2002.12.12

<超番外コラム>

12/12
 
「報道」つっても…
ノーベル賞受賞の日本人のお二方の報道が行き過ぎて日本の恥さらし(^_^;)になっていることが取り上げられていますが、個人的に一応良識があると感じていた某筑○さんの深夜ニュース番組でも「ダンスはしたんですか?」なんてどーでもいいことを直撃インタビューしていたりして、なんだかなあって感じでした。

電車の中吊りでも、人権侵害や超偏向報道をまっしぐらに追求している週刊○春、週刊○潮、週刊ポ○トなどが「○○の驚くべき人権侵害!!」とか「△△の許されざる偏向報道!」なんて派手に書き立てているさまは、滑稽ですらあります。自分のことは棚に上げて、とは正にこのことでしょう。そうそう、来に入らない相手に「品性下劣!」とのたもうていた某夫人も先日「品性下劣」な雑誌に吊るしあげられておりましたが、それもご愛嬌でしょうか。

しかし、 「嘘も百回言えばなんとやら」とか、広告にも通じるイメージ戦略的な面からは、本文がどれだけ内容が薄くて見出しと関係なくとも、中吊りの文句しか目にしない人たちにとっては実態を知らぬまま見出しのイメージを持ち続けることになるわけですから、興味本位のバッシング対象にされた方はたまったものではありません。こうした雑誌のプロセスは「まず見出し」、そして「それから本文」で、広告面の見出しを最重要視している点ではジャーナリズムではなく正に「広告」なわけです。ニュースではなくバラエティなんですね。

日本の名誉毀損に対する罰則が超ご奉仕価格なのも、こうした節操のない一部のマスメディアを助長させているわけです。屁みたいな賠償金を払ってちょこっと「ごめんなさい」を誌面の片隅に掲載したって、誰も見やしませんからね。「謝罪文を、広告にその記事の見出しと同等の大きさ又は何cm以上で掲載せよ」くらい言わないと、被害者にとっては本当の賠償にはなりません。ある日見た見出しの記事が嘘だったとしても、その裁判の結果なんて通勤客はおろか、読者ですら誰も知りません。

それとなにより、 私は なんというかその、書いている方々はどれだけご立派な方々なのかということが非常に気になるんですね。人のことをそれだけ刺せる資質をお持ちなんでしょうか??? 要は「あんたに言われたくはないよ」ってやつです。こんなの、報道でもなんでもない、ただのゴシップですよね。「ニーズがあるわけだし、それもビジネス」といったご意見もあるかとは思いますが、人の揚げ足にエロネタをつけあわせて食いつないでいるってのも、実際虚しくないんでしょうか(^_^;;。ニーズを追求していった結果、スウェーデン外務省などから批判されてしまうこともまた事実です。

また、そんな信用も何もない(実際取材してないとか、署名記事でない無責任なものがほとんどの)ただのネタ記事を似非(エセ)公僕の方々が税金で運営している国会に持って来て、公共放送で「こう書いてあるが」なんて臆面もなく言ってるといった例も何件か見ましたが、、、ああいった場では、それが真実かどうかなんて関係ないようで、大抵その質問自体ネタなわけですが(爆)、名誉毀損ネタを持ってきて「どうよ」と言ってること自体が名誉毀損になるってことは問題にならないらしい(-_-?)。情報社会では、「誰が言ったか」を重視しなければならないと思うのですが。

それでもゴシップ誌はゴシップ誌らしい見た目(スポーツ紙の「某スポ」くらいだと、潔くてある種エンターテインメント性すら感じますが(爆))をしているのならまだしも、文芸誌を装って、開いてみるとエライことになっている週刊○潮なんてのもまた姑息だったりして。

また、ある側面ではこうした議論も必要になってくるわけです。
#子供の教育向け雑誌を出している小○館までエロゴシップ誌なんぞを出しているポリシーのなさも、それこそいかがなものか?「子供のうちはピカピカの一年生、大人になったら週刊ポ○トを読みましょう」って、ホントにそれでいいのか??(^_^;)

というのも、先日この映画を見る機会があったからなんですが。
#テーマとしては なかなか興行面で難しいながら、こうした記録映画ってのは重要だと思います。
#記録映画と言う意味では、こちらも映像業界の方には一見の価値があるかと思います。


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