションメニュー用のハイライト方式として書かれていますが、別にメインピクチャーが動いているかいないかの違いだけで、静止画メニューで使っても構いません。

冒頭に書いた危惧というのは、手軽なDSPと手軽なPhotoshopレイヤーによって「差し替え方式」(=ユーザーに優しくないメニュー)を使った作品が氾濫しないか、ということと、デザイナーさんがDVD用のメニューを受注したときにトラブルや混乱が起こらないか(これは老婆心ですかねぇ)といったことです。

#HTMLメールみたいなものですね。特にデフォルトでHTMLメールになっているOutlook Expressなどで知らないうちにHTMLを書いていて、それが普通だと思ってしまうようなもの。無駄に重いだけでなく、受信側によっては文字が変に小さかったり本文が表示されなかったりレイアウトが崩れたりで(人によっては)迷惑この上ないHTMLメールの厄介さ(意識的に活用しようと思えば相手に気を使わざるを得ないものであること)は皆さんもよくお分かりかと思いますが、「差し替えメニュー」が普通だと思うことも、HTMLメールが普通だと思うようなものなんですよ。

てことで、DSPなどのソフトでDVDオーサリングをされる方、私は「標準ハイライト方式」を強くおすすめします。不透明度やハイライト図形の工夫次第で、これでも見栄えの良いハイライトは十分に表現できますので。

4/15
 

<アップル>Final Cut Pro3で動作確認されたデバイス
がようやっと公開されたようです。

しかしすべて条件付というのもいかがなものかと(笑)。
近日(5月?)公開予定とされるバグフィックスリリースの3.0.2でどこまで直るか期待したいと思います。


DVD-RAM/RドライブPanasonic LF-D340JDを買った
手持ちのレコーダーがDMR-HS1なので、DVD-R/CD-R/RWコンボやDVD-R/RW、DVD+RWではなくRAM/R機を買いました。

Panasonic社のページって、トップから製品に行くまでに全て別ウィンドウでページ開くのはいかがなものでしょう(^_^;)

本機はFireWire(IEEE1394)の外付けで、別段ドライバも要らずにディスクのマウントやDVD Studio Proでの認識等もする(ROXIO TOAST5では正式対応機種)割になぜかMac対応は謳われていない(別に付属ソフトが対応してないからって認識すれば「対応」って書いていただいていいと思うんですが)よくあるパターンの機種です。下手なDOS/Vマシンよりよっぽど手間もトラブルもなく(だってケーブルつなぐだけなんですもん)認識&利用できるんですけどね(さすがは以前純正としてRAM搭載マシンがあっただけのことはあります)。対応記載のない理由が全く不明です。動作確認やサポートが面倒だからしない、という意味なのでしょうか?もったいない。

これを選んだ理由は、まずCD-R/RWドライブはもともと内蔵なので特に必要ないこと、また5インチベイはそれで埋まってますし、FireWireなら汎用性があること。それとDVD-RAM/Rレコーダーがあるのでメディアの種類の氾濫が少ないようにということ(RAM, Rだけ買えばよい)と、バックアップ用途にDVDが欲しかったのですが、RAMは(遅いけど)MOのようにマウント・書き込み/読み出しができる上にライトワンスのRにも焼けるところが私のニーズには今のところ一番良さそげです。理想はHS1がPC用のドライブにもなってくれることなんですけどね。

で、ただパックアップ用に買ったわけではありません。HS1と連携させて面白いことを試してますので、またレポートしたいと思ってます。

#そうそう、OS 9ではRAMへの書き込みも自由にできるんですが、OS X(10.1.2)だと読み出し専用なんですよね、どうやら。Panasonicさんが対応していただいてドライバが必要なのかアップル側の問題なのか分かりませんが、せっかくいいセン行ってるので、ぜひとも対応していただきたいところです。

#それと、HS1で録画したRAMはレコーディング用フォーマットなので、Macでは認識しません(初期化を促される)。この辺が、非対応の理由なのでしょうか。Windows環境下では、録画や編集ソフトが付いてきます。ワタシ的には(できればこれらにも対応して欲しいですが)とりあえずRAMへの読み書きが不自由なければ良いと思ってます。

