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2001.11.15
FinalCutPro Unofficial
InterBEE 2001速報


InterBEE(国際放送機器展)2001の速報です。 あんまり時間がないのと基本的には放送/業務機器なので詳しくご紹介はせず、アップルブースを中心にざっとお届けします。

今年はHDとネットワークによる 放送品質の 映像伝送がポイントのようで、どこに行っても NLEはHD、その他はエンコーダーや ネットワークインターフェースばかり (関心がそれしかないからそう感じただけっていう話も(^_^;)) 。

まあ、毎年いい刺激になります。


Avid

Avid | DS HDのデモ。
一色だけを残して他の部分の色をいとも簡単に抜いています。

Canopus

ちょっと気になったのが、Canopus社の業務用ノンリニアシステム "CWS-100" 。
Canopus社らしからぬ(?)クールなインターフェースは、どこかで見たような テイスト。

Discreet

Combustion2。
まだαだそうですが、MacOS X上でサクサク動いてました。

上位のInfernoなどに採用されている スケマティックビューという名前の ツリー表示が 採用になったそうです。

合成系は、これといいAvid | DS, AfterEffectsといい、レイヤー構造を ツリー表示できるのが定番化しつつあるみたいですね。

陰陽師の合成デモ(Inferno)は、デモンストレーターさんが緊張されていたようで惜しかった?
(まあいつもながら、とんでもない機能をこれでもかと見せてくれはしましたが(笑))

Cleaner5。

大きい変更はないようです。

Cleaner Live。

よく見ると、左の方にまだ「目玉」が付いてますね。

旧Media100の製品は以上で、CineStreamは展示していませんでした。

Apple


プレスリリース ブース内出展社配置

今年のアップルブースは、いつになく充実してた気がしました。
ブースのコマ数も結構あったんじゃないかなあ…。

今年はSolution Expertsというコンセプトを全面に打ち出してました。
会場にいると他のブースに隠れてちょっと見えづらいですが、近づくと結構目立ちます。

結構、人が多くて賑わってました。

ひとつひとつのコマは狭いんですけど、どのブースにも常に何人か見学している人がいて、隔離病棟みたいだった(笑)World PC Expoとは大違いの印象。

#スタッフも多かったからかな? でもこれだけのスタッフが入ってるのも今までにないことです。

MacWIREの松尾編集長/大出さんもいらっしゃってました(写 真はありません)。
オーディオスイートのNUENDO。
編集の上がった映像などを表示させながら高度なミキシングが 行えます。

先日トップページでご紹介したタックシステム社も、ソリューションパートナーで出展されていました。
JL CooperのMCS 3も有ったので触ってきましたが、こりゃあ完全にスタジオ設備用ですね。感触もお値段も素晴らしかったです。 その右にあるのはベーカムなどについてるSONYのジョグシャトを搭載した物なんですが、RS-422にしか対応していないとのことで、DVには使えません。残念

フラッシュバック社は RTMacを展示。
フォーカルポイント社
DigitalVoodooの非圧縮ソリューションを出展。
インディーゾーン社の出展は、HD素材を取り込んで、FinalCutProでMAYAの3D映像と合成した物をアップコンしてHDに戻すというもの。

イメージワン社はPinnacleのCinneWaveを展示。CineWaveはPinnacleブースや三信電気ブースでも展示されており、「時代はHD」とばかりにHDソリューション花座盛りの会場で 結構露出してました。

SoftwareToo社は、DVD制作ワークフローやMedia100、MAYAなど計4コマ程も出展してました。


もはやメンテナンスモード?のMacプラットフォーム版Avid。うちはMacで成長したし、ユーザーも多いし、まあ残しておくか、といった感じでやる気が感じられないのは、気のせいかな〜?

逆に、SymphonyとかDSとか、他のブースに行くと最先端のシステムが見られるなか、MediaComposerが見られるのは貴重なのかも?

そんなわけでなんだか肩身が狭そうに見えたのは私だけでしょうか(^_^;)

誰がどう見てもFCPのほうが元気だったっす。

FCP Unofficial的アップルブース総評:
冒頭にも書いた通り、かなり見甲斐がありました。
ほかにも映像検索システムやストリーミング関係、オーディオ関連などの展示があったのですが、ここでは置いておくことにします(笑)。

とはいっても、並み居る同系製品(=ライバル)各社もそれなりに気合いの入った製品を出している強者ばかりですから、油断はしていられませんね。サポートやサードパーティーへの対応など、ユーザーの求めることにどれだけ対応できるかも課題になるのではないかとは思います。でも、結構な力の入れ方だったのは安心しましたけどね。

まあしかし、量販店で買えるたかだか10万円前後のFinalCutProが、システム構成によっては数百〜数千万円クラスのシステムの中で検討してたのも印象的でしたが、この不況の中、 AvidやDiscreetなどの高価で高度な機能が必要な プロダクションなんて、売る方も買う方もそんなに数はないと思ってるんじゃないかと思いますし、そう考えると、それこそ個人のホビーや低予算至上のプロダクションでの DV編集から放送局の非圧縮/HD完パケ、映画製作まで好きなように対応させられるFinalCutProって、やっぱりよく考えると大したもんですよね。

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