■FinalCutPro Unofficial■ FCP Bench 2001-作業方法 ●このベンチについて... このベンチは、AppleFinalCutProのバージョンの違い、G3/G4による、またはシングル/デュアルプロセッサによるレンダリング処理速度の違いを調査するためのもので、ユーザーの気になる心を満たす、2.0バージョンアップやデュアルプロセッサ導入による費用対効果の参考資料する、アップルの広報発表の信用度を検証するといった目的のために行われるもので、そのほかに深い意味はありません。また、結果はFinalCutPro Unofficial(http://finalcutpro.jp/unofficial/)内で掲載し、いただいた貴重なお時間と手間を皆さんに反映させていただきます。 ●参加カテゴリー... A) FinalCutProバージョン1.2.5と2.0を所有する(又は使用できる環境にある)方(同一マシン)、 B) FCP2.0をデュアルプロセッサマシンで使用されている方(シングルCPUも同時にあれば◎) C) RTMacユーザーの方(FCP2.0) D) G3マシンユーザーの方(FCP1.2.5/2.0) ●計測環境 ・FCPのバージョンによる違いを見るため、同一環境で1.2.5と2.0の使用が可能なこと。 ・1.2.5以前のバージョンについては、1.2.5からホワイトの処理が変更されていることと、1.2.xを比較対照にするメリットがどのくらいあるのか判断できないこと、現実的に1.2.xの所有ユーザー数がわからないことから、割愛します。1.2.xユーザーで、参加を申し出たい方は、1.2.5アップデータ(無償ダウンロード)にて1.2.5にアップデートしてから参加するものとします。 ・Macについては、原則として各バージョンの動作条件を満たすものに限ります。サードパーティーティのアップグレードCPUについては、動作保証から外れることと、安定したDTV環境に沿った場合あまりお勧めでませんが、実験的な意味合いで採用させていただきます。 ・MacDTV.com(www.macdtv.com)がコンシューマーベースのコミュニティであることと、条件の統一、ベンチのメインターゲットといった意味から、素材はDV-NTSCのみを使用します。また、DV-NTSCをベースに使用するRTMacのユーザーも対象です。この場合、最終レンダリングのアクセラレーション効果を評価します。 ●募集期限 ・特に決まった期限は設けず、充分と判断された段階で、FCP Unofficialのページ内とMacDTV.comメーリングリスト、参加していただいた方に終了を告知します。 ■作業手順 1.Macの準備 1-1:機能拡張/コントロールパネルは、機能拡張マネージャで「MacOS基本」+「FCPの起動とベンチの実行に最低限必要な構成(HDDドライバなど、ないと動かないもののみ)」にしてください。ソフトウェアアップデート、タイムシンクロナイザなども機能拡張マネージャではずしてください。“省エネルギー設定(特にPowerBookユーザー)”については、動作しないように設定してください。PowerBookは電源アダプターを使用してください。 1-2:AppleTalkはOFFにしてください。 1-3:ディスクキャッシュ(「メモリ」コントロールパネル内)は、アップルがFCPに最適とする「初期設定」にしてください。 1-4:FCPへのメモリ割り当ては任意の数値で結構ですが、出来る限り条件の一致をさせたく、「256MBを推奨」します。 1-5:計測時は、他のアプリケーションは一切終了させてください。 2:素材の準備 2-1:このフォルダ(FCP Bench 2001)を、作業用HDDにコピーします。 2-2:Final Cut Pro 1.2.x CD-ROM内の"Round n Round.mov"を任意の場所にコピーします。 ※"Round n Round.mov"の場所: 2-3:"Round n Round.mov"をQuickTimeProPlayerで開き、以下の設定で書き出します。 ------------------------------------------------- コーデック  :DV-NTSC 色設定    :カラー フレームレート:29.97fps サイズ    :カスタム(720×480) 保存場所   :このフォルダ内の「素材」フォルダ ------------------------------------------------- 3:プロジェクトの起動 1.2.5、2.0それぞれのフォルダに入っているプロジェクトを、該当バージョンで開いてください。 4.計測 シーケンスの1〜6について、レンダリング時間を計測します。 4-1:各シーケンスについて、 ----------------------------------------------------------------- ・「ファイル」から「書き出し」→“Final Cut Proムービー” ・<現在の設定><高品質(1)><オーディオとビデオ> ・「独立形式で保存」チェックをいれる ・保存を実行 ----------------------------------------------------------------- 4-1-2:「ビデオを書き出し中」の文字が出た瞬間から、ダイアログ(バー)が消えた瞬間までを計測対象とします。 4-2:ストップウォッチを使用しての目測で結構です。 ※1/10秒くらいまでは数字を出したいと思います。 4-2-2:計測は3回、それぞれの数値と平均値を申告してください。 4-2-3:RTMacユーザーの方は、RTMacアクセラレーション ON/OFF両方を計測します。 RTMacのON/OFFは、一度FCPを終了させ、RTMacコントロールパネルを操作します。 5.申告 5-1:「記録用紙」フォルダにあるフォーマットに記入してください。テキストの場合は指定範囲をコピーしてメール本文にペーストしてください。Excel(2001:mac)の場合は添付書類でお送り下さい。 5-2:メールの表題は「FCP Bench 2001-Cat:x」(←Cat:xの"x"の部分には参加カテゴリー名) ※例)FCP Bench 2001-Cat:B 5-2-1:何カテゴリーでもご参加いただけますが、メールは1カテゴリーにつき1通とします。 5-3:宛先はです。 ●権利等について このプロジェクトは、FinalCutPro Unofficial(http://www.macdtv.com/fcp)が主催するもので、運用の基本方針はFinalCutPro Unofficialに提示してあるものに準じます。一応この文書や計測方法にも著作権みたいなものがあります。改変や応用などはしていただいても構わないとは思いますが、情報共有という観点から、参加される方以外で、もしもこのベンチを元に改変して活用される場合はまでご連絡下さい。媒体等への転載なども同様です。また、このベンチによって発生するいかなることについても(マシンの調子が悪くなったとか、バージョンアップして損したとか(笑))、主催者は一切責任を負いません。 ...MacDTV.com佐藤やすしさん、AkiraKさんほか、条件設定にアドバイス・ご協力いただいた皆様ありがとうございます。 2001 FinalCutPro Unofficial.,Allrights Reserved.