しかし、MacでのDVD再生環境って寒いですね〜(^_^;)。
別に楽しむためではないんですが、DSPでのオーサリングの確認なんかで何かしらのプレーヤが欲しいのですが、サードパーティーからは(単体の再生ソフトは)出てませんし、 アップルDVDプレーヤはこうしたサードパーティードライブのユーザーのことは考慮にないようで、Super Driveユーザー以外はDVD-Rドライブがあっても板に焼いてデッキで再生してみるまで全く手も足も出ません。デジタルハブ的(?)に、これもいかがなものかと思います。
4/10
 

<アップル>Panasonicとアップル、DVCPRO50およびDVCPRO HDテープデッキ用FireWireで協力
Final Cut Pro、Panasonicの24P ミニDVカムコーダーをサポート


Apple社とPanasonic社がFireWireで提携しました。ということで、今後発売されるDVCPRO50及びDVCPRO HDを扱うのにFireWireと高速なHDDさえあれば、追加のキャプチャーボードは要らないってわけですか!

また、将来発表予定のバージョン(近日発表予定の3.0.2?)のFCPで24fps/480pをサポートすることによって、24p DVでの(よりフィルムに近い質感の)撮影が可能なAG-DVX100カムコーダーをネイティブでサポートする、とのこと。

FireWire転送で50Mbps(DVCPRO50)/100Mbps(DVCPRO HD)/DV 24p(AG-DVX100)のいずれもネイティブサポートしてしまおう、という結構すごい内容です。もはやFireWireはDV用(SDIの民生版)ではなく、業務用SDIの役割を果たそうとしているわけですね。

とにかくHDの扱いにキャプチャーボードが要らないというのは、革新的な低コストソリューションとなるわけです。取り込み用のHDDはもちろんUltra160 SCSIのRAIDなど超高速なものが必要でしょうが、キャプチャーボード代がかからないというのは大きなコストダウンです。HDDもFireWireでいけるとなると、接続もさらにシンプルになるわけですが。

まあ、現実には(こと日本では)HDCAMのほうが一般的ですし、DVCPROについてもこれからの話ですから、今ある機材や資産をどうこうするにはやはりCineWaveなどのHDキャプチャー環境が必要となってくるわけですが、技術的にはFireWireでここまでいけるんだ、という希望の持てる内容ですよね。

その気になるHDCAMのSONY社は、果たしてこれらの動きをどう見ているのでしょう?
恐らくまだ動きはない(はず)ですが、NABに行かれているSONYのご担当者の方、いかがでしょう?この発表について。Panasonic社と合わせて、映像業界ではSONY社にも期待しておりますよ〜(^_^)。

4/9
 

OS X版でのコマ落ちについて、と音ズレについて
COOさんから先週メール頂いておりました。ありがとうございました。

はじめまして。cooと申します。
トップページでFCP3のコマ落ちについてありましたので
投稿しました。参考になるかどうかわかりませんが…

先日、FCP3OSX版で取込み編集を行いましたが、コマ落ちもなく快適に行えました。
因みにシステムは…

PBG4(500) メモリー512MB
City Disk 3.5FW ATA66 + IBM80GB

DVCの素材(30~40分もの)を7本取込みましたが 一度もコマ落ちなし。
取込みにさいし、とくに設定には気をつかいませんでした。
OS9+FCP1.25時代は、仮想メモリー含めいろいろ 気を使ってもたまにコマ落ちしてたので感動(大げさですが)したぐらいです。

ところで、音ずれはどうにかならないものでしょうか?
当サイトをみても決定的な解決方法がないような…

このご報告のように、問題なく使えている環境もあるのですね(^_^)。 因みにOSのバージョンやDV機器の型番等、もう少し情報がいただけるとありがたいと思います。

それと、音ズレについてですが、ここで一度問題と今後についての考えを示しておきたいと思います。

基本的にはもちろん音ズレの問題はないもので、あんまりFCPのみに限って取り上げると「FCPは音ズレする」 といった(電車の中吊り効果のような)事態になりかねません(^_^;)ので、現象が起こっている環境があるのは事実として、原因や解決方法についてなにか動きがあるまで静観するつもりでおります。

それと、FCPだけでなくMac/PC、ノンリニア・MPEG等をひっくるめて、パソコンで映像と音声を扱う上での(永遠の?)課題となっていること、またそれは必ずしもメインのソフトが原因とは限らないことを書いておきます。

例えば、某Windows系のエンコーダーメーカーさんとお話していたときも、「ズレるズレるって言われて、素材を持ち帰って散々テストしたが再現しない。それで客先のデッキで試したら再現した。デッキのメーカー(S社(^_^;))に言って数台で試したらおかしいのがあって、デッキの方で制御のタイミングがずれてることがわかった」というお話を伺いました。SUPER OUTの画面のキャラが1フレくらいズレることもざらなので、全てキャプチャーボードやソフトのせいにしないで欲しい、とも。これは数百万円クラスのMPEG2エンコーダーの話です。

またどのボタンを押したら画面が変になった等の明らかなバグとは性質が異なり、FCPに限らず、デバイスコントロール(シリアル変換やVTRコントロール等)やハードディスク、各種PCIカード、ブレイクアウトボックスなど周辺機器を介して全体が動いており、ドライバのバージョンやMacのモデル(マザーボード、各種コントローラー等)、VTR機器も様々なわけです。

こうしたユーザー環境の複雑化を嫌って、いわゆるターンキー形式のノンリニア専用システムでは、Macから何から全て込みで開発・チューニングしたものを用意して、「この環境に手を加えたら保証しないよん」と言って売っており、パソコンとしてではなく「ビデオ編集システム」と考えて使う必要があるわけです。それ以外の作業を行う(為にハードやソフトを追加する)のは自己責任となり、品質や精度を保証するにはそれ相当の姿勢で望まなければならないことが伺えます。

そういった面から考えると、仮に他のソフトや様々なメーカーの機器・パーツをあれこれ使っていながら「○○は××がダメだ」と簡単にレッテルを貼るのは、簡単ですが無責任だとも思うわけです。少なくとも買ってきたピュアな状態のMacと必要なものだけインストールして、それでもなお問題が起きる、という段階で初めて該当ソフトやシステムの問題となるわけで、その他のものが入っていればそれだけコンフリクトの可能性があがる以上、それらの状況も含めて解析しないとなかなか先には進まないのは言うまでもありません。

まあ、こうした問題の究明を本当にやろうと思ったら、マンツーマンで見てくれるメーカー/代理店サポートなどが必要になってくるものだとも思います(開発部と直結ならなお良い)。VTRの個体差だって影響するんですから。ズレるズレ方だって、「どのタイミングで、どの機器の段階でどのくらいズレるのか」といった詳細によってどこに問題があるのか見当もつきやすくなるし、修正のしようもあるわけですが、それにはその環境に出向いて目で見てもらうのが、こういった問題の場合ベストなんですけどね。

そう考えていくと、「うちのはズレるんですよね」というだけの漠然とした情報では、手紙くださいといっておきながら「東京に住んでます」としか伝えないに等しいわけです。

#こういった傾向は音ズレに限らずパソコン関係の掲示板やMLで散見されますが、是非ともこうした仕組み(というかものの道理)を理解なさっていただきたいところです。答えが欲しいのであれば、答えを導くような情報提供をする。それなくして答えだけを求めても、答えようが無いことってたくさんありますよね。情報は無いより多いところから取捨選択するほうがはるかに解決の近道になりますから。あ、べつにCOOさんを責めているわけではありませんよ。一般論として。

余談になりますが、まあFCPのRTがいまいちだとか、Windowsのほうが選択肢が多くて安上がりだ、といった意見が聞かれる(私も言ったり(^_^;)する)場合がありますが、確かに他社製品それ自体は素晴らしいものだとしても、その裏にはマザーボードやチップセット、BIOS、レジストリといったおよそ本来の作業と関係ないパソコン自体の知識を要求されることも忘れてはなりません。(特にWindows環境で)本当に安定したノンリニア環境の構築をするにはこうした知識や技術力、情報収集力を(Mac以上に)必要とするもので、選択肢が多いように見えて案外制限が多いのも現状です。安定した環境が欲しくてメーカーやショップ指定の組み合わせにしたらかえって高くなった、サポート年間ン十万払ってる、なんてこともよくある話です。つまり、音ズレは(遭遇しているところには)深刻だと思いますが、それ以外の問題が(
相対的には)少ないということのメリットについて、言いたかったわけです。

(4/10)編集時間より情報収集の時間の方が長かったり、編集よりもパソコンの仕組みや部品の勉強の方が大変だったり、というのもよくある話です。そういったことが苦にならないのなら、本当に安さや多機能さの恩恵を受けられるんでしょうね。

といったわけで、問題ないユーザーの方に要らない不安を煽ることにも、購入を検討している方にも確実でない情報を参考にしていただくことにもなりますので、 音ズレのようなネガティブな問題については、当サイトでは慎重に扱っていきたいと思っています。もちろん引き続き情報はお寄せいただきたいのですが、こちらで公開するケースは少ないと思いますので、「解決に協力しよう」とご賛同くださる方は諸事情ご理解いただいて進めていきましょう。

4/6
 

Cinema Tools 1.0 for Final Cut Pro 登場
こちらも予想通り、FilmLogicがリメイクされて登場しました。

フィルム
Cinema Toolsは、35mm又は16mmフィルムで撮影された作品の編集を支援するユーティリティ・ツールで、24fpsのフィルムからテレシネされた29.97(又は30)fpsのビデオで編集を行い、編集データのリバース・テレシネ(24fpsへの変換)でカットやトランジション等のリストデータに出力することで、FCPで編集した通りのオーディオミキシング及びフィルムマスター作成を円滑に行うことを可能にします。ビデオ(NTSC/PAL)とフィルム(24fps)の異なるフレームレート間のハンドリングの支援ツール、といったところでしょうか。

この間のフィルムの撮影データは、FCPでの編集からフィルムフィニッシングまでの間、常に変換された素材に対応して管理され、最終工程までの間、ビデオの段階であっても対応するフィルムの箇所のデータベースを参照できます。

つまり、フレームサイズは既に1080に対応、フレームレートも24fpsに対応していることに加え、Cinema Toolsによってフィルム-ビデオ間のハンドリングソリューションが提供された(というか、提供されていたのをFCP専用としてアップルファミリーに加えた)というわけです。

24p HD
また、フィルムのみならず、29.97(30)-24fps変換はビデオにもマルチに利用可能だそうです。例えばDV又はOffline-RTを含めたNTSCとHD1080/24p間のEDL/データ変換によって、近年注目されつつある、CineAltaによる「24pのデジタルハイビジョン映画」制作などでもFCPのみのワークフローを構築することができるわけですね。FCP内であればプロジェクト変換で済みます。

また、他の編集設備を利用する場合でも、SD(DV, Offline-RT等)に変換された軽い素材を持ち帰って編集し、24fps変換したEDL編集所に持ち込むなどが可能となります。

#てことは、Cinema HDディスプレイはこれの伏線だった、と。
#ちなみに価格はFCPと同じのようです。
#従来のFilmLogicユーザーも、今後アップグレードが可能とのこと。

ん〜、比較対象がますますPremiereでなくAvidに近づいてきてますね〜(^_^)


DVD Studio Pro 1.5登場
ハイ、というわけで3/26の予想通り、NABに合わせて登場しました、Mac OS対応版DSP。バージョンはベータ版からの通り1.5でした。

大きな変更点は、MacOS X対応、FCPのマーカーがチャプターとしてインポートできるようになったことと、Hot News[4/5]によれば、バックグラウンドでのMPEG2エンコードが可能になったようですね。

気になるプロジェクトの信頼性についてはカタログ上では分かりませんが、アップグレードには機能追加の他にバグフィックスも当然ながら含まれますので、どこまで手が入れられたかは大変気になるところだと思います。
4/5
 

<SONY>ハンディカム「DCR-TRV950」登場
映像業界では長年事実上の定番(デファクトスタンダード)のひとつであったTRV900の後継機、TRV950が4/4、発表になっています。

そのちょっと前にはPanasonic社から「AG-DVX100」が発表になっており、NAB(3/26参照)を控えて新製品ラッシュが続きそうですね(^_^)。


「shuttle proとFP3」
takさんからShuttle PROその他についてメールいただきました。ありがとうございます。

こちらにshuttleproに関する不具合情報がありましたので、私も少しお知らせいたします。
やはりXの10.1.3ではジョグは全く動きません。 OS9では問題ないのですが、ドライバをアップデートしても今の所変わりません。

それからFP3ですが、Xで取込みをすると結構コマ落ちが目立つのですが、 私だけでしょうかね?

使用環境はPBG4/550/512MとSONY DSR-11です。 特に長モノを取り込むとき(20分以上)やパソコンのファンが回っているときなどはまずコマ落ちします。 どなたか解決方法をご存じないでしょうか?

注)「不具合情報」については3/28分を参照ください。

そうですか、動きませんですか。

私のところでは“全く動かない”訳ではないので、それに関しては不具合かどうか断言できません。それと、確かにOS X版のShuttle PROユーティリティは最初いまいち(ホントにこれでいいのか)わかりにくい、という部分もあるとは思ってました。

FCP (for X) 起動中にShuttle PROユーティリティを開いて、FCP用のプリセットを読み込んでみてください。ってもうやってます?それでダメなら、ダメなんですかね。PBだから?ベータ版なので文句は言えないのですが…(^_^;)。
#(早く正式版出して、っていう文句は確実に言えますが)

コマ落ちについては、OS9では問題ないですか?文脈からは、OS X版だけの現象のようですね。OS 9時代に公開した一般的なことは「問題と対策」で取り上げていますが、他に考えられるとしたら、仮想メモリでしょうかねぇ。

周知の通り、OS Xは常に仮想メモリがオンの状態なので、搭載メモリが一杯になってしまったらHDDを食いにかかります。<マニュアル「Final Cut Pro 3の新機能」P159参照>

Classicが起動していたり、複雑なプロジェクト、複数のプロジェクト/シーケンスを抱えた状態ではメモリを食いますから、こうして搭載メモリを無駄に消費すると、メモリスワップが発生して取込に支障を来すことはあり得ます。

解決方法は、まず余分なアプリケーション、プロジェクトなどは一旦閉じること。それからファンが回ってるときは処理が大変なときでもありますので、ミラーリングさせている場合はOFFにしてみる、とか。このあたりの事情はOS Xと9で違うかもしれませんからね。 それでもダメなら「搭載RAMを増やす」以外にないんですが(^_^;)、PBではそういった面で(コスト的に)きつい面はあるかもしれません、、、。

ネットワーク上でアクセスがある場合も当然良くはありません(このあたりは常識的にOFFにされているとは思いますが、意外と気づかないのがファイル共有で他からアクセスされているときではあります。それだけでなく、PBだと特にディスク周りのパフォーマンスは低めなので、純粋な取込だけで精一杯な状態ですと、その他のことをするとダメな場合はあります。私も初代PBG4のとき実感しました)。

以上、今一度お試し&状況をお知らせいただければと思います。

4/1
 
Final Cut Pro for Windows、開発決定!
なワケないですね、はいすいません。少なくともExpoでもNABでもない日に。
...今日は「そういう日」ってことで(笑)。
FXScriptのページを開設
触れなければと思いつつ、掘り下げてないので気が引けていたFXScriptですが、ユーザーの方から自作エフェクトを投稿いただきましたので、これを機にご紹介ページをつくりました。
2002.3
3/28
 

ShuttlePROドライバについて、いくつか
Contour Design社のShuttlePRO について、

フォーカルポイント社の発表によりますと、製品出荷時に配布されたドライバではMacOS 8〜9で正常に使用できないロットがあるそうで、それに対応する新しいドライバが発表になったそうです。

・MacOS X(10.1.3)環境では、ShuttlePROに限らず一切のジョグコントローラーに若干不具合が出ます。MacOS X環境においてもすでにベータ版のドライバが公開されており(ShuttlePRO ドライバー 1.0b9 (E) <for OS 10.1> )、認識&使用が出来ておりましたが、MacOS X.1.3環境下ではOS 9ほどレスポンスが良くなく、ジョグ操作に対してオーバーランします。これは一説にはMacOS X.1.3のバグ(キーボードイベントの扱いに変更があった際の影響)ではないか、という話がどこからともなく(笑)聞こえてきておりますので、仮にそうであればFCPやコントローラーのドライバではなくOS Xアップデートでの改善が期待(というか要望)されますね。


NVIDIA ドライバアップデート J1-1.0 (J)
うっかりしてました。3/19からMacOS 9のソフトウェア・アップデートでダウンロードできるようになってました。3/12「●RTMac+QuickSilver2002の不具合は近日解消予定!」でお伝えしていた分のフィックスリリースです。
3/26
 
次はNAB!
さて、Expoも無事終わり、更新ペースもなんとか戻せそうな気配です。Expoでは半日もなく周りきれてしまう規模に一抹の寂しさを覚えつつも、プロユーザーにフォーカスしているアップルとしては、また我々DTVユーザーにとっては、今年のイベントの本命はやはり4/7〜11にラスベガスで開催されるNAB(全米放送協会展)でしょう。

アップルプロダクト全体としては軒並み大きな発表の終わった後のTokyoでは、iMacの値上げやBluetoothの話で終わったっていいんです(私は(笑))。それより、NABの方がよっぽど我々にとって(良くも悪くも)大きな発表が期待できますからね。少なくともTokyoでもベータ版が展示されていたDVD Studio Pro(DSP)はこの機会にOS Xに対応しないといけないし、開発もNABに焦点を合わせているはずです。

そして、Macworld Streamingブースでも地味〜に(^_^;)展開していましたが、「FCP Unofficial-NAB2002勝手に大予想!」と銘打ったところでは、買収済みの製品/企業技術がどう化けて出てくるのか、といった部分に注目してみたいと思います。

今のところ発表のあったものは、
FilmLogic Plug-in
Spruce Technologies社
Nothing Real社
で、FilmLogicはそろそろ何らかの形で出てきてもいいんじゃないかという時期ですし、SpruceのDVD Maestroやハードウェアエンコーダーも取得しているのでこれも(DSPはExpoでは、外見はカーボン化のみで、少なくともMaestroの何らかは反映されていない/スケジュール的に無理と見て)エンコーダーだけでも出て欲しいという希望的観測を持ったユーザーは多いだろうし(DSPのバグフィックスへの期待は当然として(^_^;))、NothigReal社のShake関係も何かあったら面白いでしょうね。

個人的にはアップルから合成プロダクトも出てくるのは(サードパーティーとの関係からも)興味深いですし、なおかつ価格が安かったりしてくれるといいな〜なんて思ってはいるんですけどね。

#ちなみにMacで動く合成ソフトの代表的なものは、
・discreet combustion
・Adobe AfterEffects
・Pinnacle Commotion
といったところですが、このところの買収続きから見れば、なんだか予想も付かない展開に案外なる可能性もあるかもしれません(^_^)?。

とにかくいろんな意味で、たのしみですね〜。

プレスリリース/イベント情報
アテイン株式会社
 プロフェッショナルビデオ編集ソフト
 Apple Final Cut Pro 3 のトレーニングDVD発売
アテイン株式会社
 プロフェッショナルDVD作成ソフト
 トレーニングDVD「誰でもわかるApple DVD Studio Pro」発売
#長文につき、詳細はプレスリリースページをご覧ください。

FCP Unofficial BackNumber
200312345678
2002123456789101112
20016789101112

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